高宕山 八良塚〜高宕山〜石射太郎周回
- GPS
- 05:49
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 844m
- 下り
- 840m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
県道92号から国道410号経由で登山口のある怒田沢林道へ 車は怒田沢林道登山口に路上駐車、最大で6〜7台くらいは駐車可能 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース全体を通して、凝灰岩が露出している。 岩にコケがついてるところも多く、雨後など濡れているときは滑りやすく注意したい。 |
写真
感想
今年になってから山梨の小楢山以外は茨城や房総の低山歩きが続いていたので、16〜17日の週末はそろそろ奥多摩か奥武蔵あたりでも登るつもりでいた。
ところが15日金曜日は関東は雨か雪かわからない微妙な天候。
スポーツタイヤを履いている私のBMWは、わずかな雪でも走行不能に陥るために土曜日の登山は雪の心配のない房総方面に急きょ変更。
10日に神峰山で一緒になった方が、『高宕山は面白いよ』とおっしゃっていたのを思い出し、高宕山へ。
今回も土曜日の午前3時に起床、4時に自宅を出立という恒例のパターン。首都高からアクアライン経由で館山道へ入り君津ICで下りるはずだったんだけど寝ぼけてたのか間違えて木更津南ICへ。
すぐに本来のルートである県道92号にたどり着き、国道410号で清和県民の森エリアへ。
今回は怒田沢林道から登るつもりだったけど、林道への入り口がわからずウロウロ・・・。国道を行ったり来たりしながらなんとか目印の三島神社を見つけて6時前に登山口到着。
登山口周辺の林道の路肩に車6〜7台くらいは止められるスペースがある。
すでに先客が1名、車は空なので早くも出発されたか??
歩き始めるところで車がもう一台到着した。
予報は晴れだったけど、房総は雲に覆われている分冷え込みは厳しくない。
凝灰岩を削った階段を登って尾根筋にでる。監視所コースを右に分けると痩せ尾根の登降を繰り返しながら高度を上げる。
鎖の付いた岩場を抜けた先のピークが金吊。
標識の替わりに『金吊』と書かれた瓦が一枚置いてある。
軽く下り、杉の植林の階段状の急坂を上り返すと本日のコースの最高点、標高342メートルの八良塚。
標識の少し下に石の塚がある。
ここでソロの男性に追い越される。たぶん準備中に到着した方だろう。
木製階段を急下降すると右手の樹間に高宕山や石射太郎が姿を見せる。標高の割に谷が深い。
奥畑からの道を合わせると関東ふれあいの道。ガイドブックにはこの合流点は広場になっていて休憩にはぴったりとあるが、雨水がたまって池のようになっているではないか??笑
郡界尾根を左手に分けると痩せ尾根や岩場をくりぬいた道が続くが、危険な場所には手すりがつけられている。さすが関東ふれあいの道。
登山道は高宕山をいったん東側から巻き、山頂の北側からスイッチバックするように進む。ここからはトラロープの付いた岩場、垂直のはしご、もう一度トラロープの付いた岩場を木の枝にしがみついてよじ登れば高宕山山頂。
360度の大パノラマで房総の山はもとより、東京湾を挟んで丹沢まで眺めることができる。
ただ、稜線は風が強く、私たちが山頂に着いた時には風花が舞いはじめ寒くて堪らない。
三角点を探したが見当たらず、ひとしきり写真を撮ったらそそくさと退散。
ちなみに三角点は山頂のもう一つ南側のピークに置かれており、標高も15メートル低い。途中で尾根上を行く踏跡があったが、たぶんあれがそうなんだろう。
高宕大滝への道を分け、石射太郎方面に進むとすぐに石の洞門が現れる。これを潜り抜けると高宕観音。岩場にはめ込まれたような観音堂だ。
苔むした石の参道を下ると、阿吽の仁王像と狛犬が鎮座している。
なかなかの風情だが、マムシとハチに注意とある。
さすがにこの時期は心配ないだろう。
石射太郎までは照葉樹の明るい道が続く。ここまで険しい道が続いたので、落ち葉を踏みしめながら気楽に歩くのは今日初めてだ。
分岐を右に取り一息で石射太郎に到着、巨大な岩壁の上の頂上は立入禁止になっている。
ベンチが置かれ、ここまで歩いてきた金吊、八良塚、高宕山の稜線が一望できる。
日差しが戻ってきたこともありここで食事休憩。今回はカレーうどんだ。
一時間近く休んでいたが誰も来なかった。
下りは鹿野山への道を分け、かつての石切場跡へ。ここで20数人の団体さんと遭遇。
相手のリーダーはこちらの人数を確認して、『登りが続いてちょうど休みたかったんです』という気の利いた言葉を添えてを先行させてくれた。
先日伊予ヶ岳ですれ違った『何が何でも登り優先』のアホリーダーとは大違いだ。
杉の植林を下ると突然林道に飛び出す。車が数台止まっており、石射太郎へ登る場合はここまで車で上がれるようだ。
ここからは車通行止めの高宕林道を進む。沢に沿ってトンネルをいくつか抜けるが、川底にも凝灰岩が露出して美しい。ここは紅葉の時期はきれいだろうな…
と左手に監視所コースの分岐点が現れる。
このまま林道を歩いて戻ってもいいが、もうひと登りしても減るものじゃなし、再び山道に入る。
木製階段で標高差150メートルほど登り返し、尾根を進むと山ノ神。
この先が朝の最初の分岐点。
よく見ると金吊への尾根はかなり険しい。
石の階段を慎重に下ると登山口へ無事帰着。
路肩には我が家のほかに車が4台止まっていた。
今回は急きょ選んだ山だったけど、ほかの房総の山とはまた違った楽しい山歩きとなった。
コース全体を通じて凝灰岩を露出しており、痩せ尾根や岩場などちょっとしたスリルも味わえることができる。
高宕山山頂の高度感も抜群で、標高300メートル内外の低山とは思えぬ高度感や山の深さを感じることができた。
下山後はいったん三鷹の自宅に帰宅。
買い物、洗濯を済ませて、日曜日に登る山を嫁さんと相談。
奥武蔵の丸山か中央線沿いの扇山か迷ったが、最後は丸山に決定。
早めに就寝して連チャン登山に備えた。
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