鹿島槍ヶ岳（赤岩尾根ピストン）

2020年10月04日(日) ~ 2020年10月05日(月)

• GPS: 10:32
• 距離: 20.0km
• 登り: 2,261m
• 下り: 2,271m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:40
• 休憩: 1:49
• 合計: 8:29

距離 12.9km 登り 2,043m 下り 707m

6:12 大谷原 登山口
7:04 7:15 西俣出合
8:56 9:11 高千穂平
10:22 10:23 冷乗越
10:40 11:23 冷池山荘
11:28 11:29 冷池山荘テント場
12:09 12:23 布引山
13:01 13:25 鹿島槍ヶ岳
13:59 布引山
14:36 冷池山荘テント場
14:41 冷池山荘

2日目

• 山行: 3:01
• 休憩: 0:11
• 合計: 3:12

距離 7.1km 登り 242m 下り 1,582m

6:20 冷池山荘
6:31 冷乗越
7:21 7:22 高千穂平
8:34 8:44 西俣出合
9:32 大谷原 登山口
9:32 ゴール地点

天候

1日目：曇り時々雨、2日目：雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大谷原の駐車場。ここは携帯の電波が届かないので要注意。西俣出合までの林道途中に、「ケータイポイント」と表示されたポイントがあるので、家族等に連絡が必要な方はそこで。私はうっかり逃して家族への下山連絡が遅れてしまいました

コース状況／危険箇所等

・赤岩尾根下部はつづら折れの急登続きで疲れますが、危険個所はありません。
・赤岩尾根上部は岩稜帯になり、滑落すれば助からない箇所もありますが、慎重に歩けば滑落するようなところでもないので、まったく問題ありません。

その他周辺情報

薬師の湯　750円

写真

10/4 6:19

6時頃の大谷原駐車場。思ったよりクルマはいました

10/4 6:25

林道ゲートにあった立て札。今年は冷池の冬季避難室が閉鎖されるので、小屋閉め後は幕営するしかない。要注意ですね

10/4 7:06

1時間ほど、緩い登りの林道を歩きます

10/4 7:16

砂防ダム下を潜るトンネル。短いトンネルなので怖くはありませんが、暗い時間帯に一人であんまり通りたくはないかな

10/4 7:17

トンネル潜ってすぐ西俣出合。ここから赤岩尾根スタートです

10/4 7:44

こんな感じの急登が続きます

10/4 7:55

木の階段　見た目不安感ありますが大丈夫

10/4 7:56

金属の階段は安心感あります

10/4 8:45

高千穂平近くまで上がると、紅葉が目に入ってきました

10/4 8:57

高千穂平のチョイ下にあったビバーク適地。日帰りで時間切れになったときはここでビバーク可かと

10/4 9:09

西俣出合から1時間40分ほどで高千穂平に到着。そこそこ良いペース

10/4 9:15

これから歩く赤岩尾根上部と、その向こうに後立山の稜線。左に見えるのは爺が岳北峰かな

10/4 9:20

高千穂平からの眺望。雲海の向こうは黒姫山かな？わかりません

10/4 9:37

綺麗に紅葉してました

10/4 9:53

高千穂平まで来ると何となく登り詰めた気になってましたが、冷乗越まではここからさらに400m登ります

10/4 10:04

「白樺平」と名付けられたポイント。地形図では2278ピークになっているところ

10/4 10:10

今のところ、鹿島槍はガスの中。見えているのは布引山

10/4 10:21

白樺平から先は、赤岩尾根の核心部。赤岩の岩稜帯に入ります

10/4 10:31

ザレたトラバースもありますが、幅は十分あるので問題無し

10/4 10:34

冷乗越に到着〜。大谷原から4時間チョイ。やっぱり扇沢起点より、ずっと早い

10/4 11:17

冷池山荘で受付し、部屋を確保してから鹿島槍へ。冷池の休憩所から見た鹿島槍は、ガスが取れてきました。明日は荒天予報なので今日行かなくては

10/4 11:38

テント場。今夜から明日にかけて荒天予報なので、さすがに誰もいませんね

10/4 11:46

うーん、ガスが取れてくれるかな・・・

10/4 12:00

いつもながら巨大な布引山の山容。わかっているのに鹿島槍と錯覚してしまう

10/4 12:14

布引に向かうハイマツ帯にライチョウが。ここではよく見かけます

10/4 12:21

布引山頂。この味のある山名板もだいぶ朽ちてきました

10/4 12:36

布引からいったん降りて、いざ鹿島槍へ

10/4 13:03

あと一登り。写真じゃわかりませんが風ビンビンです

10/4 13:17

鹿島槍到着〜。独り占め。しかもなぜか無風。慰霊登山なのでのんびりお参りできました

10/4 13:32

さて、小屋に戻りますか。見えないけど

10/4 14:02

さようなら鹿島槍。今年も登れてよかった

10/4 14:12

布引でまたライチョウ。登山道ヨチヨチ歩いてました。警戒心無さすぎ

10/4 14:18

大町側からの雲が、黒部側から吹き上げる強風に負けて稜線を越えられないこの光景、毎年見てるのに感動します

10/4 14:35

小屋に近づくにつれガスのなかに

10/4 14:46

テン場はやっぱり誰もいない

10/4 14:51

冷池山荘に帰還

10/4 15:11

今年は生ビールの提供が無いとのことで、やむを得ず缶ビールで一人乾杯。鹿島槍が見えたら最高だったのだけど

10/4 17:37

夕食。今年はコロナ対策ということで他のお客さんと会話することも憚られ、何とも侘しい夕食でしたが、仕方ないですね

10/5 6:25

翌朝。ヤマテン予報通り雨降ってます。小屋周辺は風も無く平穏ですが・・・

10/5 6:28

小屋の休憩所からみた鹿島槍方面。ガスの向こうがどうなっているのか・・・快適ではないことだけは確かです。本日の登頂はあっさり諦めました

10/5 6:30

冷池山荘、今年もお世話になりました

10/5 6:35

小屋近くの樹林帯を抜けると、黒部側から強風が吹き上げて寒い。こりゃ稜線歩きは大変だ

10/5 6:39

冷乗越。本当はこの向こうに劔岳がデンと聳えてます

10/5 6:40

冷乗越から見た爺ヶ岳方面。ここから爺が岳までのハイマツ帯は吹きっさらしの強風帯なので、扇沢まで降りる人は大変かと

10/5 6:41

赤岩尾根は稜線の東側に降りる尾根なので、期待した通り無風。よかった〜

10/5 6:44

このトラバースで烈風が吹き上げてきたらイヤだなと心配してたんです

10/5 6:46

岩は濡れて滑るので慎重に通過

10/5 7:27

高千穂平。風が通るポイントですが、やはり稜線の東側は風が来ないようでほぼ無風。寒さを警戒して着込んでたので暑い暑い。ここでインサレーション脱いでカッパの下はインナーとTシャツだけにしましたが、それでも暑い

10/5 7:35

木の階段はけっこう滑るので慎重に

10/5 7:39

金属の階段もチョイチョイ滑るので慎重に

10/5 7:56

下部に差し掛かるとフカフカの土で滑りにくくはなってきましたが、油断してると木の根っこでやっぱり滑る

10/5 8:45

冷池山荘から2時間チョイで西俣出合に到着。雨で滑りやすかった割には良いペースでした

10/5 9:33

1時間弱の林道歩き。今日は赤岩尾根降りてきただけだから平気ですが、日帰りだとカッタルイでしょうね

10/5 9:39

駐車場近くにあるゲートはチェーン外して進入できる状態になっているので、西俣出合の割と近くに一台クルマが停まってました。この標示を見てなお進入できる神経がわからない

10/5 9:53

雨と汗でビチョビチョになりながら大谷原に到着。思ったよりクルマ停まってました

10/5 11:06

温泉は大町温泉郷の薬師の湯へ。普段は混んでいるので避けることも多いんですが、コロナ禍で客も減っているようで、のんびりと浸かることができました

撮影機器：

TG-5 OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ

備考

水は3リットル持参、小屋で0.5リットルもらい、消費は2リットルほど
荷は12��

感想

ryochi7474

15年ほど前に一度歩いたっきりの赤岩尾根。おぼろげな記憶では、もっと危険なポイントがあった気がしたんですが、整備が行き届いて安全なルートでした。
日帰りで行こうかとも思ったんですが、ヤマテンの予報だと荒天の可能性があったので、今回は日帰りの下見も兼ねて、小屋泊まりに。
荒天に備えてそこそこ荷が重く、かつ二日目はずっと雨で滑りやすい状態でしたが、それでも時間的に日帰り圏内だとわかったのは収穫。来年は日が長い時期に日帰りしてみたい。