9月9日の十勝岳
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- GPS
- 09:24
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,546m
- 下り
- 1,545m
コースタイム
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 2:31
- 合計
- 9:25
天候 | 晴から晴、時々、硫黄 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
夜は、どこも危険なのかな。爆風に乗っかって飛んでくる噴煙と砂礫は臭いし痛い。 |
その他周辺情報 | 吹上温泉に入れます。露天風呂やけど、タダ。最高に気持ちがいい。男に生まれて良かったよ。 |
写真
感想
十勝岳ナイトハイク!
午後7時、満点の星空を見上げ、リアゲートを閉めて車中泊。笑いが止まらん。
午前0時、にやけながらリアゲートを開ける。真っ白。リアゲートを閉める。
午前1時、やっぱり行くかと、諦めてリアゲートを開ける。
ナイトハイクですので、当然真っ暗。
最初の一歩が出にくいな〜、ビビりだから。
イキって、ガンガン行くと次第に目が慣れて、月明かりも良い感じ。
地球で一人っきりになったらきっとこんな感じね。
地面と空の間に立つ。
五感も第六感も研ぎ澄まされる。
空気も凛と引き締まる。
地球に吸い込まれそうな感じ。
目の前に黒い壁。あ、小屋か。
この先は、火山岩石地帯。
一段高くなるこの側面は、恐竜の背骨を見ているよう。
グランド火口の稜線までもくもくといく。
稜線は、割と爆風、噴煙ももくもくといく。
ちょっと、硫黄にやられた。
ナウシカなら
「少し肺に入った」
と言うなきっと。
口と鼻をフードで覆い進むと今度は、
砂礫攻撃
これは、痛い、ウソやん!
とっとと急登ゾーンまで逃げる。
風をかわしたので、噴煙群を見ると、中心部が赤く光っている。
地球の核心の末端。生きてる。
ピーク手前で、空が染まり始める。
奴がくる。
ピークで待っていてくれたのは3っつのボッコ。
最高にいい色に染まる。
あったかいコーヒーでご来光劇場を鑑賞。
至福の時、モンベルさんの水筒、最高に使える相棒。
先には、美瑛岳へのトレイルが続く。
これ見て行かないという選択ってあるのかな?
行ったことがある方なら、きっと行くと思う。
僕もその一人。
このトレイルから見る十勝岳は最高に勇ましく、ほかの惑星みたい。
十勝岳の登りは地球を感じ、美瑛岳へのトレイルでは、火星を感じる。
行ったことないけど。
望岳台からじゃ、見えない大地の内側に感動しながら、
チングルマの大群に感動しながら、
大地の始まりみたいなとこを行く。
トレランさんも同じ道を爆走。見えてる景色は違うんだろな、たまには歩いてね。
そして、美瑛岳へ。
この先は、無言で降りる。
毎回思う。
ここまでは、天国。この先地獄。
でも赤と黒の沢は、地球の割れ目っぽく楽しかったな。
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