岳沢〜天狗沢〜奥穂高岳〜岳沢 周遊
- GPS
- 15:26
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,698m
- 下り
- 1,778m
コースタイム
- 山行
- 7:26
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 7:56
- 山行
- 8:12
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 9:03
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天狗沢の登り一部ガレ沢有り GPSデータ2日目冒頭取り忘れ有ります |
その他周辺情報 | せせらぎの湯 520円 松本市内 老舗洋食屋さん おきな堂 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
食器
ライター
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テントマット
シェラフ
ヘルメット
ヌンチャク
カラビナ
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト
ガスカートリッジ
コンロ
補助ロープ
|
備考 | 日よけ帽子 |
感想
9/20(日)前日移動
夜10時沢渡駐車場に着くと、そこそこ空きスペースがある状態。静かでトイレに近いエリアを選んで車中泊。
9/21((月) 晴れ
朝暗いうちから動き出す人々。上高地への始発バス5時に合わせて準備してバスステーションへ向かうと既に長蛇の列。秋の行楽で臨時便が次々と出て行く中、5時20分のバスに乗り、無事に上高地に到着する。既に多くの登山者が準備をしている。山行計画書を提出して、6時出発で岳沢に向かう。岳沢の標高は2200mなので標高差約700m。河童橋を渡って川辺を歩くとすぐに登山口で延々と登り道となる。水1Lを汲んだ状態で、荷物は12kg程度だがペースは上がらず2時間半かけて岳沢小屋に到着した。天気は快晴で穂高の稜線がよく見える。涸沢のように観光地化しておらず静かで景色良し。
ビバークの可能性を考えて3Lの水を汲んで、荷物は15kg程度に増加、数kgの差で随分と体感が違う。
さて、天狗沢へ向かう出だしは”お花畑”らしいが、今はトリカブトが若干ある程度。やがてガラガラの沢の登りになる。ところどころガレ場で登り難い所があるが、白ペンキでマークされていて”踏み跡”は明瞭。
高度を上げると風があり肌寒くなって長袖にベストを羽織って12時過ぎに天狗のコルに到着する。奥穂から縦走してきたという三人組に出会う。天狗沢の様子を知りたかったらしいが、天気が良いので西穂まで縦走を選んで別れた。トレランスタイルで軽装に見えるがテントなど持っているとのこと。
コルから1ピッチと少し登り、高度3000m付近に開けたビバークサイトに到着した。その後3人パーティー2組が同じ場所で休憩してするのをやり過ごし、15時前に中高年の男女を迎えた後に、天気はまだ良いが、この先のビバーク適地の情報も無いのでここでビバークすることにする。下地は固くベグが効かないので、細引きを多用してなんとかツエルトの形を整え中に潜り込む。ガス、雲で日差しが無くなり寒いが、体感温度の違いは大きい。風通しの良いところなので風上側は吹き付ける風で寒いのを内側からタイベックスシートでカバーして凌ぐ。
明るいうちにいつもの夕飯。マカロニ+パスタソースは調理から食べ終わるまで30分とかからない速攻軽量メシ。途中で、17時頃西穂から縦走してきたシニア2名に驚き、声を掛けると奥穂を超えて穂高山荘まで行くとのこと。
その後、軽量化のためにコーヒー、チャイを飲み、乾燥つまみでビールや焼酎を片付け、18時には暖をとるためシュラフに入る。
19時トイレに起きると満天の星空で頭上には天の川が見える。シュラフに戻りしばらく眺めていると星が流れる。山の星空は済んでいて飽きないが寒さに負けて程々にした。0時過ぎに再びトイレ。明け方4時過ぎまで快晴で満天の星空だった。夜半のトイレで気づいた正面下方にヘッドライトのような明かりは、夜明けとともにぐんぐんと下降していった。重太郎新道下山者がビバークしていたのだろうか。
9/22((火) 晴れ
寒さにめげて、歩き出しは6時。キャプリーン、半袖T、Salomon長袖、モンベルウルトラライトベスト&ウィンドブレーカーを重ね着して歩き出す。ワークグローブをはめた指先が冷たかったが、歩くうちに体が温まり馴染んでくる。40分ほど登るとジャンダルムが目の前にある。途中何箇所かビバーク適地があり、何組かテン泊していた。
ジャンダルムから奥穂までがアップダウンと難所とのことなので、時間省略としてジャンダルムのピークは登らずに先に進むと、あえなく馬の背下部に着き、快適に馬の背を超えて8時半に奥穂高に到着した。
頂上付近は賑わっており、順番に写真を撮り360度の景色をじっくりと楽しむ。槍ヶ岳への縦走路を目で追うと、直ぐ脇に剣岳の黒い塊のよう。そのまま左に視線を移すと、遠方に三俣蓮華岳、薬師岳、双六岳が見える。振り返ると西穂岳への岩尾根が高度を下げて連なっている。見下ろせば、岳沢小屋、涸沢小屋の赤い屋根が目立っており飽きさせない景色が広がる。
9時、吊尾根から前穂高岳へ向かう。天気良く高度を下げると風も弱くなり暑くなり、遂には半袖姿で下降を続ける。紀美子平10時半着。前穂高岳往復に人と休憩中の人々で賑わっている。上高地バス時間に余裕はありそうだが、前穂高岳登頂のモチベーションは余り湧いてこないので、早々に重太郎新道を下る。傾斜が強く難しいところはないが、筋力を使う下りで腿が疲れてくる。本日の行動用の水1Lをも見尽くした頃、12時半に岳沢小屋に到着した。岳沢の新鮮な水と行動食の残りを摂りながら小屋前で大休止。稜線は徐々にガスに覆われて、天気の悪化を感じさせる。
13時から上河内に向けて下山開始。脚が疲れているので早くは下れないが、14時半に上高地に到着。観光客で賑わい、マスク着用率が一気に高くなる。暑く喉が乾いており、上高地のおいしい水を飲み、プラティパスに持ち帰り用4Lを汲みバスターミナルへ向かう。
沢渡へ向かうバス停は長蛇の列となっていたが、臨時便が次々と出ており15時20分の便で沢渡に戻る。
帰途途中のせせらぎの湯で汗を流し、松本市内の老舗洋食屋おきな堂でタンバク質補給にポークステーキを完食。
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