黒姫山・戸隠山・飯縄山
- GPS
- 54:47
- 距離
- 40.0km
- 登り
- 3,365m
- 下り
- 2,997m
コースタイム
- 山行
- 7:57
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 9:09
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 8:16
- 山行
- 5:49
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 6:37
水平距離、累積標高差(+、-)
1日目:15.7km, +1,582m, -1,078m
2日目:11.6km, +1,104m, -1,110m
3日目:12.4km, +1,039m, -1,171m
(合計):39.9km, +3,739m, -3,359m
天候 | 1日目:晴れのち曇りのち晴れ 2日目:曇り 3日目:曇りのち一時雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(復路)いこいの村からアルピコバスで長野駅、高速バスで新宿(日曜夜40分遅着参考) |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく歩かれているコースなので皆さんが書いている通りですが、気づき事項のみ列記します。 <黒姫駅⇒黒姫山(表参道)> ・駅からの歩きは山を見ながら田舎道を歩けるので退屈しない。 ・登山道には朝夕は熊が出るそうなので音の鳴る物は必携と思う。 ・最後を除き緩斜面で歩きやすいが、外輪山まで最後の標高差200m程は急登で岩などの段差も大きく乗り越えに時間と体力を要する。 ・しらたま平は絶景。下界の古池や戸隠、高妻、天気がよければ飯縄山も見渡せる。 ・古池の上は熊が最近出た模様で要注意。 <戸隠イースタンキャンプ場> ・車乗り付けてカーキャンプの人が多いが、登山テントもちらほら。バンガローもあり。 ・コロナ禍で最大180組に限定しているそうだが、過去数年大体最大40程度とのこと。(先月の4連休はもっと多かった様子)実際、金曜は5張、土曜は40張程度だが敷地が広いので十分余裕があった。 <⇒戸隠山> ・戸隠神社奥社は大きな杉といい荘厳な雰囲気。駐車場から結構歩くので高齢者は大変と思う。 ・戸隠奥社からいきなりの急登の連続で、次第に岩がちになる。 ・10m以上の長い鎖場も最初は補助的に握っているだけだが、次第に斜度がきつく頼るようになる。2,3本は鎖が無かったら自分は登れないレベル。ただし、岩質は火山性礫岩的なものでスタンスやホールドは十分あるので安心感はある。 ・「蟻の塔渡り」はレコで見ていた通りで、やはり最初ビビッて腰が引ける。立ったり少し歩いたりしている方もいたが、バランスの良くない私は四つ足歩行やまたがって何とか通過。細いところは左右に足場があり頂部を持って少し下を通過できる場所もある。右下に迂回路があるのでダメなら無理せずそちらへ。 ・八方睨は絶景。北信4山がぐるりと見渡せる。九頭龍山までの稜線はアップダウンはあるものの、ほぼ左を巻く感じで行くので、下から見ていたギザギザを忠実にトレースする訳でなく安心。 ・一不動避難小屋への急降下からは高妻山の端正な尖がりや黒姫山が近くに見え絶景。 ・一不動避難小屋からの下りは、滝の脇の鎖場が数か所あるが慎重に行けば問題ないし、むしろ変化があって楽しいと思った(この辺の感覚は人それぞれなので岩慣れない方は下りは止めた方が無難かも)。 <⇒飯縄山> ・登山口はキャンプ場の最奥の左側に小さな標識がある。(暗いと分り辛いかも) ・瑪瑙山(めのうやま)までは緩斜面続きで歩きやすい。最後スキー場のゲレンデ歩き。 ・瑪瑙山山頂から稜線づたいに飯縄山へ(この分岐は標識が無いので要注意) ・一旦100m下って200m登り返す感じ。最後若干急登だが斜度が緩い区間を挟むので比較的歩きやすい。 ・山頂は晴れていれば絶景と思われるが、当日は真っ白。 ・大明神の天狗様にご挨拶し下山。この南登山道な大人気で恐らく50名以上100名近くとすれ違ったと思う。確かに岩場あり水場あり変化があり登山ルートとして面白いと思った。 ・登山道終了地点に10台以上は駐車できそうな場所あり。山と高原地図には出ていない。(参考) |
その他周辺情報 | 戸隠イースタンキャンプ場 http://www.shinsyu-ringyou.com/ 1泊800円(徒歩キャンプ)。水洗トイレ、水場、炊事場、BBQコンロあり(無料)。コインシャワーは現在使用不可。管理人さんがとても親切で各種相談に乗ってもらえる。 いこいの村「アゼィリア飯縄」の日帰り入浴を利用。バス停近く時間調整も可能。600円。 沸かし湯のようだが下山口に近く十分気持ちよく暖まれた。 https://www.azeiria.com/yu/ |
写真
感想
以前から行きたかった北信3山の縦走に出掛けてきました。
戸隠神社は高妻山に登って以来の7年前ぶり、早いものですね。
黒姫山、早朝はスッキリ青空が広がって気持ちの良い朝でした。
黒姫山を正面に青空が気持ちいい。
表登山道8合目までは緩斜面で歩きやすい。
でも登るにつれガスが上がってきて眺望ゼロに。
最後の稜線までの標高差200mに、私は重荷を担いでグロッキー。
深夜バスの睡眠不足もあり、山頂付近で少し仮眠して復活。
7合目以上はガスの中でしたが、しらたま平から晴れてくれ、下界の古池や明日行く戸隠の稜線もクッキリ見れ、しばらくねばっていると高妻・乙妻も最後には姿を見せてくれました。古池は熊が最近出たようなので、面白味には欠けますが林道で下ります。
戸隠イースタンキャンプ場はコロナ禍対策として最大180組としていますが、事前に聞くと通常は3,40張が最大。先月の連休はもう少し増えたが余裕は十分あるとのこと。初日は金曜ということもあり5張程度でした。(翌日は3,40張)管理人さんは親切で受け付け時に飯縄山登山口を伺うとトラック(の荷台)に乗せてくれ現地まで連れて行ってくれました。
さて、翌朝。
戸隠山へ向かいます。
奥社まで荘厳な参道を行きますが、昨日痛めた右足の股関節がギシギシ痛い。
勇退も考えましたが、岩場登りで痛みはほぼ無くなりました。不思議ですがアドレナリン効果?かな(笑)。
「蟻の塔渡り」に到着。
レコで何度もみた凶悪な感じそのものです。
これ行けるのかな?正直そう感じました。
先行者は四つん這いですが、時々立ったりしています。
私はバランスが悪いので四つん這いでトライ。
最初少し下るので辛いです。
右下のエスケープルートもよぎりましたが、時間はたっぷりあるのでゆっくり進むことにします。先日、櫛形山で出会ったご夫婦に、戸隠の蟻の塔渡りはまたがって行けば楽勝!と言われていたのもあって発奮します(泣笑)。またがったり、時に靴裏で歩く程度で何とかクリア。写真を撮る余裕など通過し終わるまで無かったです、ふぅ〜(大汗)。
少し登った八方睨は好展望地ですが、3名が休憩中なので少し先の戸隠山山頂で休憩します。先行の男性2名がいらっしゃいました。
その先、九頭龍山まで数人で前後しながら進みます。
激下りをいくと一不動避難小屋。
小休止し、ここから下ります。
氷清水は7年前に来た際はガシガシ登っていて気づきませんでしたが、今日はジャバジャバ出ています。沢脇の鎖場やトラバースなどもありますが、下りでも注意していけば問題ありません。むしろ変化があって楽しいと思いました。
斜度が緩むと戸隠牧場に到着。
白樺食堂で戸隠蕎麦を頂きました。
さて、3日目は飯縄山。
瑪瑙山までは緩斜面で歩きやすい。一部スキー場のゲレンデも歩きます。
瑪瑙山の山頂までは戸隠スキー場のリフトが来ているのですね。
山頂はリフトトップ裏すぐ。この辺で本日初のトレランの若者2名に抜かれます。
飯縄山へは瑪瑙山山頂から稜線をそのまま進みますが、標識ないので要注意。(私は気づかずゲレンデを少りました)。
飯綱山へは一旦100m程下って約200m登り返します。最後は斜度があがりますが比較的歩きやすいです。山頂手前で明るくなったので、振り返ると、黒姫山と高妻山が見えました。
飯縄山山頂はガスで真っ白でしたが、多数が休憩中。
風があるので稜線の向こう側で少し休憩し下山開始。
大明神で手を合わせたあとその先の分岐で先ほどのトレランの2人。一旦下ってまた上がってきたようです。ランはやはり早いですね。
こちらのルートは結構岩ごろ地帯が続き、歩きにくくは無いのですが、スピードアップは特に重荷では難しいです。最後1時間で雨が降り始めます。結構な勢いなので雨具一式を装着します。南登山口で雨もあがったので雨具を外し収納していると、またトレランの2人。山中で何度も出会うとは奇遇です。
そのあと、車道を下っているとまたトレラン2人が追い越していきました。互いにお疲れさんと言い合います。
いこいの村「アゼィリア飯縄」で汗を流し長野駅経由、高速バスで新宿に戻りました。
そこそこの天候にも恵まれ、ゆったり歩きが楽しめた3日間でした。
それにしてもコロナ禍の在宅続きで体力が戻らないですね。踏ん張りが効かない。
来年の縦走に向けトレーニングし直しです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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ShuMaeさん 装備担いですごいですねー、
どのお山も有名で、それぞれひとつずつ登るものだと思っていました。
繋げて一気呵成に片付けてしまうなんて素晴らしいです!
>山頂手前で仮眠、…(笑)
もう、危ないなぁ、まぁ疲労の方が危険ですが、クマさんが通っていたかもしれませんね?!
しなの鉄道の車両って、手動ドアではありませんでしたか?
時間が押してて切符購入でドキドキもありますが、知らないでホームにいると、なんで開かないんだ?で焦る場合もありそうですね。
おつかれさまでした!
miketamaさん、こんばんは
メッセージありがとうございます。
実は更に1日追加できれば昔スキーで何度か行った斑尾山も繋ごうと野望を持っていたのですよ、休みが足らずまた別途になりましたが 本当の縦走より毎晩エイドにありつけるし車での飛石縦走と発想は同じなのですよね、重荷ですが、折角行くから纏めて 的な部分も勿論あります
山頂付近の仮眠は、熊に似た?おじさんが2人ほどいぶかし気に通り過ぎましたが、目がうっすら開くだけでした 下りで岩場が続いたのですが、もうふらふらで・・・
あ、しなの鉄道だったか飯山線だったか、どっちかは手動で開閉だった気がします。田舎に行くと特に寒い地方はありますよね、都会には無いので初めての時はしばらく開くのを待ってしまってました
コロナ禍の「新しい登山様式」で再トレーニング要ですね
これが噂の蟻の塔渡りなんですね!
人が渡ってるお写真を見ると細いですし蟻さんみたいです。
ご無事でなによりです。
いい歩きが出来ましたね。長距離走破お疲れ様でした!
🍄,郎廼毒きのこドクツルタケウラベにガサ科?の何か。ゥシメジ科の何か?
Δ呂發靴したら美味しいハナイグチな感じ。Л┐浪燭任靴腓Δ諭裏を見ないと判別は謎です。
あんどうのうえんさん、メッセージありがとうございます
いや〜、蟻の塔渡りは剣岳の縦横蟹シリーズより見た目ビビッてました。
エスケープも何度も真剣に考えたのはここだけの秘密です
10年前に右半身に力入らなくなってからバランスが悪いので、立っては歩けなかったですが、通過できただけでも私には大きな達成感があります
在宅続きの体力低下でホントとの連続縦走は自分でも難しい気がするのですが、今回のように毎晩エイドを入れるとか、滞在型なら”あり”だと思いました。
キノコ博士からコメントありがとうございます。
,呂笋呂蠅修Δ任靴燭、しかも最強の猛毒 (怖〜 )
Δ歪招15cm近く大きいのはあったのですが、表面が滑っていて肉厚で確かに美味しそうでしたね。その他もありがとうございます。なかなか見分けは難しいですが、山で収穫レコアップされてる方が羨ましいです
蟻の門渡りの下りはドキドキしながら拝見しました。お疲れ様でした。
山頂付近での昼寝、すごいです。
妙高山、この角度からは山容が良くわかりますね!
同じような山域に近い日程で行ってましたね!
10月4日は近くにいたようです。
むきcocoさん、コメントありがとうございます。
そうですね、戸隠の蟻は私も見た瞬間、右下の迂回路に行こうとしてました
何とか気を取り直してトライしましたが、なんせまだバランスが悪い(右左に顔降ると倒れる)ので、四つん這いでしたよ
黒姫の昼寝は眠たさMAXでトロトロだったので仕方なく、デス
4日は妙高に前泊してたのですね、蝶より近い同日ニアミスでしたね
妙高は黄金の湯とセットでまた登りたいです。
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