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Yamareco

記録ID: 260695
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

赤岳・横岳・硫黄岳(絶好のコンディション!)

2013年01月12日(土) ~ 2013年01月13日(日)
 - 拍手
GPS
--:--
距離
21.3km
登り
1,834m
下り
1,821m

コースタイム

■ 1/12(土):
10:22 美濃戸口(八ヶ岳山荘)
11:19 美濃戸山荘
13:42 行者小屋(テント泊)

■ 1/13(日):
06:18 行者小屋
07:22 文三郎尾根分岐
07:50 赤岳(南峰)
08:00 赤岳(北峰)
08:23 赤岳天望荘
08:38 地蔵ノ頭(地蔵尾根分岐)
09:26 三叉峰(杣添尾根分岐)
09:42 横岳(奥ノ院)
10:19 硫黄岳山荘
10:41 硫黄岳
11:00 赤岩ノ頭
11:03 赤岩ノ頭山頂
11:37 赤岳鉱泉
12:21 行者小屋(テント撤収) 13:36 出発
14:42 美濃戸山荘
15:25 美濃戸口(八ヶ岳山荘)
天候 ■ 1/12(土):晴れ
■ 1/13(日):晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
■ 行き: 自宅〜(電車)〜JR茅野駅〜(バス)〜美濃戸口
■ 帰り: 行きの逆
コース状況/
危険箇所等
■ この2日間は積雪が少なく(入山者も多かった)、無雪期とそれほど変わらない難易度だったが、その後の降雪で大きく状況が変わる可能性がある。鎖やハシゴが雪に埋まった厳冬期の横岳は上級者向き。
1シーズンぶりの美濃戸口、八ヶ岳山荘。
1シーズンぶりの美濃戸口、八ヶ岳山荘。
美濃戸へ向けて出発。
美濃戸へ向けて出発。
写真では一面雪が積もっているが、地面が露出しているところもあった(翌日の下山時はさらに融けていた)。
写真では一面雪が積もっているが、地面が露出しているところもあった(翌日の下山時はさらに融けていた)。
やまのこ村から見える阿弥陀岳。
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やまのこ村から見える阿弥陀岳。
美濃戸山荘を過ぎる。
美濃戸山荘を過ぎる。
今日は行者小屋なので、南沢へ。
今日は行者小屋なので、南沢へ。
行者小屋が近づくと、眼前に横岳のパノラマが広がる。意外に雪が少ないようだ。
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行者小屋が近づくと、眼前に横岳のパノラマが広がる。意外に雪が少ないようだ。
赤岳も姿を現す。
赤岳も姿を現す。
行者小屋に到着。あの雪の状態なら行けそうだ、と赤岳〜横岳〜硫黄岳の縦走を決める。
行者小屋に到着。あの雪の状態なら行けそうだ、と赤岳〜横岳〜硫黄岳の縦走を決める。
山に抱かれたテント場。行者小屋は休業中だが、3連休だからか小屋番さんがいた。
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山に抱かれたテント場。行者小屋は休業中だが、3連休だからか小屋番さんがいた。
赤岳の雄姿。こちらもまだ雪が少ない。
赤岳の雄姿。こちらもまだ雪が少ない。
テントを設営。ただでさえ狭い1人用テントが、裾に積んだ雪に押されてさらに狭くなってしまった(この後、張り綱を張りました)。
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テントを設営。ただでさえ狭い1人用テントが、裾に積んだ雪に押されてさらに狭くなってしまった(この後、張り綱を張りました)。
翌朝。なんだかんだで出発が6時過ぎと遅くなってしまった。写真は文三郎道の途中。鎖も階段も半分ほど埋まっている。
翌朝。なんだかんだで出発が6時過ぎと遅くなってしまった。写真は文三郎道の途中。鎖も階段も半分ほど埋まっている。
後方を振り返ると朝焼けの北アルプス。
後方を振り返ると朝焼けの北アルプス。
阿弥陀岳の頂がモルゲンロートに染まってきた。
阿弥陀岳の頂がモルゲンロートに染まってきた。
阿弥陀岳山頂のアップ。美しいなあ〜。
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阿弥陀岳山頂のアップ。美しいなあ〜。
硫黄岳も朝日に染まってきた。
硫黄岳も朝日に染まってきた。
文三郎尾根分岐。
文三郎尾根分岐。
阿弥陀岳へと続く稜線。よく見ると、影富士ならぬ影八ヶ岳!?
阿弥陀岳へと続く稜線。よく見ると、影富士ならぬ影八ヶ岳!?
南には去年歩いた、権現岳へ続く縦走路。その背後に南アルプスが連なる。
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南には去年歩いた、権現岳へ続く縦走路。その背後に南アルプスが連なる。
赤岳山頂までは岩礫が現れている。
赤岳山頂までは岩礫が現れている。
霞んでいるが、富士山もバッチリ。
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霞んでいるが、富士山もバッチリ。
赤岳南峰に到着。雲ひとつない青空!
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赤岳南峰に到着。雲ひとつない青空!
祠の雪もまだまだ少ない。
祠の雪もまだまだ少ない。
北峰から南峰を望む。
北峰から南峰を望む。
中岳、阿弥陀岳。奥には諏訪盆地を挟んで乗鞍岳や御嶽山。
中岳、阿弥陀岳。奥には諏訪盆地を挟んで乗鞍岳や御嶽山。
横岳、硫黄岳を望む。手前は赤岳天望荘。
横岳、硫黄岳を望む。手前は赤岳天望荘。
赤岳天望荘。中には入らず、建物の陰でちょっと補給。
赤岳天望荘。中には入らず、建物の陰でちょっと補給。
横岳、硫黄岳へ向かう。
横岳、硫黄岳へ向かう。
地蔵ノ頭を過ぎて、いよいよ未知の領域へ。まずは二十三夜峰。
地蔵ノ頭を過ぎて、いよいよ未知の領域へ。まずは二十三夜峰。
日ノ岳上部、かな?
日ノ岳上部、かな?
鉾岳のトラバース。急斜面だが、鎖が出ていて助かった。
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鉾岳のトラバース。急斜面だが、鎖が出ていて助かった。
石尊峰の頂は平坦になっている。
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石尊峰の頂は平坦になっている。
石尊峰から見た御嶽山。
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石尊峰から見た御嶽山。
左奥のピークが横岳山頂か。
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左奥のピークが横岳山頂か。
三叉峰(のはず)。
三叉峰(のはず)。
三叉峰の基部から杣添尾根を望む。こちらも雪はかなり少ない。
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三叉峰の基部から杣添尾根を望む。こちらも雪はかなり少ない。
横岳山頂方面と北アルプス。
横岳山頂方面と北アルプス。
歩いてきた稜線を振り返る。
歩いてきた稜線を振り返る。
いよいよ山頂目前。ハシゴは完全に露出している。よく見ると東面(バリエーションルート?)から登ってくる人たちも。
いよいよ山頂目前。ハシゴは完全に露出している。よく見ると東面(バリエーションルート?)から登ってくる人たちも。
初めての横岳山頂(奥ノ院)。
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初めての横岳山頂(奥ノ院)。
奥ノ院から見た赤岳、中岳、阿弥陀岳。
奥ノ院から見た赤岳、中岳、阿弥陀岳。
北アルプスの長大な連なり。
北アルプスの長大な連なり。
富士山を振り返る。
富士山を振り返る。
硫黄岳へ向かう(近くに見えて意外と遠かった)。右奥は浅間山。
硫黄岳へ向かう(近くに見えて意外と遠かった)。右奥は浅間山。
鎖があるのでよかったが、鎖が埋まってしまったらどうなることか・・・。
鎖があるのでよかったが、鎖が埋まってしまったらどうなることか・・・。
歩いているとあまり気にならないが、こうして見ると滑落が怖い。
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歩いているとあまり気にならないが、こうして見ると滑落が怖い。
手前の岩峰が大同心? 裏側は意外になだらかで、はっきりしたトレースが付いていた。
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手前の岩峰が大同心? 裏側は意外になだらかで、はっきりしたトレースが付いていた。
このあたりから強風が吹き続け、時にはふらつくほど。右端は硫黄岳山荘。
このあたりから強風が吹き続け、時にはふらつくほど。右端は硫黄岳山荘。
疲れたのか風のせいなのか、なかなか捗らない足取りでようやく硫黄岳山頂に到着。赤岳鉱泉や夏沢峠などからも登れるためか、たくさん人がいた。
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疲れたのか風のせいなのか、なかなか捗らない足取りでようやく硫黄岳山頂に到着。赤岳鉱泉や夏沢峠などからも登れるためか、たくさん人がいた。
北アルプス。未だに山座同定ができない。
北アルプス。未だに山座同定ができない。
今日の行程を振り返る。積雪は少なかったが、ぜひ登りたいと思っていた横岳に登れて達成感あり。
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今日の行程を振り返る。積雪は少なかったが、ぜひ登りたいと思っていた横岳に登れて達成感あり。
硫黄岳山頂も風が強く、雪煙が舞う。
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硫黄岳山頂も風が強く、雪煙が舞う。
最後にもう1枚、阿弥陀岳。
最後にもう1枚、阿弥陀岳。
赤岩ノ頭へ下る。
赤岩ノ頭へ下る。
赤岩ノ頭の分岐。せっかくなので、すぐ先にあるピークに寄っていく。
赤岩ノ頭の分岐。せっかくなので、すぐ先にあるピークに寄っていく。
赤岩ノ頭山頂から天狗岳方面を望む。
赤岩ノ頭山頂から天狗岳方面を望む。
赤岩ノ頭の分岐から赤岳鉱泉方面へ下ると、すぐに樹林帯に入る。気持ちのいい木漏れ日の中を歩く。
赤岩ノ頭の分岐から赤岳鉱泉方面へ下ると、すぐに樹林帯に入る。気持ちのいい木漏れ日の中を歩く。
赤岳鉱泉に到着。
赤岳鉱泉に到着。
名物のアイスキャンディ。知っている人がいるかな〜と探したが、いなかった(代わりに行者小屋へ行く途中で知り合いに会った)。
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名物のアイスキャンディ。知っている人がいるかな〜と探したが、いなかった(代わりに行者小屋へ行く途中で知り合いに会った)。
行者小屋に戻ってきた。
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行者小屋に戻ってきた。
横岳とひとまずお別れ。また来ます。
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横岳とひとまずお別れ。また来ます。

感想

■ 今シーズン2回目の雪山は、定番の八ヶ岳へ。赤岳は昨年2月にガイド登山(小屋泊まりながら、鎖も階段もすべて雪に埋まっていて天気も悪かった!)、昨年5月にはキレット側から単独で登ったことがあり、今回は3度目。硫黄岳は2度目、横岳は初めて。

■ 自分のレベルを考慮して赤岳だけにするか、それとも赤岳から横岳、硫黄岳へ縦走するか、当日まで迷っていた。上級者向けの横岳が心配だったが、現地で見ると稜線付近にはあまり雪がなく、鎖やハシゴも出ていそうだったので、縦走することにした。結果的には予想どおり(予想以上?)の積雪の少なさで、天候にも恵まれて今年の雪山シーズンではベストの日だったかもしれない。

■ 昨年の八ヶ岳ではテント内の不注意(金属の水筒を素手で触ってしまった)で軽い凍傷になるという失敗があったが、今回もまたテント内で失敗をやらかしてしまった。

 まず、朝食用に持ってきたアルミ鍋(コンビニやスーパーで売っているあれ)の底にいつの間にか穴が開いていて、さあ煮ようとタレと水を入れたらポタポタとしたたり落ちてきた。コッヘルに入れ替えて煮ることもできたが、まあパンを余計に持ってきているし、面倒なので鍋はあきらめることに。貴重なエネルギー源を無駄にしてしまった(ちゃんと家まで持って帰りました)。

 気を取り直して、水筒に入れるお湯を沸かしながらさっきこぼした水を拭いていたら、敷いていたマットをうっかり持ち上げてコッヘルをひっくり返してしまった! 熱湯で火傷をしなかったのは不幸中の幸いだが、マットは水浸し、その下に敷いてあったアウタージャケットまで濡らしてしまった。せっかく昨夜のうちに汲んでおいた水を大量に失ってしまった(水はまた水場へ汲みに行けばいいのだが、早朝の暗くて寒い中を汲みに行くのは嫌だよう・・・)。

 幸い水はまだ余計にあったし、濡れたアウタージャケットもゴアテックスの性能(?)と比較的暖かかったおかげで、タオルで拭いただけで行動中に濡れを感じることはなかった。食糧も余計に持ってきてあったのでよかった。でも、もしこれがシビアな状況だったら大変なことになっていただろう。

■ ということで、今回得た教訓。

・お湯を沸かしている間は、絶対にほかのことをしないこと! (特に1人用の狭いテントの中では絶対に!)
・アルミ鍋は、穴を開けないように気をつけて持ってくること! (それさえ気をつければ、調理が簡単だしわりと栄養があるし食器も兼ねているし、食べてしまえば軽いしといいことずくめで結構便利)

レベルが低いなあ・・・。でも、こうやって人は学んでいくのだ(笑)。

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コメント

ゲスト
お疲れ様でした〜
今回はテントの外張りセットアップ大丈夫でした??
私も夏にぼけっとしていてテント内で缶詰温めてるのをひっくり返したことを思い出しました いかんですね、気を抜いちゃ。
(雪山で鍋、いいですね〜 今度持っていこうかなと思いました。)

美濃戸口の写真、行者のテントの数。人だらけでびっくりしました。三連休ともなると冬でもこんなに人が集まるもんなんですね さすが八ヶ岳
2013/1/14 20:26
s3214さん
早速のコメントありがとうございます。
なんか、s3214さんの山行の真似になってしまい恐縮です。
テント張りはバッチリ・・・と言いたいところですが、とにかく1人用は
狭くて不便ですね。
そのくせ、必ず何かがどこかへ紛れ込んでしまいますし。

コンビニのアルミ鍋はおすすめですよ〜。
下ごしらえの時間ゼロですし、山で不足しがちな野菜とかがたくさん
入ったものもありますし。
でも、山でちゃんと料理している人を見るとすごいな〜と思います。
(私には絶対不可能です)

真冬だというのに、物好きな登山者がたくさんいました(笑)。
でも−20度も当たり前の八ヶ岳にしては、今回は暖かかったです。
2013/1/14 21:39
凄いですね~
mount-fineさん

コメント頂きましたhideheiです。
私が「山歩きをしよう」と思ったのが2011年12月。
mount-fineさんと一緒くらいです。なのに、山行経験が
違いすぎる〜。ホント尊敬します。
また、レコは非常に参考になります。
凍傷を負ってしまった水筒事件、そして今回の「火気使用
中は集中する」・・・・等、それとコンビニ鍋の話!
どれも参考になります。
ん〜、年齢も一緒で(笑)
学ばさせて頂きます!

それと、聞きたいことあるんですが、メッセージ機能で質問
させて頂いてもいいですか?
2013/2/14 0:15
hideheiさん
私もhideheiさんのプロフィールを拝見して「同い年だな」と
思っていました(笑)。
のめり込むタイプなので一時期集中的に山へ行ったのですが、
クライミングを始めてから減ってしまったのが残念です。
そういうhideheiさんも、かなり山へ行っていらっしゃるじゃ
ないですか〜。

メッセージでご質問もOKです。
2013/2/14 7:22
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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権現岳→キレット→赤岳→美濃戸
利用交通機関: 車・バイク
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