予定通りうれしい木曽駒ヶ岳テント泊
- GPS
- 21:02
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 694m
- 下り
- 688m
コースタイム
- 山行
- 2:18
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 3:58
- 山行
- 2:19
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 3:23
天候 | 1日目曇り、2日目晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されているので危険個所なし。 菅の台バスセンター観光案内所前、駒ケ根ロープウェイ千畳敷駅出口 |
その他周辺情報 | 日帰り温泉、早太郎温泉こまつの湯 菅の台バスセンターから山に戻り少しの場所にあるのが助かりました。 長野県駒ケ根市赤穂759番地4 TEL 0265-81-8100 私が好きなサウナがあり冷たい水があったのが好みでした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
トレッキングポール
テント
フライ
グランドシート
張り綱
サンダル
ヘルメット
朝食
行動食
夕食
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
携帯
時計
タオル
カメラ
帽子
水2.5リットル
バーナー
鍋
カトラリーセット
保温カップ
救急用品
タイラップ・ナイフ等緊急用品
着替え下着(上下)
着替え靴下
ボディペーパー
保温マグカップ
cocoヘリ
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感想
【山行き前】
SCW、てんきとくらす、Windy.com、mountainsky.infoなどと予報天気図を一週間前から見ながら訪れる天気を予想する。外せない用事が山行き予定選択幅を狭くしてしまう。とくに「てんきとくらす」は2日とも「A」ランク予想だったので登れる予想のみ参考。日本に特化したSCWを見ると、
結局、9月30日夕方確認した天気予報で10/1は雨のち曇り10/2は朝から快晴予想のSCWとmountainsky.infoを信じ10/1の昼から登ることにした。10/1は早ければ早いほど雨が残りそうなので昼頃ロープウェイに乗れるよう自宅を出る。
【1日目】
東京を出るとき雨がちで天気予報に少し疑念が。西に移動するに従い青空が雲間からでるようになるのでチョット安心。昼頃の到着時バスセンター裏駐車場は半分弱の駐車状況。結局、約10人くらいバスに乗り大きなバックがあっても快適に乗車できる。
ちなみに翌日は朝から快晴だったこともあり朝から観光客が多く臨時便バスを含め9分に1本のバスがロープウェイ麓駅まで往復してました。
紅葉は菅の台バスセンター係員のおっしゃる通り千畳敷駅周りは紅葉がほぼ終わり、駅直下から下が見ごろ。なお千畳敷もそれなりに草紅葉の感じがあり楽しめました。残念ながら駅到着時山頂付近のみガスがかかり時々そのガスが下降すると駅周辺でも白っぽくなり景色が楽しめないのが残念。雲間から除く駒ケ根市街地が日に当たり輝いているのがなんとも。
雨があがってから時間がたっていたため登山道の石が濡れていないので歩きやすい。コースはよく整備されているので危険なところがなく、今回歩いたコースは緑の合成樹脂ロープが囲まれているので迷子の心配もありません。登れば上るほどガスの中に入るので気合が入りません。
まずは宝剣岳山荘横を通過しようとすると頂上山荘が閉鎖のためテント泊手続きは宝剣岳山荘でするよう小さな掲示がコース横にあります。たまたま私が訪れた当日のみ休みだったようです。
混雑しない平日をわざわざ選んだのと悪天候が幸いしてテント場は最終的に10張り位とすいてました。頂上山荘閉鎖にもかかわらずトイレと水が使えたのはうれしい誤算。使えていた水が翌朝でなくなりましたが、トイレを流す水は出てました。
ガスガスで景色も見られず点在するお隣さんとの話も盛り上がらず午後4時30分頃には夕食を作り食べようとすると、あちこちのテントから人が夕陽を見に飛び出してます。さきほどまでガスガスだったのに突然視界が開けたようで、あたりが夕陽につつまれます。
とりあえず木曽駒ヶ岳山頂直下まで来たので山頂を訪れます。山脈が続く南方は雲の中。御嶽山や北アルプスの山も雲の間からうっすらと見え、夕陽の当たる甲斐駒ヶ岳北と東が良く見えるとそれほど条件がよくありませんし、待っていても変化なしなのでしばらく滞在して下山します。
アルファ米に湯を入れたばかりで放置する時間が必要なので、私は誰も訪れてない中岳山頂に向かいます。体力が落ちたためか、今まで未経験の高山病の影響かやけに息が切れます。なんとか、陽が沈む前、山頂到着して雲間から顔を出した宝剣岳を見ることが来ました。何枚か写真を撮っていると再びガスの中に隠れたので一瞬のできごと。
中だけ下山時そのままテント場に降りるのはつまらないので、一回南に下山し中岳迂回路の登山道を歩いてみます。岩間を抜ける道で足を置く場所、手でつかむ石を確認しながらの移動が必要で高度感もそれなりにあるので、楽しい人には楽しそう。
満月の夜で一晩中月明かりがテント場全体を照らしてくれたので、トイレに行くにもごろた石のテント場内をランプなしで移動できたのは助かりました。トイレ内は暗いのでランプが必要でしたが。
今回借りていた白テントフライが満月の光をしっかり入れてくれたおかげで一晩中テント内の視界が良いこと良いこと。これから購入する人には虫を呼びそうもない白のテントフライをお勧めしたい。
【反省】
珍しく短い登山時間だったのに足がつりそうになりました。2500m付近と高度が高く湿度がないのと、気温が低く汗をかかなかったので必要と感じなかったのですが、水分不足だったようです。次回からはのどが渇かなくても、定期的に水分補給しよう。
ダウンジャケット、ダウンパンツ、ダウンソックスとモンベルダウンハガー#0に上下長袖アンダーウェアを着ているのに夜12時位に寒さで目を覚ます。この装備で寒かったら日の出前はどうなるか不安になる。背中の腰のあたりがはだけているに気が付き、しっかり防備をしたら朝まで熟睡。これから寝るときには身じまいをしっかりしよう。
【2日目】
一晩中満月の光に照らされたので星空は期待できず、朝までぐっすり寝てしまう。星空撮影には月夜はだめですね。
5時頃から日の出を見に山頂に向かう。山頂から近いのは嬉しい。雲一つない好天で良い天気といえば良い天気だが、モクモクとした雲も欲しいと思うのは贅沢。南アルプスと富士山、御嶽山、北アルプス、八ヶ岳、浅間山まで見えるはずの山はすべて登場。うっすら薄い雲海が伊那や御嶽山周辺の谷を覆う。こちらももう少しモクモクした雲海だったら良いなと贅沢な要求。
テント場でテントを撤収するころにはすでに4組くらいは出発した模様。こんなに早く出発する人たちは空木岳などにゆくのだろうか。余裕をもって撤収すると昨夜飲んだ焼酎がどこに垂れたのだろう、少し臭い。
【宝剣岳】
せっかくなので宝剣岳に登る。途中で両手両足の確保が必要そうなので、テント装備を入れたザックとポールをデポ。ヘルメットとカメラだけの軽装で山頂に向かう。しっかりした足場の石のそばにしっかりした鎖が装備され安心感がある。さすが多くの人が訪れる木曽駒ヶ岳。
山頂らしきところにつくと賽銭箱を前にした社が2か所ある。男性二人組と朝木曽駒ヶ岳山頂でお会いした女性二人組と一緒になる。こわいね〜などと歓談するうちに女性の1人がこのあたりに写真映えする岩がのをご存じですかと質問する。誰もこの山初めてなので答えられず。ふと登ってきた反対側の南側斜面を見るとそれらしい岩が下に見えたので、恐る恐るそちらに降りると直角に近い絶壁の縁から岩がのぞいている。とても怖いのでしり込みしていると女性の一人が勇敢にも近づいてゆき、鎖があると声をかけてくれた。
1人だったら絶対こんなところを下りないと言いながら、みんなで降りるとなんと目的の岩が。みんなでかわりばんこに写真を撮りながらしばらく楽しんだ後に山頂に戻る。恐怖の体験のためか、5人とも子どもの頃いっしょに遊んだような一体感が出る。なんとなくみんなの登山能力が同じようなのが見えたのも一体感を感じられた要因かもしれない。こんな時は嬉しいものだ。
乗越浄土に戻ると景色がよさそうなのに人があるいない伊那前岳の尾根を進む。千畳敷を眼下に遠くに南アルプスの山々や空木岳、宝剣岳の連なり、反対側に木曽駒ヶ岳を眺めながらの贅沢尾根歩きは人も限りなく少なくありトップクラスの気持ちよさ。
乗越浄土から次々に登ってくる登山者を縫うように下山し一気にロープウェイ駅到着。乗車口では前に並んでいたのが、なんと宝剣岳山頂でお会いした男性二人組。楽しかった山歩きの話で盛り上がります。
日帰りでも訪れることのできる山をゆったり登山。混雑を避けることのできる時間の余裕と今までにない時を楽しみました。いっしょに楽しめた山で出会った気持ちよい方々にお礼申し上げます。
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