赤兎山 キノコ&紅葉散策【三ツ谷起点 小原峠〜赤兎山〜杉峠周回 】
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 08:17
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,159m
- 下り
- 1,160m
コースタイム
天候 | 曇り 午後一時 雨 (僕たち私たちはずっと雲海の下に居たみたい) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
こちらでは3台少々駐車可(未舗装&水溜まり上の駐車覚悟) トイレ、登山ポスト、自販機、携帯電波なし。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
杉峠から三ツ谷までの区間では片歩幅くらいの狭いトラバース気味に付いた急降下道がイヤラシイですわ。 雨降り等で滑りやすい時などは要注意よ。 |
写真
今日の最高点は赤兎山。
取付きは富裕層ハイカーが楽しむ小原側ではなく、マニアックハイカーが好む三ツ谷側からといたしますたわ。
作戦的には反時計回りで小原峠を目指すわよ。(Mi)
苦手な徒渉は最初に済ませたいのでこっち周りで良かった(lan)
逆周りは私の選択肢にはありません。
だってしんどそうやもん(mi妻)
ランちゃんが暑いアツイと嘆き、着ている衣服を、一枚、また一枚脱ぎ出していく。
果たして彼女が山頂に着く頃にはどんな姿になっているのでしょうか?(Mi)
何も脱いでないし(lan)
ワイワイ言いながらも林道歩きに1時間費やした。
そすてここからがやっと山登り開始となる。
その前に、ここで、みんな、裸になって、ご休憩しましょう…よ。(Mi)
1人でやっとりまっし(lan)
あんた工事の人でしょ。
なんでついてくるの?(mi妻)
だ、誰がやねん?
後ろの建設重機と一緒に写るからそう思えるのであってだな…。
つってもその重機と同じ色のカッパズボンを履いて、そんでもってそのヘルメット姿では…。(Mi)
役場の環境課の方ですか。宜しければご一緒に(lan)
増水していたら今日のゲームはコールド負けだった。(Mi)
徒渉苦手なので、水量が少なくて助かりました(lan)
フフン、今回は楽勝よ。
でもね川に落ちたら本当に「ドボン!」って言うから笑えるわよ。(mi妻)
去年もこの時期に来たのでこの藪漕ぎは想定内だった。
ここで下半身がグッチョグチョにされちゃうので皆事前にカッパズボンで対応。
だがそれを拒んだ一人の変態は失禁状態となったのであった。(Mi)
趣ある標柱が実に痛々しい。
私的にこの区間でクマと遭遇した事が3回あるから侮れないわ。
ここはランちゃんを先頭にして突き進むとしましょう。(Mi)
クマもクモの巣も払いました(lan)
今日の主力組である変態男女二人のお目当ては勿論キノコよ。
足元のお宝が充実していたらHAPPY満足。
補欠招集のウチらとしましては紅葉&眺望も期待したい。(Mi)
補欠じゃないでしょ。前日から何度も連絡してたのに!(lan)
「グフっ!、いいの見〜っけ♪」。
彼の幸せに満ちた含み笑いを浮かべる顔を是非皆さまにも見せてあげたい。(Mi)
終始こんな感じ。
私は体力温存モードなので、任せました!(lan)
期待のキノコが次々と現れ、広報キノコの彼的には忙しい。
序盤からこんな繰り返しばかりとなるのでほぼほぼ先には進めないが彼女達にとってはその都度小休止できるのでペース配分的には丁度いい。(Mi)
ここへ来ると今までの静けさがウソのような賑わいを見せていた。
「あのう、写真、いいですか?」。
と、ハイカー集団にお願いされると。
えっ!、私と一緒に写りたいの?
違うの?
なぁ〜んだ、撮ってちょうだいって事ね。(Mi)
小屋の周りではハイカーさんたちでいっぱいであった。
本来ならばここで静かにまったりランチと洒落込みたかったところでありますが紅葉時期に人気の赤兎山で静かを求めるのは無理があった。
ここは我慢してスルーいたしましたわ。(Mi)
切れ落ちたガレ斜面もあり、なかなかスリリングな想いを強いられるポイントではありますが、ここからはまた落ち着いた静けさが得られるので嬉しさの方が100倍優っていますたわ。(Mi)
もうお腹ペコペコ。
雰囲気の良いブナ林の中に陣取りみんなで給食を楽しむ事にしましたわ。
「キュウリの漬物があんねんけど食うか?」。
山で食うシオシオとした漬物は美味いねん(Mi)
確かに美味しかった、ごっつぉさん(lan)
お天気が冴えていれば進行方向に樹間から三ノ峰稜線を望みながら歩けるゴキゲンロードとなんのよね。
それが見られたらテンション上がっちまって杉峠から六本檜、三ノ峰イケイケと制したくなるのよね。(Mi)。
プチプチの雨がシトシトになった。
ここでカッパを投入よ。
雨降り歩きも嫌いじゃないので問題ないわ。
それに当初から雨予報だったらこの愉快なメンバーたちとの企画も無かったであろうからいい意味で素敵な想い出となったわ。(Mi)
さすが白山、白い山というだけあって真っ白!(mo)
ここで南竜別山から周回されてきたハイカーさんが「今日は最高の秋晴れでした!」と言われめっちゃ愕然となった。(Mi)
ま、マヂですか…。
林道歩きの途中で赤いモノに目が留まった。
「ん?、お花なの?」。
近付いてみるとそれは私の初恋の愛しのマユミさん(実)であった。
「最後の最後で君に出会えたのはきっと運命だよ」。(Mi)
とっとと帰るよ(lan)
感想
前日にいいものがゲットできたので急遽お裾分けのためにお声掛け。前日の夜にってどうよ〜と思っていたら幸いみなさん集まってくれてミッション完了…いや、今日もマイナールートでキノコ山行ですよ。
三ツ谷の駐車地に予定の20分前に到着、時間があるので車についた虫を掃除してるとほどなくしてランちゃんが到着。そしてミラーさんハニーちゃんも到着。もう少しして福井のパーティーさんも来られて、物好き集団ここに集まれり〜って感じ。
私は何となく杉峠から先に〜と思っていたらハニーちゃんが赤兎山への越前禅定道に向かう方向に足を進めてて、自然と強制的に?赤兎山から登ることに。福井からのパーティーは逆方向のようです。
登山口までの林道にはキノコはありませんでした。ここを歩くのは今年の3月以来です。渡渉を終えて越前禅定道に入るとあるわあるわキノコのオンパレード。全部相手してると時間が足りないのでほどほどに。朝一は薄暗く写真が上手く撮れません。
沢の流れが痩せてきたと思ってしばらくするともう小原峠です。打って変わって登山者がいっぱい!さすがメジャーなルートです。ここから赤兎山避難小屋までは賑わっています。避難小屋も3月に泊まって以来(笑)
小屋の周辺も混んでて、裏赤兎山に向かうルートの休憩場も埋まってました。仕方がないので休憩なしでそのまま裏赤兎山に向かいます。急斜面を下った後は急登です。他の4人パーティーさんが行こうとしてて「こっち行ったら眺めいいですか?」って聞いてきたので「激下りの後に急登の往復、裏赤兎山には休憩スペースもないですよ」なんて言ったのですが、まだ諦めがつかない様子。来る?来ない?なんて振り返ってたら戻って行きました。赤兎山避難小屋から先は変態の聖地なんです(ほんまかいな)。
なかなか休憩適地(眺めが良くて、ブナの森で、地面が乾いてる)がないまま歩いてると朝遭遇した福井のパーティーと再度遭遇。キノコの話(結構お詳しい)などなど盛り上がってお喋りして、また先に足を進めます。何とか、ちょっとだけ広い場所でようやくお昼に。
ロング山行で疲れが出始めたところでお腹も満たされて回復。杉峠を目指して歩きます。何度も小さなアップダウンを繰り返しているとひょっこり杉峠が現れます。
ここでミラーさんは三角点探しに薮の中へ。結局三角点は分からずじまい。さてそろそろ出発というところでよろぐろ谷から登って来られた沢登りのパーティーが登場!ん〜、濃すぎる。杉峠も変態の聖地?!
またまた変態談話を繰り返してようやく下山。と思ったら雨が…みなさんカッパを着用。私はそのまま。既に汗でびしょ濡れなもんで。
このルートもキノコ多し。ツキヨタケもいっぱいあったので、夜に三ツ谷登山口から少し登って行けばツキヨタケ観察できるなぁ〜って思いながら歩きました。
しばらくコロナのためみんなでワイワイガヤガヤ山行って難しいかったのですが、久しぶりにこういうのができると楽しいですね。全体的に余力があると少々のトラブルにも安定して対応できるという精神的な余裕を生み出します。パーティーでギリギリを狙った山行をすると無理が出て、事故につながったり事故にならなくても余裕のないことがイライラや自分勝手な行動の原因につながります。そういや出会った沢のパーティーも楽しそうな雰囲気でしたがこれもリーダー含め実力があって余裕があったからでしょう。
人は何故負荷を掛けてトレーニングして鍛えるのか。それは日常において精神的な余裕を持つためではないでしょうか。トレーニングは安全が確保された中で行い、安全が担保されてない現場では余裕を持って取り組む。もしパーティーのメンバーが怪我をしたら体力のある人が背負って下山する。そんな人が居れば実に心強いでしょう。体力というのはそのためにあるんです。
ハニーちゃん:普通に歩いてて見られるキノコはキッチリ見付ける。キノコ3連続やったねーと言われても、自分には1個しか見えてない。
ミラーさん:ヒラタケに強い。上ばっか見てるから?
モモちゃん:ヘンタイの一言。
ランちゃん:フシアナの一言。
これまで1人で歩いて「あんまりキノコなかったなー」と思ってた山も、ホントは宝の山だったのかも。
8月下旬からあまり登っていなかったので、体力が持つかが不安で、とにかく体力温存に努めました。キノコ写真は封印、キノコも登山道から見るだけで我慢。自分が持ってきたオヤツは小原峠で早々に食べて荷物を軽くした癖に、モモちゃんが持ってきてくれたオヤツは「それは杉峠で食べたい!」と先送りにして持たせ続けるという悪行ぶり。でも作戦が功を奏し、無事周回できました。
さて例の帯状疱疹ですが、発症して約1ヵ月が経過し、神経痛はMAX時の2割、一生続いても許容できるレベルには改善しました(美容院はちょっとツラいけど)。当初は正直1週間ほどで治るんじゃ?と甘く考えていましたが、治療スタートが早くてもこの状態。できるものなら半年前に戻ってワクチン接種したいです(>_<)
コロナ禍の中こっそり飲み会してたらランちゃんからモモちゃんからお誘いきたよ〜明日は赤赤兎周回だよ、ミラーさんにも連絡いってるはずだよ〜
と連絡がきた!ひょぅほーい!久しぶりにみんなで歩ける!ビールも焼き鳥もうまいし明日は遠足だし言うことないね!千鳥足で家に帰ったら当然ミラーさんは爆睡状態。
朝起きて特に会話もせず山仕度始めたところで行き先の想定が違うことに気づく。
彼「やっぱりハライ谷の紅葉みたいしそっちから登ろう」
私(何を言ってるのだこの人は???)
「赤兎七時集合ですよね?」
彼「何の話?」
私(モモチャンからのメッセージにも気づかないって何時から寝てたんですか?あなたは。)
コミュニケーション不足が如実に示された朝でした。
すったもんだの末七時ちょうどに現地に着きました。
何事も無かったかのように合流しGO TO キノコ(補助金なし)
で、めっちゃめっちゃ楽しかったんですよ。これが。
4人でワイワイガヤガヤ。そりゃ熊も寄り付かないわ。
キノコと言えばきのこの山しかわかんない私は「あれがナメコ?」
と17回くらいモモチャンに聞いてかなりうざいと思われたはず(笑) ランちゃんに「ナメコかそうでないかわかるまで3年かかる」と言われ早々にキノコハンターになる夢はあきらめた。
今回とても調子がよくて元気に最後まで歩けたのはどんくさい私に合わせたペースを作ってくれたリーダーモモチャンのおかげです。ほんとに頼りになります。
ランちゃんにもらったゼリーも美味しかったし大、大、大満足の山行でした。
舞茸さいこー‼️(妻)
皆さまこんにつは。
ご機嫌いかがかしら?
朝4時。
いつものように目覚まし無しでムクっと起き上がる。
これは自慢できる事なのか?
はたまた老化の一途をたどっている証なのか?
まぁそんな事はいい。
早起きは三文の徳って言うくらいだからきっと良い事につながるのであろう。
それに今日は久々のお山歩きを楽しもうと思っているのでむしろ歓迎すべき事だ。
えっ?、今日はどこのお山を歩くかって?
今日はね、今年の冬に愉快なメンバーたちと歩いた白山加賀禅定道のしかり場の紅葉を楽しみたいと思うの。
いやぁ、真冬に見たブナの樹氷に心を奪われ衝撃的な感動を覚えますたわ。
今思うとね、加賀禅定道は幾度となく歩いてはいるのですが、紅葉絶頂期に歩いた事が一度も無くこれは何が何でも見なくちゃいけね〜と思った次第で計画してみますたの。
朝食を終え、30分後に相方のハニーちゃんが起きてきた。
「いやぁ、今日は晴れるっつうから楽しみだね」。
するとハニーちゃんから…。
「7時に三ツ谷集合!、OK?」。
はぁ?、三ツ谷?、それって何の事?
「どいね!、モモチャン&ランちゃんからメッセージ届いているでしょ?」。
私の悪い癖が如実に現れてしまった。
私は休日ともなると自身の携帯を全くと言っていいほどチェック入れないの。
世の情勢や動向などはNHK総合もしくは朝刊記事オンリーで済まそうとしているってのもあるからだ。
普段でも人様からラインが届くなんて事があまり無いから休日ともなるとほぼ100%ノーマークとなんねん。
興味が湧かないから見ない。
興味を持とうとしないから見ない。
どちらとも言えるね。
まぁ、そんな話はどうでもいいな。
数日前からハニーちゃんと一緒にハライ谷紅葉散策を計画していたのが、いきなり当日朝になって「今日は三ツ谷赤兎山よ!」と言われた日にゃ私はどうしたらいいんだい?
なになに?、彼ら変態男女からオファーが届いているってか?
そんなの知らんゾ。
え〜と、どれどれ・・・。
あら!、ホンマやがな。
せやけど今は朝の5時半。集合は三ツ谷7時。
ハニーちゃん、あなた前日夜から知ってたのなら教えてちょうだいよ。
ハライ谷計画は即中止。三ツ谷企画で即実行じゃ!
今年は思い掛けないコロナ禍に直面し楽しい仲間たちと触れ合うなんてことが全く出来なくなってしまった。
コロナ前の冬の山行ではよく顔を合わせていた愉快な仲間たちとも逢えなくなってしまいとても寂しい思いをしていたものだった。
それが今は若干沈静化傾向となっているので「Millerさん、久々にどう?」とお誘いが入ったのにはとても嬉しかったわ。
森オタクの私と森のお宝さがしのキノコオタクが同じフィールドにて同じテンションでエンジョイする。
これに稜線眺望派のハニーちゃんも楽しめる赤兎山なら願ったり叶ったりだね。
よ〜し、遅刻覚悟で三ツ谷に行くぜよ!
遅刻寸前だったが現地に着いたら笑顔で私達を迎えてくれますたわ。
そすてモモチャンから前日京都山行でGETした黒毛和牛1頭まるごとのおすそ分け。
ド〜モ、スイマセン。
さて、赤兎山と言えばお一人様400万円を払って小原から取り付くってのが定番でありますが、ウチらはマニアックな三ツ谷から粛々と攻め上げますわ。
あのね、粛々って意味知ってんの?
ウチら4人が揃ったら粛々じゃなかったわよ。
でもね、やっぱ赤兎山を遊ぶのなら石川県の市ノ瀬側からの方が断然冒険心があって楽しいわ。
お天気は遠望の利かない曇り空ではあったが上質感溢れる幻想的な森は秋にはピッタリだったわ。
そすて彼らのお目当てでもあるキノコもジャンジャンバリバリの大ご奉仕で楽しませてくれた。
最後の白山展望地でお会いした南竜〜別山〜杉峠周回ハイカーさんから「今日は標高2000mより上では最高の秋晴れでしたよ」って言葉にカウンターを食らったが、
ウチらのMISSIONはカンペキに達成できたので全然悔しくありません。
「ねぇ、今日は晴れてたんだって」。
ふ〜ん。
「ウチらはカッパを着てたわよね」。
そ、そうね。
「雲海上では真っ青な空と北アルプスも見えてたんだって」。
へ〜、そ〜なんだ。
「便所はウォシュレットがあんのよ」。
もういいじゃないですか、そんなの。
ウチらだって衝撃の新たな発見があったじゃないですか。
特にアレね。
あ〜ん、アレね。
下山後にはランちゃんからキンキンに冷えたゼリーもいただき素敵な山行の最後に華を添えてくれますた。
また機会があったらこのメンバーで楽しいお山歩きをしてみたいわ。
今日はホントにありがとうございますた。
おしまい。
杉峠で写真を撮って頂いた沢登りグループです。
この日は誰とも会わないと思っていたのに、人がいたのでびっくりしました。記念写真一緒に写って頂いていてありがとうございました〜😊♪
Ellie さんコメントありがとうございます!
当日の沢のレコも拝見しました〜楽しそうですね。やっぱり沢はいいですね
あの時お会いできたので私も今年まだ沢に行こうと思いました
集合写真、思いっきり入ってますね(笑)
こちらこそお邪魔させてもらってありがとうございました!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する