剱 チンネ 左稜線
- GPS
- 104:00
- 距離
- 23.7km
- 登り
- 4,048m
- 下り
- 4,026m
コースタイム
> 8/15(晴)・南町田駅9:45(中央道に乗るまで渋滞2時間)=扇沢15:30・立山黒部ア
> ルペンルート16:00〜17:20室堂17:30…雷鳥沢キャンプ場18:00(幕営)
> 8/16(晴)・起床4:30・出発5:30…別山乗越6:50・7:10…剱沢キャンプ場7:35・45…(剱
> 沢雪渓)真砂沢ロッジの水場8:50・9:00…長次郎谷(雪渓登り)…熊ノ岩11:50(幕営)
> 8/17(くもり・霧・小雨)・起床4:00・出発5:30…右俣から池ノ谷乗越6:30…三ノ窓
> 7:00(三ノ窓雪渓下り)…チンネ取り付き7:20・40(登攀開始)…核心部の上(左稜線ピー
> ク)13:00…終了点13:55…池ノ谷乗越…熊ノ岩14:00・撤収14:30(長次郎谷(雪渓下
> り)…剱沢雪渓15:00・10…(雪渓から登山道へ)16:10…剱沢キャンプ場17:00(幕営)
> 8/18(くもり・霧・小雨)・起床4:00・出発5:45…(剱沢雪渓下り)…源次郎尾根取り
> 付き6:20・30…(左の尾根よりミックスを登り、霧の為尾根がはっきりしない)…尾根上部
> 8:30…喫9:00…曲9:25(懸垂下降25mOK)…剱岳山頂11:00・20…剱沢キャンプ場
> 14:00
> 8/19(晴)・起床5:00・出発6:15…別山乗越6:45…雷鳥沢キャンプ場7:40…室堂8:30
> ・8:45〜扇沢10:21・40=大町温泉11:00・30=中央道(諏訪SA昼食)=横浜16:00
天候 | 15日:快晴 16日:快晴 17日:上部ガス時折ザイル重たくなる 18日:一日中ガスの中時折ガス濃くなり、ザイル濡れる 19日:山頂ガス |
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過去天気図(気象庁) | 2007年08月の天気図 |
アクセス | |
予約できる山小屋 |
|
ファイル |
非公開
2680.xls
計画書
(更新時刻:2010/07/28 08:54) |
写真
感想
8月15日 (快晴)
中央高速下りの渋滞は無いだろうとの見込みも甘く、ぎりぎり最終トロリーバスに間に合う。
快晴の室堂から雷鳥沢キャンプ地に移動、家族連れのキャンパーも多くにぎわっている。
8月16日(快晴)
剱御前小屋を経て剱沢キャンプ場を通過し剱沢へ。途中女性クライマー二人にすれ違う。何処を登攀したか尋ねると我々の予定と同じルートを登攀したとのこと。女性二人で登るとはなかなか素晴らしい。我々中年組みも負けてはおられない。
剱沢の雪渓は安定しておりアイゼンなしで下降、途中明後日の源次郎尾根取り付きを確認し、長次郎谷の出合へ。少し手前に真砂小屋の水場があり冷たい水をたっぷり飲む。
長次郎谷は広く、右に八ツ峯・左に源次郎尾根と挟まれ下部は日陰で涼しい「熊の岩が見えてからが長い」の言葉通りなかなか近づかない(途中アイゼンを付ける)それでもお昼ごろには右手八ツ峯6峰のC・Dフェースに取り付いているクライマーを確認する事ができた。この日は快晴で熊の岩でトカゲになり日焼けする。ロケーションは最高で6峰のクライマー、源次郎二峰の懸垂下降のクライマーを見ることができる位置で、BCとしても使えそうである。
8月17日(上部ガス)
長次郎谷雪渓をつめ(アイゼン使用)池の谷乗越しへ。途中クレパスが大きく開いていたが、下は土で難なく通過。(前日この雪渓をアイゼンなしですいすい下降のクライマーがおり技術の差を見せつけられる)ガレを下り三ノ窓へ、途中NHKロケ班とすれ違い(9月に剱岳の特集・中部地区のみ?)北方稜線を登り山頂に向かうそうだ。
ガスが晴れ三ノ窓からはチンネ全体がはっきり判る、2組がすでに左稜線に取り付いている。シュルンドが広く、下のガレから取り付き前の組に追いつく。
後から二組(東京農大山岳部とガイド「長岡氏」登攀)と合計5組が取り付く。
前の二組が遅く、長岡氏は平行したルートを使い追い越す(今日で3日連続の左稜線とのこと)
ガスが濃くなりザイルが湿ってくる。核心はガイドのお客と一緒になり、話を聞くとあまり岩登りは行っていない様子で「ここに来たことに後悔しているでしょう?」と聞くと、涙目でうなずかれる(私より年配の女性)
チンネの頭にて渡辺さんとがっちり握手し早々に下山を開始。
ガスの長次郎雪渓で熊の岩を見失い、渡辺さんの声で無事到着。そそくさと撤収し剱沢キャンプ場に向かう、剱沢の登りがきつい。
8月18日(上部ガス)
天気予報は悪い予想なので4:00に雨の場合は様子見としていたが雨ではなくガスだけなので出発、日差しも出てこのままの天気を望む。
源次郎尾根取付きにスノーボートがデポしてある。(緊急用か?)
急な尾根を木登りのごとく登る、途中いやな岩場が出てきて上部が不安になる。ガスの中でルートのとり方を慎重にする。ルート図・解説・写真などを何度も見比べ何とか一峰がようやく出てきたと思ったらなんと二峰であり嬉しくなる。
源次郎尾根は一峰(よくわからなかったが)までの登りでルートを見誤らないことだ。
二峰の懸垂下降は50mザイル1本で充分足り3mほどをクライムダウンする。
途中、雷鳥の親子に道案内をしてもらいたり、渡辺さんから高山植物の名前をご教授願うがすっかり忘れてしまう。
剱岳の山頂直下で北方稜線と重なり山頂の祠へ。
山頂の周りはガスの中で景色はまったくないが、またまたがっちり握手で下山。
かにの横バイ・縦バイ、よくわからないが一般道とはとても思えない所で、一般の登山者が来るところではない。ハイカー多いがここは皆さんガイド登山をお勧めしたい。
そんなわけで無事山行を終え、テントが少なくなったキャンプ場でビールを浴びるほど飲み3日間の疲れを癒しました。
渡辺さんありがとうございました。(竹田記)
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