剱岳〔剱沢キャンプ場〕ピストン
- GPS
- 16:41
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,218m
- 下り
- 1,792m
コースタイム
- 山行
- 0:26
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 0:32
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 4:18
- 合計
- 9:46
天候 | 概ね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特になし。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
バックパック
山岳テント
グランドシート
シュラフ
レインコート上
レインコート下
ウンイドブレーカー
ソフトシェル
インナー上
インナー下
長ズボン
登山靴下
登山靴
サンダル
登山用ハット
登山グローブ
登山ステッキ
レインスパッツ
防寒アンダーウェア上
防寒アンダーウェア下
防寒手袋
防寒帽子
ダウンジャケット
ダウンパンツ
予備電源一式
デジカメバッテリー充電器
iPhone
iPhone充電コード
単3電池
携帯ラジオ
単4電池
デジタルカメラ
キャンプ用クッカー
キャンプ用ストーブ
ガスカートリッジ小
予備着火用ライター
調理用割り箸
生ゴミ袋
トイレットペーパー
ヘッドランプ
テント内照明
食料(朝)
食料(昼)
食料(夜)
非常食
行動食
ドリップコーヒー
食事用水 1000ml
飲料水500ml×2
ビタミンサプリ
ファーストエイド
歯ブラシ
タオル
ポケットティッシュ
テントマット+薄い銀マット
山岳地図
登山計画書
登山保険
|
---|---|
備考 | 寒さが予想されたため,フリーズ上下,ダウン上下,厚手メリのウール上下,インフレータブルのマットを持参したが,シュラフがモンベル#3相当なので,就寝時は若干寒かった。足裏にホッカイロ・2重靴下は有効。 |
感想
シルバーウィーク4日間をフルに活かすことができた。1日目は,雷鳥沢を経由して,劔沢キャンプ場まで行く計画であったが,立山駅到着が(土)10時過ぎとなり,午前のケーブルカーに乗れなかった。そのため,無理をせず,大好きな雷鳥沢キャンプ場に泊まることにした。
2日目(日)は,劔沢キャンプ場へ移動。天候は曇りだったので,この日の登頂は,最初から諦めていたが,テントを設営していると,晴れ渡ってきた。しかし,自分の脚力では,もはや剱岳ピストンは難しい時間になっていたので,翌日にかけることにした。
3日目(月)は午前中晴れの予報。しかし,実際は星が見えない曇天の中,4時30分に登頂開始。一服劔,前劔と進むにつれ,霧が晴れてきた。頂上では,一面の雲海で,晴渡った。まさに,幸運。
一服劔,前劔,カニのヨコバイ,タテバイ,13の鎖場等,体力と気力が要求されるピストンであった。下を見ればとっても怖いが,鎖場では混雑の行列ができており,ビビっている暇はない。それに,前に行く人たちの登り方や鎖の扱い方,足場の使い方などをじっくり観察して参考にできたのこともよかった。渋滞待ち時間が,核心部分を前に心の準備を行う格好の作戦タイムとなったのだ。自分にとっては,これも幸運だった。ヘロヘロになりながら,コースタイム6時間のところ,上のような事情で10時間余りでピストン完了。
4日目(火)は,来た道を登り返し,劔御前→新室堂乗越→雷鳥沢→室堂へ。この日も快晴に恵まれ,新室堂乗越からは,日本海,富山湾を望むことができた。
剱沢キャンプ場では,前日に強風が吹き荒れ,いくつかのテントが飛ばされたり,崩れたりしているものがあった。自分は,ビッグアグネスのフライクリークUL,超軽量テントを持っていったので,風の影響が心配だった。剱沢はなんとかペグが刺さるが,何せ半自立の軽量テントなので,ペグの上に重石をいくつも置き,張綱もきちんとテンションをかけ万全を期した。天気予報サイトによれば,私がいた間は,最大で風速7〜8mだったが,持ち堪えることができた。出入り口ではない短辺側を風上に向け設置したが,3点支持の半自立式では,風上のポールがしなり一人用の狭い室内が押し潰されるそうになる。実際は,ポールがしなることで,風の力を受け流しているのだろう。
概ね晴天に恵まれたものの,気温は低かった。剱沢キャンプ場で5〜6度,剱岳山頂で1度の予報であった。
行動時は,モンベルMWベースレイヤー+長袖シャツ(稜線では,ウィンドブレーカーを羽織る),薄手7部丈タイツ+アルパインライトパンツでちょうどよかった。
就寝用には,寒さの見当がつかず,フリース上下,パタゴニアのナノエア+ダウン下,厚手のメリノウール上下,2枚重ねの靴下の間に
ホッカイロ,インフレータブルマット…と,相当な荷物になってしまった。足もとのホッカイロは有効であったが,いくら重ね着をしても,モンベル#3相当のシュラフでは多少寒かった。特に,(月)の夕方,陽が落ちてからは,周囲からも,「寒い〜。」「さめぇ〜。」という声が聞こえてくるほど…。
4日間を生かして,天候を見据え,(渋滞とはいえ)先行者を見て学び,じっくりと考えながら,初めての剱岳を無事登頂できて,達成感に浸ることができた山行きだった。
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