レッドブルで〜赤牛岳〜エナジーチャージ!
- GPS
- 43:24
- 距離
- 58.2km
- 登り
- 4,514m
- 下り
- 4,497m
コースタイム
- 山行
- 7:48
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 9:00
- 山行
- 10:02
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 11:07
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 8:04
天候 | 晴れ〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 荒神の湯やってました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
サングラス
手拭い
ストック
ナイフ
テント
テントマット
シュラフ
ヘルメット
シュラフカバー
トランシーバー(VX-3)
ドンジョイ
|
---|
感想
今年は10月に纏まった連休は無い。
この9月の連休が無雪期縦走のラスチャンだ。
それは自分だけでなく、すべての登山者に言えること。
コロナ禍の現状とあっても相当な混雑混乱が予想される。
他人と同じ動きをしていてはダメだ。
従来より更にタイムシフトした動きで様々な難条件をクリアしよう。
金曜は定時退社で即出発。
タイムシフトは既に始まっている。
新穂高駐車場には21時着。
予定通りガラガラで一番上に停めれた。
翌朝は3時起床、霧が濃いが降水はない。
予定通り4時出発。
テン泊装備の重さか堪える。
左俣を行くが、登山者の姿が多い。
数十メートルおきに数人づつ。
今日からの混雑を予言するようだ。
中崎橋で林道が終わる頃にはすっかり明るくなってきた。
登りがはじまるが、曇っているので暑さは気にならない。
むしろ秩父沢の涼しさを味わえず残念。
鏡平を過ぎたら雲が切れて晴れてきた。
うれしいような、暑さが残念なような。
北アルプスのサグラダファミリア鏡平山荘は今日も大忙しだった。
弓折分岐へ登り始めるとすっかり晴れて後ろに槍ヶ岳。
暑さを忘れて眺める。
双六に向かう稜線に乗越せば360度のパノラマだ。
ここから三俣蓮華岳までは大パノラマの中、キツくないアップダウンが続く。
ピークからテン場へは僅か30分程。
贅沢な景色を最高の天気で楽しみながら初日を終えた。
二日目、昨夜は意外なほど暖かい夜だった。
お陰でテント結露せず、楽な出立が出来た。
朝3時起床4時鷲羽岳に向かう。
昨日同様にそこそこの人数が既に歩いている。
大半の人がパッカブルザックだ。
鷲羽岳での日の出狙いか、自分と同様三俣をBCにして赤牛岳、雲の平方面、黒部五郎、野口五郎などのアタックか。
鷲羽岳を越え割物を通過し、岩苔分岐への下降点に至る手前の鞍部で日の出だ。
昨夜の暖かさが物語る通り高曇りでイマイチだったが、それでも日の出は清々しい。
しかし、夜明け前から吹いている西風が次第に厳しい物になってきた。
よくある夜明けの風だと思っていたが、2日前の予報で晴れだったところ高曇りなので前線通過するのかもしれない。
稜線の西側にいると防風装備が必要な状況だ。
コロナ対策のフェイスエプロンがバラクラバ代わりに役立った。
水晶小屋でスマホ電波を頂き各所チェック。
天気は大丈夫らしい。
しかし風は相変わらず厳しく停滞すると寒いほどだ。
水晶岳山頂を踏んで温泉沢の頭に至ると先行者がキョロキョロしている。
声を掛けると赤牛岳へのアタックを躊躇しているらしい。
イヤイヤここで再プランと言っても結構戻って野口五郎とか遠いし、風呂に行くなら岩苔で下っておく方が良かったし。
と、その彼のパンツと靴に見覚えがある。
隣のテントの若者だ。
どうやら自分と同じ思いで赤牛岳を狙ったものの、目標のピークが余りに遠く見えたらしい。
したらば、と自分のタイムスケジュールを伝え、若い脚なら午後2時には帰着できるし、昼までには小屋近くの安全圏に戻れると説明したら、モチを取り戻してくれた。
ここ赤牛岳は普通の登山者であればピークハントに3日掛かるので今回のような降水の無い3日間の休日はまたとないチャンスなのだ。
さて、ここからは特筆なく地図上では3つのピークを越えて赤牛岳に至る。
かんたんに言ってしまえばそれだけだが、それなりにアップダウンがある。
しかし然程キツく無く体力的にどうと言うことは無い。
ただ、長い遠い寒い!
なかなか厳しかったが、朴訥に歩けば結果は着いてくる。
無事登頂。
是が非でも撮りたかった記念撮影をして、いざ復路。
ここに来て晴れてきた。
やはり前線だったか?
風は相変わらずで昨年冬の乗鞍界隈での激風体験が心理的支えになった。
あの冬を経験していなければ精神面で辛かっただろう。
今回は「あの時程じゃないな。」と余裕を持てた。
予定のタイムスケジュールと照らし合わせながら復路を進む。
万事予定通りだ。
テン場到着も寸分違わず予定通り。
あとは明日の下山を残すのみとなった。
三日目午前1時起床だ。
無理があるほど早い。
理由はこうだ。
昨日復路を歩きながら残念だった日の出を思い返していた。
最終日の日の出はどうなんだろうか?
テン場に帰着後、小屋で天気予報を見ると明日は晴れ、放射冷却に注意となっている。
これは良い日の出が期待出来るのではないか。
したらば、その日の出をどこで迎えたいか。
三俣山頂?
いや物足りない。
そうだ、双六山頂台地から眺める槍ヶ岳はどうだ?
あの景色に朝焼けの彩りが加われば最高の日の出になるだろう。
てことは、双六山頂に5時に到達が条件だ。
逆算すると起床は…1時!
マヂかよ…疲れが出始める三日目に1時?
どうする?
ヤルに決まってるでしょ!
で、早出したのだが何ですか?このガスガスは。
進路を定めるのに苦労するほどのガスで予定より進行が遅くなり焦る。
しかし、モチを持ってすれば事は着いてくると信じて前に進む。
さぁ、双六山頂だ。
自分の思いは届くのか?
届かんかった!
まぁ、しゃーない。
次があるさ。
やらず後悔よりやって後悔だ。
日が昇った後は嫌味の様に晴れてきたけど、それもヤマだ。
何かと制約のある今年、テン泊登山が出来ただけ幸せと思う。
さぁ、そろそろ冬の支度も進めなければ。
いつでもモチを高く充実した日々を過ごそう。
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