白山と名残りの紅葉 三方岩岳〜野谷荘司山〜妙法山

2020年10月21日(水) [日帰り]

• GPS: 03:50
• 距離: 6.7km
• 登り: 699m
• 下り: 417m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:13
• 休憩: 0:21
• 合計: 3:34

距離 6.7km 登り 699m 下り 420m

7:29 三方岩駐車場
8:03 8:09 三方岩岳展望台
8:21 8:28 三方岩岳
9:20 9:24 鶴平新道分岐
9:38 9:39 野谷荘司山
10:08 10:11 もうせん平
11:03 妙法山

天候

終日快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

●白山白川郷ホワイトロードは今年石川県側が工事で通行止め。岐阜県側からは三方岩隧道手前の三方岩駐車場まで通行可能（朝7時〜夕方5時まで）。夜間駐車不可。
●8/1から先着5,000台限定通行料半額キャンペーンに滑り込みセーフで間に合いました（普通自動車1,300円が650円）。上限に達したために残念ながら10/23より元の料金になったようです。
●三方岩駐車場はトイレ有、普通車スペース50台。

コース状況／危険箇所等

●携帯予備電池充電忘れでログは行きだけになっています。
●全体を通して藪もなく快適な尾根道。野谷荘司山の稜線は大きなガレがあり強風時は少し怖いです。
●忘れてはならないのが、クマ対策。自然豊かな分白山周辺の山々は結構あちこちで目撃されています。

その他周辺情報

白川郷の温泉も良いですが、オススメは大白川温泉「しらみずの湯」。源泉掛け流しです。白川郷から車で15分。
https://www.hidahakusan.jp/spa/

写真

日の出にあわせて白川郷から天生（あもう）峠へ。

10/21 6:13

黎明の白山を見たくて。いい1日になりそう。

10/21 6:31

今日歩く三方岩岳から妙法山への稜線もチェック。

10/22 15:30

往復6〜7時間、意外と距離あるかも。

10/22 16:15

白山白川郷ホワイトロードの馬狩料金所が開くのは朝7時。間に合うように下ろう。

ゲートも並ぶ事なくスムーズに通過。今日は谷の雲海もほとんどなし。

10/21 7:09

朝の透明な空気の中、ホワイトロードを車で上がる。背後には人形山の長い山稜。

ホワイトロードは車もほとんど走っていませんでした。

三方岩駐車場到着7時半。歩き出して見下ろす駐車場は平日とあってガラガラ。

10/21 7:57

白山北方稜線の山々の展望が開ける。

10/21 7:58

山座同定は帰りに行いました。のちほどの写真に記載してます。

10/21 8:00

30分程で山頂台地へ。ここで初めて白山が視界に飛び込んでくる。この瞬間が好き。

10/21 8:01

パノラマで分かる白山のスケール。

10/23 22:44

山頂部をズーム、山頂部の山座同定。

10/21 8:08

三方岩岳の山頂は2つ。こちらは「三方岩岳展望台」。

だ、誰もいないっ！　平日の朝8時。i-phoneを山名標の上に置いて何とかタイマー撮影。

10/21 8:12

望遠でとらえた猿ヶ山と桂湖の境川ダム。

10/21 8:19

今日は北アルプスも良く見えます。麓は白川郷。

10/22 16:33

槍・穂高。週末の寒気で冠雪しています。

乗鞍岳。手前の三角は籾糠（もみぬか）山のピーク。

10/21 8:20

稜線縦走開始。次は野谷荘司（のだにしょうじ）山を目指します。

10/21 8:28

今まで散らずに待っていてくれたような紅の彩りです。

10/21 8:29

吸い込まれそうな程、青い空でした。

10/21 8:47

振り返る三方岩岳・飛騨岩。

10/21 8:55

紅葉は1,500m付近が盛りの様子。

10/21 8:55

それにしても今日は絶好の秋晴れ。

10/21 9:11

稜線東側をパノラマで撮影してみる。

10/21 9:17

所々にまだ紅葉が。

10/21 9:21

足元に赤頭山が見える鶴平新道の尾根。庄川の対岸にはのっぺりとした大きな猿ヶ馬場山 (1,875m) と、尖った籾糠山 (1,744m)。

10/21 9:26

白山まで続く北縦走路。この長い尾根の名前は念仏尾根。目指す山を常に見ながら歩くのは気持ちがいい。

10/21 9:32

紅葉の最盛期は燃えるような色なんだろうな。

10/21 9:36

野谷荘司山 (1,797m) 到着。出発から2時間かかりました。

10/21 9:38

ずいぶん白山が近くなった。

山頂で休憩されていたご夫婦にお願いした写真。ここまで出会ったのはトレラン風ですれ違った方がお一人だけ。

10/23 13:24

先へ進みます。崩壊の進んだ稜線から山座同定。

大きくガレている稜線なので、眺めいいです。鳩谷ダム湖と庄川。

もっと藪っぽいと思いましたが、快適で展望の良い野谷荘司山の稜線。

10/21 9:45

行く手に湿原が見えてきました。もうせん平でしょう。

10/21 9:58

ママコマの花がまだ残っていました。

10/21 10:00

この辺りからの白山が一番格好良かった。

10/21 10:03

残っていた紅葉。白山をフレーミング。

10/21 10:12

もうせん平の神庭池。ネーミングがイイね。

10/21 10:19

左に大きな三方崩山 (2,059m) 。まぎらわしいけど、三方岩岳とは別の山。

10/21 10:37

足元にリンドウの花。

ようやく見えた、今日の最終目的地・妙法山のピーク。

振り返ると野谷荘司山は手前の美濃原山に隠れてみえない。妙法山までは思ったより長かった。

一旦下って再び登り返す。なかなかの急登でした。

10/21 11:02

妙法山 (1,776m) 到着です。名残りの紅葉の向こうの白山まで、このままずっと歩いて行きたい。

10/21 11:08

中宮尾根。真ん中の山は滝ヶ岳（1,774m)。この尾根も長〜い。

10/21 11:08

白山は手が届くほど近く大きい。ここまで来たからこそのご褒美。

10/21 11:08

…とはいえ、白山の前にそびえている間名古の頭(2,124m)を越えて2,684mの大汝峰までまだ1,000m近くもあるアルバイト。

10/21 11:09

三角点と小さな山名標があるだけの妙法山。でも素晴らしい展望がそれを十分補ってくれました。さあ、帰ろう。

10/21 11:27

帰りはゆっくり秋を楽しんで。

10/21 12:27

秋の山、プロムナード。

10/21 12:29

猿ヶ馬場山は最近人気だそうで…　昔一度だけ、テレマークスキーで春に登りました。

10/21 12:18

もうせん平。名前の由来はモウセンゴケ？

10/21 12:38

名残おしい紅葉。

10/21 12:53

東側の山々は順光でコントラストがはっきりしてきた。

10/21 12:56

行きにすっかり忘れていた野谷荘司山の三角点。標高1,797m。

朝一番で日の出を迎えた庄川対岸の天生峠 (1,289m) 。

10/21 13:07

世界遺産の白川郷。豪雪の地、山と川に挟まれた場所なのが良く分かる。

10/21 13:09

三方岩岳が見えて来て、一安心。

10/21 13:49

三方岩岳のもう一つの山頂、飛騨岩側にあるプレート。行きは見逃していました。

10/21 13:51

先に見える展望台ピークで休憩して、ゆっくり山々を眺める事にしよう。

10/22 15:52

赤線をつなげてみたい医王山から続く白山北方稜線。笈ヶ岳（おいづるがたけ）など名前聞くだけでゾクゾクする山々。

10/22 20:37

さらに北の展望。吸い込まれそうな青い空の彼方は…日本海。山の向こうは砺波平野。

10/21 14:02

大笠山 (1,822m) は1等三角点の山。ありがたいことに右に落ちる尾根上に避難小屋がある…　これは使いたい。

10/21 14:02

大笠山から笈ヶ岳 (1,841m) はグレトラ2で田中陽希さんもヤブ漕ぎで苦労した稜線。歩いてみたいね。

10/21 14:09

裏側からは飛騨岩の断崖があるとは思えない柔和な山容の三方岩岳。

10/21 14:16

かわいい山名は残雪模様が由来という人形山 (1,726m) 。

10/21 14:34

少し寄り道して、ふくべ谷上園地展望台へ主稜線の偵察に。やっぱりここから先は踏み跡がない‥無雪期に 笈ヶ岳まで行くには尾根をひたすら藪漕ぎしかないか。

10/21 14:35

明日は雨予報、白山の上に薄雲が広がり始めました。天気が崩れる前の好天に歩けてよかった。

10/21 14:36

こちら側からの三方岩岳は越中岩が良く分かる。

10/21 14:36

足元に見えた白山白川郷ホワイトロード。昔の名前は「白山スーパー林道」でした。

10/21 14:55

午後3時。すっかり車も減った駐車場に戻ってきました。

10/21 14:56

申年には全国区になる猿ヶ山 (1,448m) 。右奥の袴腰山 (1,163m) はシャクナゲの名山。ホワイトロード下り途中の展望。

10/21 15:30

白川郷の手前からは猿ヶ馬場山が高かった。

10/21 15:39

山から見下ろしていた庄川に架かる国道156号線・野谷橋。今度は逆に橋から見上げる今日歩いていた稜線。大満足の1日でした。

撮影機器：

iPhone 6s Apple

iPad Air 2 Apple

iPhone XS Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 雨具 靴 サブザック 行動食 飲料 地図（地形図） ヘッドランプ GPS ガイド地図（ブック） 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル

感想

kenny

先週は赤兎山へ。西側から白山の雄大な姿を見て改めて良い山だと思った。今度は東から見てみようと、何年かぶりに三方岩岳へ出かけた。
せっかくだから、残った紅葉と合わせて早朝に天生峠から朝陽に照らされた白山も見てみよう。
三方岩岳だけでは歩き足りないので、妙法山まで往復してみよう。
少々欲張りな案でしたが、平日の好天を狙って入山したおかげで人少ない秋の山を満喫出来た。

紅葉のピークは10月18日頃までだったようで、その後の2日間の比較的高い気温の晴れで葉はカサカサになってずいぶん落ちてしまったようです。半面、丸1日雲もほとんどない快晴は久々だったようで、展望を楽しむには申し分ありませんでした。

「両白山地」は白山と奥美濃の能郷白山をつなぐ山々。ここからさらに奥美濃は伊吹山まで峰を連ねます。さらに白山の北には笈ヶ岳など魅力的な山が医王山まで連なる。
アルプスに比べるべくもなく地味な山々ですが、荒らされていないプリミティブな登山が堪能出来る魅力的なフィールドで、住んでいる中京圏からも近い。
いつか白山から伊吹山まで赤い線がつながれば、嬉しいのですが。
そんな事を浮かべながら、白山を存分に眺めた1日でした。