ヤビツ峠-塔ノ岳-蛭ヶ岳-大室山-畦ヶ丸-中川温泉
- GPS
- 22:50
- 距離
- 36.4km
- 登り
- 2,975m
- 下り
- 3,370m
コースタイム
11/24 蛭ヶ岳0630-0750神ノ川乗越0815-0950檜洞丸1020-1210犬越路1300-1440大室山1500-1610加入道避難小屋
11/25 加入道避難小屋0700-0900畦ヶ丸0920-1030一軒家避難小屋1100-1230中川温泉
天候 | 11/25 晴時々曇り 11/26 曇り時々晴 11/27 曇り 気温高め |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
感想
11/23
半年近く、夜行列車で出発する山行が続き、朝出かけるのは5月の雲取山以来だ。
しかも準備に夜遅くまでかかったので、朝起きるのが辛かった。
秦野駅で登山者がどっと下車。臨時切符売場なるものまでできている盛況に唖然と
したが、
バスが増発されていて、予定より早く出発できた。富士見山荘から山道となったが、
霜融け後のぬかるみと重荷でペースが上がらない。三ノ塔あたりからは、人に抜かされても
気にしないことにした。天気は悪くはなかったが、遠くは霞んで見えない。
塔ノ岳はすごい人出で、百人近くはいたと思う。時間も遅いので長居せず出発。
下りの北向き斜面はぬかるみがいよいよひどい。塔ノ岳のトイレ至近に始まり、
丹沢山までの間に鹿に3度会う。一度は5mほどのところでいきなり笹やぶから
跳ね上がったので胆をつぶした。
明るさが辛うじていくばくか残る時点で蛭ヶ岳山荘着。夫婦でやっていて2人共
親切だったが、水に苦労しているようで、食事を頼んだ人にはレトルトの赤飯が
出されていた。
11/24
加入道までの予定で出発。犬越路共々小屋に問題がないのは蛭で聞いたので安心だが、
水はここから遠くない神ノ川乗越にあるきりである。
小屋を出ると、鹿が一頭、笹の葉を食べていた。後で聞いた話では、この鹿は常にここにいて、
蛭ヶ岳山荘の鹿として広く知られているとのこと。
蛭ヶ岳の下りは北西面のため霜柱が立っていた。本格的に凍って雪でも積もると
大変だろう。細かい起伏をこなして神ノ川乗越。水を汲んで、檜洞丸の登りがきつい。
檜洞丸山頂は展望はないが感じが良い。青ヶ岳山荘は無人。
大鉞、小鉞の下りにかかる。登りならば大したことはないだろうが、下りで
重荷だったのでそれなりに難所に思えた。下り終えてほっとすると、間髪を
おかずにきつめの登りが必ずあるのもしゃくにさわる。
そんなわけで、距離を稼げない割に疲れて、正午にやっと犬越路に着いた。
大室山の登りは、細かい起伏があるもののおおむね一本調子の登りで、
喉の渇きを除けば楽だった。大室山も展望はなく、煙草を一本喫って加入道へ向かう。
日没よりは大分早く、加入道の小屋に到着。運よく水が手に入れば、
翌日は菰釣山避難小屋に泊まって、山中湖まで行くつもりだった。
しかし、この小屋には天水桶はあっても中身は汚れていて使う気には
なれず、翌日は下山することにした。
11/25
3時過ぎ頃か?、寒くて目が覚めた。そのままうつらうつらしていると、光が近付いてきて、
小屋の戸がいきなり開けられた。びっくりしたが戸はすぐ閉まった。何だったのかと不思議だったが、
朝、出発して小屋を出て200m程行くとテントが張ってあり、多分その人たちが
小屋を覗いたということだったと思う。
さて、今日もまた、細かい起伏の多い、展望のない道なので、すぐに飽きてきた。いくつめかのコブの上で休んでいると猟犬らしい犬が寄ってきて、私が歩き出すと、
先に立って吠えながら走っていく。怪我した主人を助けようとする名犬か?
と思って追っていったが5分ほどで見失った。
その辺で一応声を出してみたがもちろん応答はなく、対向してきた人に犬の話をすると、
前夜泊まった白石沢キャンプ場で、ハンターが犬が一匹いなくなったという話をしていたので、
その犬だろうということで落着した。
そこから畦ヶ丸まではすぐで、ここも展望のない場所だった。畦ヶ丸避難小屋は
加入道と同じような作りだが、ここにはストーブがあり、数人が、まだシュラフに入っていた。
それとは別に、今朝早く箒沢から登ってきた2人連れいて、一緒に下山することにした。
畦ヶ丸から大滝峠までは、コースタイムの半分ほどでついた。そこから沢沿いとなり、
小滝などを眺めながら、一軒家避難小屋に着いて昼食とした。この辺は、まだ紅葉が結構残り、
渓相も美しかった。実りの少なかった今回の山行きを思い返し、やっぱり丹沢は
尾根より沢が良いのだろうか、等と思いながら中川温泉に下った。4
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