湖南アルプス周回(堂山〜太神山〜矢筈ヶ岳〜笹間ヶ岳)
- GPS
- 09:06
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 1,117m
- 下り
- 1,127m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●松茸シーズンの立ち入りについて 堂山から鎧ダムに下山してくると、鎧ダムの両側にピンクのテープが張られて、立ち入り禁止の表示があります。その後も迎不動までずっと同じ状況ですが、道自体は通行可能のようです。迎不動から車道を進むと、ヘアピンカーブの車止めの所に立ち入り禁止の表示がありますが、東海自然歩道の分岐までは車道自体は通行可能のようです。この分岐の所からは、車道を塞ぐようにピンクのテープが張られて、立ち入りできないようになっています。東海自然歩道自体は通行可能のようで、道の脇の表示も入山禁止ではなく、「入林禁止」です。つまり、道を外れなければ通行可能のようです。太神山から矢筈ヶ岳・笹間ヶ岳を経て田上公園駐車場までは、何の表示もありませんでした。 ●堂山 堂山の登山道の入り口に行くには、5mぐらいの幅の天神川を渡渉する必要がありますが、今回のように雨上がりの後だと水量ヶ多く、靴が水没してしまいます。登山道入り口からしばらくは若干わかりにくいところがあり、案内表示の地図が見当たらなければ、間違っていると思ってよいでしょう。谷沿いを進むところも多く、渡渉も何度かあります。巻き道はシダに覆われています。尾根に乗ってからはシダはありませんが、ザレているところや、岩場になっており、通行に注意が必要です。山頂からすぐ隣のピークへはかなり急な降り登りですが、ロープがあります。最後に迎不動の手前でも天神川を渡渉しますが、川の中に置き石がありますが、水量が多いとやはり靴が水没してしまいます。 (kumakkumo)トレラン用や普通の運動靴では厳しいかも。 ある程度防水が効いて足首辺りまである普通の登山靴なら、ほとんどの渡渉は大丈夫(それでも堂山登山道にたどり着く前の時点で、片足が水に浸かった)。 時折、ぬかるみにはまりやすい箇所や、生い茂ったシダで足元が隠れて危険なところがある。(ここまでkumakkumo記) ●迎不動から先の太神山・矢筈ヶ岳・笹間ヶ岳は特に問題ありません。 |
その他周辺情報 | 田上公園駐車場にはトイレがあります。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
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感想
kumakumoとのまったり山行きのはずだったのですが・・・・
スタンプラリー体質の私としては、是非とも湖南アルプスの4座を一度に回りたい。
それぞれの山は、それほど標高も高くないので、何とかなると思ったのですが。
最初の堂山で予想以上に時間がかかりました。おまけに、登山道入り口手前で面倒くさくて、無理に徒渉して靴の中が水浸しに。
迎不動の時点で、これは4座は無理だと思ったのですが、ここからkumakumoが怒濤の進撃。あれよあれよという間に太神山に往復して、矢筈ヶ岳から下山して、笹間ヶ岳への分岐へ到着。まだ、3時前だったので、ヘッドライトも持っているし、降りは車道を利用することを考慮にいれて、笹間ヶ岳へ。頑張ったご褒美のような絶景を堪能した後、車道を利用せずになんとか日暮れ直前にスタート地点に戻ることができました。
この季節に8時にスタートでは、ちょっと4座はきつかったです。あと2時間ぐらい早くスタートすると、余裕を持っことができたでしょう。また、逆ルートだと、堂山が最後に来るのは、ちょっときついかなと思いました。
全体的に、4座それぞれに特徴があり、眺めも良いところが多く楽しめました。悲しかったのは、二人でパンを4個と非常用の羊羹とエナジーバーしか食料を持って行かなくてひもじい思いをしたことです。帰りの近江大橋の側の十二分屋でラーメンを食べましたが、がっついてしまって写真を撮るのも忘れてしまいました。
朝日の中で、蜘蛛は高い位置に巣を張っていた。シダ類もまた
夏の間に随分背丈を伸ばし、行く手の足元を覆う。けもの道を
行くカモシカにでもなったつもりで、一心不乱に高みを目指せば、
突如として次への道標が現れる。
飛び石を渡る瀬や岩をよじ上る堂山への行程は、さながら大人の
アスレチック。相応の筋力と足腰の可動域が求められる。半年前
なら全くこなせなかったプログラムだ。ただ漫然と整形外科の
リハビリに通うだけでは、ここまで回復していなかっただろう。
登山は何よりのリハビリだ。
堂山だけで思いのほか時間がかかったらしく「いまから鎧ダムを
経て太神山へ向かうが、笹間ヶ岳までは無理かもしれない」と
sayup18が言う。私はといえば、岩に上ったし、眺望も見たし、
既に湖南アルプスのおもしろさを十分堪能した気になっており、
山行きは成り行き任せ風任せ。
太神山への道は「松茸シーズン云々」の警告に阻まれたかに見え
たが、両側にピンクのテープが途切れることもなく張られている
ため、むしろ道に迷うことなくサクサクと進んで行けた。
アンティークな石積みに色とりどりの水しぶきがはじける鎧ダム。
オランダ堰堤まで来て見れば、既にお不動さんのエリアに入って
いた。お地蔵さん、祠、磨崖仏、二尊門等々、不動寺ホールディン
グスの見ものに次々と出会う。
不動寺では、少し傾いた祠と斜めのお地蔵さん発見。お地蔵さんは、
石段の踊り場に無造作に置かれ、斜めになったまま瞑想なさって
いた。
そこから小一時間、上り下りを繰り返すうちに矢筈ヶ岳。このとき
既に午後2時を回っていたけれど、ときには岩をおもしろがり
ながら、またときにはせせらぎを愉しみながら行くうちに、トレ
ランの男性と遭遇。笹間ヶ岳までは「あと1時間もかかりませんよ」
とのこと。車道を帰る覚悟で笹間ヶ岳に向かう。
笹間ヶ岳の頂上は、三角点のそばにある大きな岩の上。梯子を
上って岩の天辺から見る眺望は、本日の山行きの総仕上げ!?
岩の上からちょっと身を乗り出して眺めると、今朝登った堂山と
目が合った。その向こうに近江富士。ほかにも比叡山が見える、
比良山が見える、瀬田の大橋が見える。時間が押していても、
ここまで来て本当によかった。
日暮れのやさしい光に包まれながら帰る道は、木々が、岩が、池が、
眠りにつこうとしている。
新茂智神社の横を過ぎて住宅街にさしかかる頃、振り返れば
鳥居の奥に灯りが点り、見上げれば半月。
駐車場に戻る頃、建物の向こうに覗いた堂山の、あの岩肌が
銅(あかがね)色に光っていた。ちらちらと最後の炭火のように。
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