天児屋山 1200m峰の県境分水嶺を歩く (岡山・鳥取・兵庫県宍粟市)
- GPS
- 04:50
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 414m
- 下り
- 396m
コースタイム
◆所要時間 4時間40分 ●歩行距離 10.2Km ▲総上昇量 522m
10:20 ちくさ高原
11:35 三国平(みくにだいら)「△1128m」〜(昼食)12:15
13:00 天児屋山(てんごやさん)「掘γ羚勝覆覆え)△1244.67m」〜(休憩)13:15
15:00 ちくさ高原
天候 | 霧 視程70m・ほぼ無風 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・国道29号線の波賀町斉木口から西の国道429号線を走り、ちくさ高原を目指します。 ★駐車場 ・ちくさ高原スキー場の駐車場1500台(平日 無料・休日\500)を利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆山行概要≪核心部≫ ・岡山・鳥取・兵庫の県境が交わる三国平から鳥取県境の緩やかな分水嶺をスノーシューで歩きましたが、 先行パーティーのトレースがあったので修正しながら5時間弱の散策を楽しみました。 |
写真
感想
【感想・コメント】
・三国平付近からガスが濃くなり、視程が70mほどの尾根を黙々と歩くはめになりましたが、
風の無い幻想的なモノトーンの世界に癒されました。
・江浪峠では、雪に埋もれたお地蔵さんを掘り出して、久しぶりに再会することができました。
・分水嶺は厳冬期の入山者が稀な山域ですが、今回はトレースがあったので少々興醒めでしたが、
それなりに気楽な雪山散歩が楽しめました。
【植生・動物】
・風雪に耐えて成長し雪化粧した巨樹は一見の価値があります。
・兎や鹿の足跡を多く見かけましたが、厳冬期でも活発に行動しているようです。
▲【山名由来】
・三国ヶ山(みくにがせん):加藤文太郎の記録にある山名
・天児屋山(てんごやさん):俗称と思われるが由来は不明
■山行詳細記録
10:20【ちぐさ高原】
ちぐさ高原からスノーシューを履いて冬季通行止めの県道を北進すると、
先行パーティーの新しいトレースが続いていた。
11:00【峰越峠(みそぎとうげ)】
県道が下り始めると岡山境界の標識が見え、分岐を右に入ると東屋が雪の重みに耐えている。
一息入れて三国平登山口から、適当に北の尾根に取付くと、いきなり急な坂になる。
植林とブナの自然林との境界を辿ると、県境尾根が緩やかになり、やがてブナの原生林に入る。
11:40【転換点】
江浪峠への県境分岐に着いたが、案内標柱が雪に埋没し、適当に右折する。
往路では江浪峠の「お地蔵さん」も深い雪の下に埋もれて出会えなかった。
11:55【三国平】
高みに向かうとすぐに「三国平の山名標柱」に到着。
例年この時期は、山名標柱の頭しか見えないが、今回はほとんど見えている。
少し風が吹き抜けて寒いので、少し先の倒木に仲良く座ってお待ちかねの楽しいお昼にする。
12:15【分水嶺】
体が冷えて寒くなったので、やおら腰を上げる。
ここから東へ鳥取県と兵庫県の秘境の分水嶺を辿るが、深いトレースがあって興醒めだが、反面気楽だ。
高みを探しながら、薄いガスの中を方向を定めて広い尾根に出る。
やがて1226mPKを過ぎると、山頂から先行パーティーが降りて来て、情報交換をしてすれ違う。
13:00【天児屋山】
少し登るとガスの中から天児屋山の山頂の特徴のある立ち木が見えてくる。
三等三角点は、やはり深い雪に埋もれていた。
展望が全く無いので、記念写真を撮って下山にかかる。
13:50【江浪峠】
峠まで一気に下り、気になっていたお地蔵さんを雪から掘り出して久しぶりの再会を果たす。
15:00【ちぐさ高原】
天候が回復し、青空が広がり始めた駐車場に全員無事に戻り、雪支度を解いた。
●【無積雪期の縦走記録:峰越峠〜天児屋山〜大通峠】
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-117367.html
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