赤城山で子鹿の遭難?に遭遇
- GPS
- 04:12
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 568m
- 下り
- 567m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
AKG冬割パスで往復1600円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道の状況 駒ケ岳登山口〜駒ケ岳 トレース有り。一部凍結箇所ありますが、避けて通れます。 稜線でワカン装着の可能性を考えてアイゼン未装着で登りましたが、着けたほうが安全だと思います。 駒ケ岳〜黒檜山〜ビューポイント しっかりトレース有り。ワカン必要ありませんでした。 黒檜山〜黒檜山登山口 トレース有り。気温が高かったせいか雪はシャーベット状になっているところが多く、下りだったこともあり滑りやすいです。 自分はアイゼン未装着のまま下りてしまったので、転倒→意図せずシリセード×2回してしまいました。 |
写真
感想
今回の目的はまだ未踏の陣笠山、薬師岳、出張山を歩いて赤城外輪山をグルッと一周踏み跡を繋げることでした。
それだけでは流石に物足りないので駒ケ岳〜黒檜山を登ったあと行くつもりでした。
心配していた天気もバッチリで幸先よくAKGメインコースを終えて陣笠山に向かったのですが…
冬期閉鎖の赤城道路を五輪峠に向けて歩いていると少し遠くで何かモゾモゾと動いてる。
恐る恐る近づいてみるとどうやら動物が背中から穴?にハマってもがいてるようでした。
とりあえず少し遠目から写真を一枚撮ってもっと近づくと子鹿でした。
そのまま見なかったことにして通過、というわけにもいかず、とりあえず穴から出してやろうと子鹿の傍まで行きました。
蹴られたらやだなーとそーっと体に触ると全く暴れることもなくおとなしくなってしまう。
もしかしたら結構弱ってるのかもしれないと思い、体を下から少し持ち上げてそっと引き上げました。
すると、やはり弱っているのかもしくは骨折でもしているのか立ち上がれずそのまま横たわり動かず、ただ悲しそうな目でこちらを見ていました。
このまま放っておくわけにもいかず、でもどうしたらいいのか分からないので道を引き返し地元の人に伝えることにしました。
閉鎖ゲートで車の方が商店街の方向に引き返すところだったので、子鹿が倒れていると伝えてもらうことをお願いして自分も商店街に向かいました。
商店街より手前に赤城神社があったので、神社の方に話すとどちらへか電話で伝えていただけました。
先ほど車の方に商店街の方へも連絡をお願いしてしまったので、その確認に戻り商店街の区長さんと話すと県の赤城山を管理する方に連絡するとのことでした。
神社で電話されていたのも多分その方なのでしょう。
やっと自分も落ち着いたのでいつものお店でお昼に。
そこで鹿の話をすると、保護されることになるだろうとのことでした。
以前も逃げて沼に飛び込んでしまい溺れたところを保護したことがあったよ、と聞きました。
あとは保護されるまで持ちこたえてくれていればいいんですが。
鹿というと増えすぎによる食害の問題もありますが、あの子鹿には生きてもらいたい。
なかなかそういった現場に遭遇することはないですよね。
小鹿もそのままだったら息絶えていたでしょう。
無事に保護されて早く元気になってまた自然に戻れるといいですね。
とても心温まるお話でした。
>ただ悲しそうな目でこちらを見ていました。
人間の言葉話せないですものね
無事に力を取り戻して、山にもどれるとよいですよね
今まで山で何度となく鹿に遭遇したことはありましたが、こんな形で会ったのは初めてです。
とにかく無事であってほしいです。
あんな目をこちらに向けているのに、自分には何もしてやれないのが残念でなりませんでした。
今でもあの顔が忘れられません。
無事であることを願ってます。
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