赤城山《荒山北稜》

2020年10月18日(日) [日帰り]

• GPS: 02:48
• 距離: 4.9km
• 登り: 590m
• 下り: 585m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:29
• 休憩: 0:19
• 合計: 2:48

距離 4.9km 登り 590m 下り 590m

9:16 ローラー滑り台駐車場
9:23 9:28 赤城 栗太郎
11:07 11:19 荒山
12:04 ローラー滑り台駐車場
12:04 ゴール地点

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

姫百合第二駐車場に駐める。

コース状況／危険箇所等

時計回りに周回です。

荒山北稜：いわゆる藪岩です。藪漕ぎ、登攀、ルーファイがあります。バリエーションルートなので安易な入山は危険です。北壁(荒山バットレス)は左巻きで進みました。

荒山西尾根：下りで部分的にコース外を歩いています。一部踏み跡があり、新しめのピンクテープがありました。急坂もありましたが、普通に歩けました。

その他にハイキングコースと県道を歩いています。県道は車に注意です。

計画に当たりyamamossanさんの山行記録［https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1696115.html］を参考にさせていただきました。記して感謝の意を表します。

その他周辺情報

ステーキ山
カットステーキランチ1090円

写真

10/18 9:17

姫百合第二駐車場 スタート
正面は地蔵岳です。予想外の晴天にテンションが上がりますが、昨日の雨でコンディションはあまり良くないです。
それから山行に関係ないですが、昨夜の雨(雪)で浅間山が真っ白になっておりビックリでした。私は雪が無いのにピッケル持ってる変な奴です。

10/18 9:19

鍋割山 荒山 登山口
まずは少し寄り道です。

10/18 9:24

赤城 栗太郎
栗の巨木が二つ。このあと県道へ下り、適宜ショートカットしながら進みます。

10/18 9:42

この付近は栗太郎以外にも巨木が沢山あります。

10/18 9:51

カーブ33から荒山を見上げる。
この時は無事に到達できるか心配になりました。それから車に轢かれそうになり、そちらもドキドキでした。

10/18 9:54

カーブ33を曲がりきり、少し先にある堰堤の左上へ取り付きました。

10/18 10:00

北端部のピーク
石柱のあるピークで小休止です。樹林越しに地蔵岳が見えました。

10/18 10:09

はじめは穏やかな尾根で、明瞭な踏み跡や杭がありました。

10/18 10:15

やがて藪岩痩せ尾根になります。

10/18 10:16

地蔵岳

10/18 10:17

鈴ヶ岳と外輪山

10/18 10:19

荒山
手前の膨らみが北壁です。肉眼では岩壁が顕著に見えました。進入を阻むかのように曇ってしまいました。

10/18 10:23

シャクナゲジャングルを掻き分けて進みます。
この辺りまで明瞭な踏み跡がありました。

10/18 10:28

北壁に近づくにつれ岩や、

10/18 10:32

藪が激しくなってきます。

10/18 10:35

荒山北壁(荒山バットレス)
直登は危険なので左へ巻きます。右巻きも出来そうな感じもしました。

10/18 10:38

岩根のバンドを巻き上げ、取り付けそうな斜面をルーファイしました。

10/18 10:47

北壁の上部
岩の東稜を巻き上がりました。低木を掴みながら登るような箇所もあり、核心部だったかなと思います。

10/18 10:49

北壁の先も難所が続きます。

10/18 10:55

大岩や藪をかわしながら、苔の急斜面を這い上がります。

10/18 10:59

斜度が緩んでくるとゴールは近いです。

10/18 11:06

無事に祠の裏へ飛び出しました。

10/18 11:07

荒山
山名板、三角点、石祠のある山頂です。
高さ118cmを測る石祠は、赤城山中においては最大級です。「石工 連中 瀧 田中 大久保」などの銘文が読めましたが紀年銘などは不明でした。
標柱にある温度計は10℃で、少し肌寒いです。

10/18 11:27

荒山南面は紅葉が始まっていました。
景色や紅葉を楽しみたいところですが、生憎のガスです。

10/18 11:30

田床炉岩
この岩で一休みしていた、山ガールのグループと交流することができました。

10/18 11:31

紅葉ハイキングを楽しみたいですが…残念な天気。

10/18 11:32

荒山南尾根
いい感じの色づきですが…青空ならもっと見応えがあるのかなと思います。

10/18 11:33

見晴らし広場の見事な松
ここからコース外へ。

10/18 11:37

ピンクテープ
西尾根は草付きの斜面なので少し滑ります。

10/18 11:42

途中には石杭も

10/18 11:45

・1230
ここで一般コースに合流しました。

10/18 11:52

最後は未踏の遊歩道を歩きます。

10/18 12:02

無事に下山しました。ゴールです。
思ったより早く帰ってこれましたが、天気もアレなので帰路につくことにしました。

10/18 13:22

帰り道途中にある、ヤマレコユーザー御用達の「ステーキ山」でランチタイムです。オススメです☆

撮影機器：

iPhone XR Apple

感想

モンブラン

両神山の踏査にしようかと思案しましたが、埼玉よりも群馬の方が天気が良さそうだったので、禁断の荒山北稜へ。

赤城山主要ピークの一つである荒山は、約七万五千年前に形成された溶岩ドームである。北面はその特徴的な尖峰からそのまま切れ落ちており、今回歩いた北稜は荒山を象徴する稜線と言えるのかなと思います。

攻略に当たって持参したギアはメット、チェンスパ、ピッケル、それから撤退用の30mロープ、ハーネス、下降器、細引き、スリングでしたが全て使用せず、結果的には重りとなりました。

荒山北稜は少し前から目標にしていたコースだったので無事に達成でき良かったです。

コメント

MUSICA001

尊敬します
montblanc55さん、こんにちは。

少し遅れました。
荒山アタック、お疲れ様でした。
私も、yamamossanさんのレコを拝見して、少し、調べたことがありますが、等高線は「密」だし、アックスなんて持ってないし、夏はヤブが大変そうだし冬季に急斜面なんて、で、自分には技術的にとてもムリだと思い、その後、あの付近の道路を通るたびに、登攀ルートを見上げていました。

montblanc55さんが歩かれたこと、とても嬉しく思います。

これからも、どんどん、紹介してください。
楽しみにしています。

モンブラン

Re: 尊敬します
MUSICA001さん、こんにちは。

確かに、等高線の「密」と下から見上げる険悪な斜面からはとても行ける気はしません。私も冬季はとても無理ですが、藪岩ならいけるかもとダメもとで突撃してみました。
ですが実際に歩いてみると、荒山バットレスの巻き以外は鈴ヶ岳VRと同じような雰囲気だったのかなと思います。

今回の装備は重りというよりは、むしろお守りだったのかなと振り返って思いました。

まだ未踏のピークがいくつもあるので、今後も赤城山探検を楽しみたいと思います。コメントありがとうございました。

yamamossan

おめでとう御座います
あんな所登る人なんてほぼ居ない筈なのに、バットレスまでの稜線が意外と歩きやすく、踏み跡っぽいのは不思議ですね。自分のレコがお役に立てて嬉しいです。お疲れさまでした。

モンブラン

Re: おめでとう御座います
yamamossanさん、はじめまして。

ご本人様からのコメント感激です。

yamamossanさんが登られた冬季よりは格段に難易度は低いですが、無事にクリアできました。ルートの分析から叙述まで完璧なレコ、美しさすら感じています。

お怪我をされていたとのこと、日光白根山レコで知りましたが、山歩きできるまでに回復されたとお見受けしました。ご回復を心からお喜び申し上げます。

今後ともよろしくお願い致します。ありがとうございました。

yamaonse

ステーキ山登頂
モンブランさん、こんにちは！赤城山のレコ、アレンジもまたいいですね。たぶん山頂は大賑わいの日だったと思いますが、静かな山歩きを楽しめたのではないでしょうか？ステーキ山も登頂したんですね。お手頃価格でお肉が美味しいっていいですね♪

モンブラン

Re: ステーキ山登頂
yamaonseさん、こんばんは。

yamaonseさんの、季節感満載のレコ(時々史跡探訪&グルメ)毎回勉強させていただいております。

ステーキ山、実はすでに三度ほど訪れておりまして毎回混んでいますが、アットホームな店内にリーズナブルな価格、すっかり定番のお店になってしまいました笑。

書いているそばから、また行きたくなってしまいました。ステキなお店をご紹介下さり、感謝です。コメントありがとうございました。