2012-2013 年越しは鳳凰三山縦走!
- GPS
- 80:00
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,882m
- 下り
- 2,178m
コースタイム
12:00 夜叉神峠登山口→13:15 夜叉神峠 ※夜叉神峠小屋泊
■2日目(12/31)
7:20 夜叉神峠→8:55 杖立峠→11:00 苺平 11:05→11:40 南御室小屋 12:00→13:45 薬師岳小屋 ※薬師岳小屋泊
■3日目(1/1)
7:40 薬師岳小屋→7:55 薬師岳→8:45 観音岳→10:35 赤抜沢ノ頭→10:45 地蔵岳→11:30 鳳凰小屋 ※鳳凰小屋泊
■4日目(1/2)
8:15 鳳凰小屋→9:30 燕頭山→9:55旭岳→11:55 御座石鉱泉
天候 | ■1日目(12/30) 雨→みぞれ ■2日目(12/31) くもり時々晴れ ■3日目(1/1) 晴れ ■4日目(1/2) 小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■御座石鉱泉登山口 御座石鉱泉に広い駐車場があるが、青木鉱泉との分岐から最後の1kmほどはかなりの急斜面で細い橋もある。 復路はここがガチガチのアイスバーンになっており、4WD スタッドレスでも何度も横滑りしながら下りました。 次回は御座石鉱泉まで車で登らず、青木鉱泉との分岐に駐車して登山口に歩いて向かいたいと思います。 ※御座石鉱泉登山口に冬でも使えるトイレあり。 ■夜叉神峠登山口 芦安〜山ノ神〜夜叉神峠の林道はこの時期は開通していますが、積雪や凍結状況によって山ノ神から不定期に通行止めになることがある。 山ノ神から夜叉神峠登山口まで歩いて2時間ほど。 この季節に夜叉神峠から登る場合は、通行止めのリスクを考慮しておく必要がある。 ※夜叉神峠登山口に冬でも使えるトイレあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通して尾根沿い、稜線沿いのルートなので、雪崩の危険性は低い。 稜線は風が強いため、吹き飛ばされないように。 年末年始は入山している登山者が多いのでトレースが残っておりラッセルを強いられたり、道に迷うことはありませんでしたが、木々にルートを示す赤やピンクのテープが貼られていないため、トレースがないときは道迷いに注意。 今回、ワカンを持って行きましたが、使用しませんでした。 また、山小屋とは言え、夜は寒いです。 冬用のシュラフを持って行って正解でした。 ■夜叉神峠登山口→夜叉神峠→杖立峠→苺平 緩やかな登り。危険箇所なし。 ■苺平→南御室小屋 緩やかな下り。危険箇所なし。 ■南御室小屋→薬師岳 南御室小屋を出ると急登。 稜線に出ると風が強い。 ■薬師岳→観音岳 緩やかな登りの稜線。展望が良いが、風が強い。 雪庇を踏まないように。 ■観音岳→地蔵岳 観音岳からは岩場の急な下り。風も強いので通行注意。 下り切ると、赤抜沢ノ頭へ向けて登り返し。途中、岩を乗り越えていく箇所あり。 積雪時はルート不明瞭。慎重に。 ■地蔵岳→鳳凰小屋 急斜面の下り。危険箇所なし。 ■鳳凰小屋→燕頭山 緩やかな下り。危険箇所なし。 ■燕頭山→御座石鉱泉 急な下り。危険箇所なし。 |
写真
感想
「年末年始は鳳凰三山に登りたい!車が2台あればお金と時間をかけずに縦走できるんだけれど」という山仲間の提案に乗りました。
夜叉神峠登山口と御座石鉱泉登山口にお互いの車を止めておいて、小屋泊まりで夜叉神峠から鳳凰三山を縦走して御座石鉱泉に下山するプラン。
夏なら1泊2日でも十分可能ですが、冬は雪が深くラッセルを強いられるかもしれないし、稜線は西からの強風で進退窮まることもあるかもしれないというリスクを考慮して3泊4日で。
夜叉神峠から薬師岳までは樹林帯で問題はないのですが、核心は薬師岳〜観音岳〜地蔵岳の稜線。
雪が深く時間がかかったり、強風で進めなくなった場合は潔く引き返そう、と常に退路を意識した山行でした。
初日は雨でしたが、核心である稜線歩きの元旦は快晴!
風も想定よりも強くなく、白峰三山や富士山を眺めながら快適に雪の稜線を歩けました。
そして、憧れの雪化粧のオベリスク!
3日かけてがんばって歩いてきた甲斐がありました。
山小屋ではおいしいご飯とお酒をいただきながら登山者の皆さんと楽しい会話。
さすが年末年始を山で過ごそうという方々はかなり山に精通した方です。
とても勉強になりました。
2012年の山行回数、山で過ごした日数は45回、59日。
今年も昨年以上に山に登りたいと思います。
■1日目(12/30)
朝、9時半ごろ山仲間と御座石鉱泉の駐車場で合流。
仲間の車に乗り換えて夜叉神峠登山口へ。
山に登っている間に大雪が降って、夜叉神峠までの林道が通行止めになるかもしれないリスクはあるけれど、「そのときはそのときだ!」と腹をくくって雨の中出発。
気温が高く、足元の雪がぐじゅぐじゅにとけて歩きにくい。
1時間強で夜叉神峠小屋に到着。
雨はみぞれになっていました。
小屋に入りウェアを乾かします。
この小屋がとても快適。
コタツはあるし、みかんも食べられるし、ご主人のお話も楽しいし。
晩ご飯はすき焼き!
そして、毎年12/30にやって来るという常連のお客さんが持ってきたお刺身!
日本酒もふるまっていただき、山談義をしながら楽しい宴会でした。
夜は足元に豆炭のこたつも貸していただき暖かな夜を過ごせました。
■2日目(12/31)
朝は自炊の予定だったのですが、小屋のご主人から大碗に入った豚汁とお餅をサービスしていただきお腹いっぱいで出発。
ありがとうございました。
天気は悪くないです。ちらちらと白峰三山が見える状態。
でも、薬師岳小屋までは樹林帯なので展望は期待できず。
たんたんと緩やかに登り続けます。
幸い、雪が締まっており、トレースがしっかり付いているので、ほぼコースタイムどおりに進行。
稜線に出ると風は強いですが、14時ごろ薬師岳小屋に到着。
晩ご飯はおでん。おいしかった。
豆炭こたつを500円でレンタルしてポカポカ眠れました。
■3日目(1/1)
元旦。朝目覚めると快晴!
15分ほど登ると薬師岳の頂上。
白峰三山が美しい!そして富士山も!
風も強いですが想定内。
美しい景色を楽しみながら観音岳へ向かいます。
稜線も雪は深いですが、トレースがしっかりしているので歩きやすい。
快適な稜線歩きです。
観音岳に着くと、憧れの地蔵岳オベリスクが見えます!
そして甲斐駒も。
ちょっと休憩して地蔵岳へ向かいます。
観音岳から地蔵岳までがかなり急な下り。
そして、下り切ると岩場を登り返します。
これがけっこうキツイ。
トレースが残っていたから迷わずコースタイムどおりに行けましたが、トレースがなく、ラッセルしながらだとかなり時間がかかったと思います。
赤抜沢ノ頭からの地蔵岳オベリスクがステキ。
バックには八ヶ岳がきれい。
賽の河原に下りてオベリスクを見上げます。
かっこいいなぁ。
賽の河原のお地蔵さんは雪をかぶって寒そうにしています。
30分ほど下って鳳凰小屋へ。
順調に行きすぎて、なんと12時前についてしまいました。
昼間はこたつに入ってまったり。
晩ご飯はカレーライスとけんちん汁。
おいしかったぁ。
この日の小屋の宿泊者は6人ほど。
夜はこたつを囲んでランプの光で楽しいひと時。
小屋番のお兄さんとお姉さんがステキでした。
■4日目(1/2)
この日はもう下るだけなので気楽な感じ。
小雪の舞う中、8時過ぎに出発。
燕頭山からはかなり急な下りです。
これは登るのが大変だろうなぁ。
12時ごろ御座石鉱泉に到着。
おつかれさまでした。
でも、御座石鉱泉からガチガチに凍った急な坂道を車で下っていくのが大変。
何度も横滑りしました。
細い橋をわたるときはヒヤヒヤ。
今度来るときは御座石鉱泉まで上がらずに、青木鉱泉との分岐のあたりに車を止めて歩いて上がることにしよう。
夜叉神峠までの林道は通行止めになっておらず、無事に車を回収。
芦安の岩園館で4日ぶりのお風呂。
露天風呂が広くなかなかよいお風呂でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する