赤谷山、白萩山
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- GPS
- --:--
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,736m
- 下り
- 1,725m
コースタイム
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス | 県道46号から333号剣岳公園線を馬場島まで行きます。馬場島の駐車場(馬場島荘)を通り過ぎて「大窓、小窓、赤谷、池の谷」の御影石看板のある道を左折し、白萩川沿い未舗装道に入り300mほど行ったところにあるゲート前まで車で行けます。付近の空きスペースに駐車可能ですが、今回はすごく駐車車両が多かったです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
当日の状況です。 登山届ボックスの類はありません。 ゲート前〜ブナクラ取水堰堤 作業道です。道路は未舗装と舗装が混在です。最初の橋を渡ったら分岐を左です。 ブナクラ取水堰堤〜ブナクラ峠 作業道の道なりに行きます。この辺は行くごとに様子が変わっています。 今回はコンクリート舗装が途切れて未舗装になってから体感で500〜600m先右に登山道入り口がありました。 序盤に大ブナクラ谷を渡渉します。 大岩を回り込んでからの急登を終えて巨大杉付近通過(巨大杉は往路では見落とす可能性大)、崖のトラバース道(プチ下の廊下)、第一沢道、ブナクラ谷本流隣接、第二沢道、岩屋、田倉谷渡渉、戸倉谷渡渉、歩きにくい石ゴロ道、ブナクラ峠直下ゴーロ地帯という具合に峠まではいろいろなイベントが出てきます。 ブナクラ谷〜赤谷山 ブナクラ峠に登りあげたら右折します(左折は猫又山方面)。今年の刈払いがなされていないようで少し藪っぽいです。最初の岩峰へ向かうのですが稜線を辿ったり折尾谷方向へトラバースしたりする登山道になっています。 その後、ピークが2つほどありますがこちらは稜線通しです。ここから道は折尾谷側をトラバースするようにつけられている部分と涸れ沢を突き上げる部分が交互に現れます。 最後に岩ゴロ急登の涸れ沢(長くてしんどいです)を直登して尾根につき上げます。以後尾根の道中に崩壊地が2箇所あります。最初の崩壊地には明確なう回路があります。2番目の崩壊地はすぐ横に高巻くように道がつけられています(前回と様子が変わっていました)。ここは下山時要注意で旧のう回路に導かれて迷う可能性があります(自分も引っかかりましたが強引にトラバースして登山道に復帰しました)。 あとは道なりに行けば赤谷山です。 赤谷山から白萩山までは掲載写真にて詳述します。 |
写真
装備
備考 | 行動食 おにぎり4つにランチパック2つ、ジップロック1袋分のフルーツグラノーラでした。フルグラにはほとんど手を付けませんでしたが登山口へ向かう車中で少し食べるべきだったかもです(後述)。 飲料水 初期装備はハイドレーションに1.5l、ペットボトルに真水500ml、ペットボトルに自家製エナジードリンク500mlで適宜水場で補給方式で行きました。3lほど消費しました。 ストック 石ゴロ道やゴーロ帯、手を使うような急登地帯ではしまった方が良いと思いました(後述)。この山の場合、最初の渡渉から最終水場までがストック使用箇所だと思います。 ぼろぼろの雨具 藪漕ぎに心置きなく使えます。 |
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感想
昨年、白萩山へ挑戦しましたが偵察のみに終わってしまいました。
前回記録
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2099397.html
リベンジのタイミングを計っていましたがそろそろやっつけておこうと思いました。
そんな中、かねてより購入予定だった「みんなの山歩き 新越中百山」を6日ほど前に買い求め、山行予定山域内にある白ハゲの項目を読んでみました(ヤマレコにリスト化されているので白ハゲが入っていることは知っていました)。
こうなると「白ハゲも絡めて」という欲が出てきてしまいます。
ネット上には日帰りで大窓から登って赤谷山を経由する周回の記録が結構あるのですが自分には無理な話です。
自分は大窓との相性が悪く、行き詰って断念したり白萩川へドボンしたりしているので行きたくありません。
ということで思い付いたのは赤谷山ピーク付近か白萩山コルで幕営して1泊2日の攻略です。
その計画で進めていたのですが今回の週末、2日目の予報が微妙なので計画を短縮して日帰りで赤ハゲまでの往復としました。
山行当日は何となく調子がおかしく、一歩踏み込んで体を持ち上げた後にバランス崩してたたらを踏むことが多く、ついに転倒してしまいました(短い時間に2回も、しかも石ゴロ道のヤバいところで)。見た目には左ひざからの派手な出血もあったのですが痛みがほとんどなく直観的に「これは大丈夫なやつや」ということで山行を続けることにしました(この時点で白萩山で打ち切る気持ちが半分ほどになりました)。
原因についての考察ですが
1 睡眠不足
2 シャリバテ
3 気のゆるみ
4 ストックを使用しない方が良い箇所での使用
が考えられます。
今回のことを教訓に安全登山を心がけたいです。
怪我について打撲はなかったと思っていたのですが帰路のきつい沢状地形下降中に左ふくらはぎに少し痛みが出てきて触ってみたら腫れていました(驚)。歩行がつらくなるような痛みではなかったのですがこういう時間差攻撃があるのかと思いました。
この記録は翌日に書いていますが、切り傷、打撲の痛みは引いています。きついのは筋肉痛です(笑)。
今回は計画通りの山行にはなりませんでしたがいろいろ教訓がありました。
2020.10.9追記
怪我の件、1週間ほど経って快方に向かっていますが山行当日より翌日以降が痛みを感じます(まだ触ると痛いです)。打ち身・打撲の類は当日終盤から痛みが発生することがあるので直後に痛みを感じないからといって安易に登山続行するのはやめた方が良いと思いました。
白ハゲを狙う場合の覚書
A案
新越中百山推奨の残雪期大窓経由。
残雪期ならストレスがないかもしれないが落石が怖い。あと白ハゲにべったりくっ付いている雪の対策も。
B案
無雪期の大窓経由。
事前に大窓の偵察が必要と思われる(最低限鉱山道入口まで)。トラウマを解消しなければならない。
C案
赤谷山経由で往復(1泊)
今回歩いて再実感したのは「赤谷山はきつい」ということ。テントを担いでの山行は二の足を踏む。さらに幕営地の第一候補は赤谷山なのだが先客がいた場合も判断に困る。狭い平坦地で「隣はダメです」はないだろうが。
D案
赤谷山経由で往復(日帰り)
早月尾根日帰りクラスの体力・気力の充実が必要。もしかして剱よりきついのではないか?
コメント
この記録に関連する登山ルート
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fiddlerzenさん、こんばんは
fiddlerzenさんよりも数分先に赤谷山山頂に着いた者です
いつも丁寧で詳細なレコをあげていただき感謝申し上げます、一方的にお世話になっております
今回の私の赤谷山山行もfiddlerzenさんの2019年11月09日のレコを参考にさせていただきました、おかげさまで赤谷山に登ることができました
富山の百山を完登されているレジェンドのfiddlerzenさんだと分かれば、もっとお話を伺うなり、サインをいただくなりしたのですが笑
今後ともレコでお世話になります、よろしくお願い申し上げます
またどこかの山でお会いできればと思います
ryotanakaさん>
コメントありがとうございます。
山頂でお会いした方がryotakanaさんだったんですね。以前からヤマレコでフォローさせていただいております。
レコを参考にしていただきありがとうございます。
今度はぜひ白萩山(あるいは直下の展望ピーク(仮称))まで足を延ばしてみてくださいませ。
また、どこかの山でお会いしましょう。
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