年のはじめの北横岳

2013年01月01日(火) [日帰り]

• GPS: 05:04
• 距離: 5.6km
• 登り: 278m
• 下り: 282m

コースタイム

9:47 ロープウェイ山頂駅（登山者カード記入、準備など）- 10:00 坪庭 - 11:35 北横岳ヒュッテ - 12:00 南峰 - 12:05 北横岳山頂（陽射し待ち）- 12:40 北横岳ヒュッテ（昼食）- 13:20 坪庭 - 14:05 縞枯山荘周辺散策 - 14:45 ロープウェイ山頂駅

天候

平地では朝から晴れていましたが、山の上に雲がかかっているのが見えていました。
現地（ピラタス）に到着してから上を見上げるとやはり雲。
あまり色の暗くない雲でしたので、やはり山頂付近だけを覆っているようでした。
結果、この雲は1日中ほとんど晴れることなく薄曇りでした。
ほんの時折晴れ間がのぞきましたが残念ながら眺望が得られるほどではありませんでした。
北横岳山頂付近だけではなく、坪庭でも風は強めでした。
ロープウェイ山麓駅の看板によると山頂付近の気温は-14℃だったものの、風が強かったので体感的にはかなりの寒さでした。

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

元旦ということもあり人出は少なく、レストハウスの目の前に車を停めることが出来ました。
スキー客が多かったことからロープウェイは10分おきの運行でした。
JAF会員証を提示すると1割引きになります。
無くてもWEBクーポンを印刷して持参すれば大丈夫です。
http://kitayatu.jp/index.php

コース状況／危険箇所等

【危険箇所】
北横岳ヒュッテから山頂手前は積雪が1m近くあるのでとても歩き易い反面、雪の下の空洞を踏み抜くと足を痛める可能性があります。気を付けましょう。
初めて12本爪を使いましたが6本よりも斜面に食いつくのでとても楽ですし、6本では無理かも！？という場所も何箇所かありました。

【登山ポスト】
山頂駅改札横にあります。
書いている人は私達以外に誰もいませんでしたが、皆、Web提出なのでしょうか？

【下山後のお楽しみ】
こけももソフト ミックス（\350）を頂きました。
ちなみに山麓駅のレストランは15時で終了してしまいます。
食べたい方はお早めに。（ソフトクリームは15時以降も食べられます）

写真

1/3 2:28

横川SA手前です。
とても良い天気！期待は否が応でも高まります。

1/3 2:28

佐久南ICから降りると空には不思議な物体が・・・。金魚？　いや。正月なので鯛でしょう（謎）

1/3 2:28

北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅に到着。ありゃりゃ？この空の色はなんだ？！

1/3 2:29

山頂は曇りみたい。回復の見込みはあるんだろうか？

1/3 2:29

雪で真白になったロープウェイのゴンドラとすれ違います。厳寒って感じがしますね。

1/3 2:29

山頂駅が極地の秘密基地みたいになっていました。

1/3 2:29

登山届はここで書いて即提出します。

1/3 2:29

坪庭到着〜

1/3 2:31

周囲は予想通り真っ白。雲が白いので厚みはなさそう。天候回復に薄い期待を寄せてスタート。

1/3 2:43

まずはこれでしょう（笑）
でも、凍っていて固かったみたい。

1/3 2:31

登山道はけっこう踏み固められているので、スノーシューはやめてアイゼンをチョイス。

1/3 2:29

少し進んで振り返るとこの景色。真冬ですねー

1/3 2:29

ハイマツの木の下に天然の雪洞？が出来ていました。ノウサギとか隠れていないか思わず覗きこんでしまいます。

1/3 2:31

背中にはスノーシュー。北横岳を降りたら縞枯山方面散策で使います。

1/3 2:34

よく締まった雪に新雪が乗っていて歩くとキュッキュッと良い音がします。

1/3 2:29

北横岳山頂は全く見えません(T-T)

1/3 2:29

森の中の積雪は40〜50cmといったところでしょうか。

1/3 2:29

凍結してツララが下がっていても緑を保っています。

1/3 2:29

凍結した森。どっちを向いても同じ景色に見えます。

1/3 2:29

遠くに山頂駅が見えます。その先に微妙に青空が。

1/3 2:29

三ッ岳分岐に来ました。看板の凍結具合がいい雰囲気です。

1/3 2:29

三ッ岳も雲よりは下なので、ここと似たような景色が見られるんでしょうね。

1/3 2:29

北横岳ヒュッテが見えてきました。

1/3 2:34

天狗と一緒に1枚。まぁ、定番ですね。

1/3 2:29

山頂へ向かいます。この辺りの雪もサラサラです。

1/3 2:30

スノーモンスター1「恐竜」登場〜
景色が代わり映えしないもんで、つい（笑）

1/3 2:30

おっ、青空だっ！
急にスピードアップしたのは当然ですね。

1/3 2:34

しかし、頑張った甲斐もなく真っ白な景色。しかもストックが風になびくほどの強風！

1/3 2:30

ここで天気の回復を待つのは寒過ぎるので北峰へ向かいます。

1/3 2:30

周囲の木々は樹氷とエビのしっぽで面白い姿に変身していました。

1/3 2:30

石碑は形に面影がありますね。

1/3 2:30

そうこうしているうちに一気に晴れ間！向こうにいる登山客も景色を楽しんでいる様子。

1/3 2:30

佐久方面はこんな感じです。やはり青空はいいですよね〜

1/3 2:34

青空を見てちょっとテンションアップ（笑）

1/3 2:30

さらに少し待つと蓼科山の山頂が見えそうになって来ました。もうちょっとで見えるんだけどなぁー。諦めて元来た道を引き返します。

1/3 2:30

足元にゴシキエビのようなエビの尻尾が。

1/3 2:30

スノーモンスター2。SF映画のクリーチャー風です。

1/3 2:30

スノーモンスター3。こっちはファンタジー映画の巨人風？

1/3 2:30

青空と樹氷。すっきり晴れると良いんだけどなぁ。

1/3 2:30

よそ見していると踏み抜きます。けっこう深いので要注意。

1/3 2:30

細い枝もこの通り。

1/3 2:32

北横岳ヒュッテまで戻って来ました。微妙に青空が出ています。軽く昼食を食べて先へ。それにしても-10℃を下回ると菓子パンが凍るんですねー(^^;

1/3 2:30

シャクナゲの越冬スタイルです。これで春まで耐えるんですね。

1/3 2:31

こちらはスゲの仲間でしょうか。

1/3 2:31

縞枯山荘が見えるところまで下って来ました。降りるのは速いです。

1/3 2:32

上から見る坪庭全景です。あまりの寒さと風に散策する人はほとんどいません。

1/3 2:32

縞枯れ部分は凍った枯れ木が並んでいます。

1/3 2:31

坪庭は完全に雪の下です。オコジョやノウサギの足跡でも・・・と思ったのですが全く見つかりませんでした。

1/3 2:31

縞枯れ分岐です。この下りは急ですが12本爪だと本当に楽に降りられますね。ここでスノーシューに履き替えました。

1/3 2:31

縞枯山荘前にあるお地蔵さんです。お供え共々凍てついています。

1/3 2:31

枯れ木と凍り付いた森。モノトーンの世界です。

1/3 2:34

5月の立山以来のスノーシューです。歩くとキコキコ音がするので帰ったらオイル注さないと。

1/3 2:31

縞枯山の登山口ですが今日はここまで。先へ進むのはまた今度。

1/3 2:31

スノーモンスター4。シロサイがいました。

1/3 2:32

遠くに青空。楽しかったけど天候的には残念だったなぁー

1/3 2:34

さようなら縞枯山荘。

1/3 2:31

赤いリボンがハタハタとなびいていました。けっこうここも風があります。

1/3 2:31

鹿の食害ですね。あちこちに皮をむしり取られた木がありました。これ以上食べられたら枯れてしまいます。

1/3 2:31

スノーモンスター5。マーライオンか？！

1/3 2:31

スノーモービルもこんな風に停まっていると、なんとなく雪の中のオブジェみたいです。

1/3 2:31

さぁ、真っ白になっている秘密基地から下山です。

1/3 2:32

下りのロープウェイはガラガラ。我々と1組の登山客、そして車掌さん？だけです。

1/3 2:31

こけももソフトを頂きます。が、この形って(^^;　普通、もう1段くらい無いですか？

撮影機器：

COOLPIX S9100 NIKON

NIKON D5000 NIKON CORPORATION

NIKON D800 NIKON CORPORATION

感想

tszk

昨シーズンのはじめ（2011/12/10）以来の雪の北横岳でした。
元旦なので少しは空いているだろうという予想通り、スキー・ボード客9に対し登山客1程度でしょうか。
坪庭の方へ進む人はまばらで、とても静かな山行を楽しむことが出来ました。
これで天気さえ良ければ最高だったんですが、まぁ、こんなもんでしょう。

一応、目的がいくつかあって、新調した靴と12本爪アイゼンのチェック（というかレビューネタ）、カメラのバッテリーの持ち具合チェックですが、これらは日記にレビューとして載せた方がいいですね。

装備の話が出たついでですが、北横岳を長靴で下山してくるオジサンがいました。
慎重に歩を進めているのは見ていて分かりましたが、万が一スリップして他の登山者を巻き込んで滑落でもしたらと思うと、ちょっとゾッとしました。
少し後から「長靴のおじさん通った？」と、心配されていた方もいましたので同じように不安を感じたんでしょうね。

さて、話は変わって元旦早々にテンを見ることが出来ました。
北横岳ヒュッテのトイレ奥の森の中を走り去るところでしたが、雪山で生きた野生動物を目の当たりに出来るなんて幸先良いです。
これでバッチリな1枚が撮れていたら・・・なんて、望み過ぎですかね(^^)

ということで、久々の山行が雪山。さらにテンにも出会えて何やら良いことがありそうな2013年初山行でした。


ちなみに、前回の雪山シーズンの山行記録はこちら
　→ http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-155148.html
　（この時は天気良かったなぁ）

また、雪の無い季節はこちら。
　→ http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-224775.html