ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 258097
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
丹沢

ヤビツ峠-塔ノ岳-蛭ヶ岳-大室山-畦ヶ丸-中川温泉

1989年11月23日(木) ~ 1989年11月25日(土)
 - 拍手
GPS
22:50
距離
36.4km
登り
2,975m
下り
3,370m

コースタイム

11/23 ヤビツ峠0920-1030三ノ塔1050-1220新大日1230-1320塔ノ岳1350-1500丹沢山1520-1700蛭ヶ岳
11/24 蛭ヶ岳0630-0750神ノ川乗越0815-0950檜洞丸1020-1210犬越路1300-1440大室山1500-1610加入道避難小屋
11/25 加入道避難小屋0700-0900畦ヶ丸0920-1030一軒家避難小屋1100-1230中川温泉
天候 11/25 晴時々曇り
11/26 曇り時々晴
11/27 曇り 気温高め
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
秦野-

感想

11/23
半年近く、夜行列車で出発する山行が続き、朝出かけるのは5月の雲取山以来だ。
しかも準備に夜遅くまでかかったので、朝起きるのが辛かった。
秦野駅で登山者がどっと下車。臨時切符売場なるものまでできている盛況に唖然と
したが、
バスが増発されていて、予定より早く出発できた。富士見山荘から山道となったが、
霜融け後のぬかるみと重荷でペースが上がらない。三ノ塔あたりからは、人に抜かされても
気にしないことにした。天気は悪くはなかったが、遠くは霞んで見えない。
塔ノ岳はすごい人出で、百人近くはいたと思う。時間も遅いので長居せず出発。
下りの北向き斜面はぬかるみがいよいよひどい。塔ノ岳のトイレ至近に始まり、
丹沢山までの間に鹿に3度会う。一度は5mほどのところでいきなり笹やぶから
跳ね上がったので胆をつぶした。
明るさが辛うじていくばくか残る時点で蛭ヶ岳山荘着。夫婦でやっていて2人共
親切だったが、水に苦労しているようで、食事を頼んだ人にはレトルトの赤飯が
出されていた。
11/24
加入道までの予定で出発。犬越路共々小屋に問題がないのは蛭で聞いたので安心だが、
水はここから遠くない神ノ川乗越にあるきりである。
小屋を出ると、鹿が一頭、笹の葉を食べていた。後で聞いた話では、この鹿は常にここにいて、
蛭ヶ岳山荘の鹿として広く知られているとのこと。
蛭ヶ岳の下りは北西面のため霜柱が立っていた。本格的に凍って雪でも積もると
大変だろう。細かい起伏をこなして神ノ川乗越。水を汲んで、檜洞丸の登りがきつい。
檜洞丸山頂は展望はないが感じが良い。青ヶ岳山荘は無人。
大鉞、小鉞の下りにかかる。登りならば大したことはないだろうが、下りで
重荷だったのでそれなりに難所に思えた。下り終えてほっとすると、間髪を
おかずにきつめの登りが必ずあるのもしゃくにさわる。
そんなわけで、距離を稼げない割に疲れて、正午にやっと犬越路に着いた。
大室山の登りは、細かい起伏があるもののおおむね一本調子の登りで、
喉の渇きを除けば楽だった。大室山も展望はなく、煙草を一本喫って加入道へ向かう。
日没よりは大分早く、加入道の小屋に到着。運よく水が手に入れば、
翌日は菰釣山避難小屋に泊まって、山中湖まで行くつもりだった。
しかし、この小屋には天水桶はあっても中身は汚れていて使う気には
なれず、翌日は下山することにした。

11/25
3時過ぎ頃か?、寒くて目が覚めた。そのままうつらうつらしていると、光が近付いてきて、
小屋の戸がいきなり開けられた。びっくりしたが戸はすぐ閉まった。何だったのかと不思議だったが、
朝、出発して小屋を出て200m程行くとテントが張ってあり、多分その人たちが
小屋を覗いたということだったと思う。
さて、今日もまた、細かい起伏の多い、展望のない道なので、すぐに飽きてきた。いくつめかのコブの上で休んでいると猟犬らしい犬が寄ってきて、私が歩き出すと、
先に立って吠えながら走っていく。怪我した主人を助けようとする名犬か?
と思って追っていったが5分ほどで見失った。
その辺で一応声を出してみたがもちろん応答はなく、対向してきた人に犬の話をすると、
前夜泊まった白石沢キャンプ場で、ハンターが犬が一匹いなくなったという話をしていたので、
その犬だろうということで落着した。
そこから畦ヶ丸まではすぐで、ここも展望のない場所だった。畦ヶ丸避難小屋は
加入道と同じような作りだが、ここにはストーブがあり、数人が、まだシュラフに入っていた。
それとは別に、今朝早く箒沢から登ってきた2人連れいて、一緒に下山することにした。
畦ヶ丸から大滝峠までは、コースタイムの半分ほどでついた。そこから沢沿いとなり、
小滝などを眺めながら、一軒家避難小屋に着いて昼食とした。この辺は、まだ紅葉が結構残り、
渓相も美しかった。実りの少なかった今回の山行きを思い返し、やっぱり丹沢は
尾根より沢が良いのだろうか、等と思いながら中川温泉に下った。4

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1218人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 丹沢 [日帰り]
西丹沢→大室山→加入道山→畦ヶ丸→中川温泉
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 丹沢 [2日]
丹沢主要(檜洞丸・蛭ケ岳・丹沢山・塔ノ岳・大山)縦走
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら