記録ID: 2697049
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無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス
中央アルプス(越百・南駒・空木)縦走
2020年10月31日(土) ~
2020年11月01日(日)
体力度
8
2~3泊以上が適当
- GPS
- 16:31
- 距離
- 33.7km
- 登り
- 3,367m
- 下り
- 3,347m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:19
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 9:42
距離 14.8km
登り 2,413m
下り 805m
2日目
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 6:40
距離 18.9km
登り 954m
下り 2,553m
天候 | 1日目: 晴れ ほぼ無風 気温は稜線上で5〜10度 2日目: 晴れ→薄曇り 稜線上で西風10m弱(体感) 最低マイナス2、3度 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
午前3時くらい到着で先着ナシ。 5時過ぎに出発するまで後続ナシ。 下山時は4台。 伊奈川ダムまでの林道は一車線の舗装路。距離的には国道から10km程。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【伊奈川ダム〜越百山】 ・登山口まで4.5キロ程林道歩き。 ・標高差300m程度登ると下のコル。ここから遠見尾根上をひたすら進む。 ・上の水場を過ぎ,少し下ると越百小屋。 ・越百小屋から山頂までは標高差300m程度。次第に高木はなくなり,山頂付近付近でようやくハイマツ帯となる。 ・危険個所はなし。 【越百山〜仙涯嶺】 ・緩やかな下りを100mくらい下る。序盤はハイマツの背も低く,砂地の歩きやすい登山道だが,次第にハイマツがうるさくなってくる。 ・登り返すと次第に巨岩がふえ,これを巻くことが多くなる。背丈を越えるハイマツをかき分けて進むところも。 【仙涯嶺〜南駒ケ岳】 ・まずは北側斜面を下るが,切れ落ちた細い稜線で高所感もある。鎖、ロープが設置。ここが核心部。 ・岩の間を縫うように進む。引き続き背丈を越えるハイマツも。 ・日陰は雪が残っているところがあった。 ・南駒ケ岳への登り返しは急坂。ザレてズルズルだったり,相変わらず巨岩を巻いてハイマツを突っ切ったりと,ジワジワ疲れる。 ・ペンキマークが少なく,あってもかすれているので,ルートが分かりづらいところがある。 【南駒ケ岳〜空木岳】 ・南駒ケ岳北側は急な岩稜帯の下り。残雪ありだったが,ノーアイゼンでも滑りはしなかった。 ・この区間は,南駒以南に比べるとハイマツはあまりない。 ・赤椰岳からの下りも雪あったが,サラサラの雪が締まった感じ。ノーアイゼンでも滑りはしなかった。 【空木岳〜伊奈川ダム】 ・木曽殿越まで,まずは切り立った花崗岩の巨岩帯を抜け,その後ザレガレの急坂を一気に下る。 ・こちらも残雪あり。チェーンスパイクは不使用 ・木曽殿越から稜線を後にするとすぐに樹林帯。北沢までひたすら下る。笹薮に入ると北沢は近い。 ・北沢は吊り橋が流出しているので渡渉。増水時は渡れない。 ・北沢を渡ると登り返し。笹薮の地味なアップダウンがしばらく続くが,次第に下りに転じる。 ・うさぎ平からは9kくらい林道歩き。花崗岩の山らしく路面は真砂土で歩きやすい。 |
その他周辺情報 | ○水場 下の水場 チョロチョロ出ていた。 上の水場 見てはないけど水が流れる音は聞こえた。 木曽義仲の力水 枯れていた。 仙人の泉 枯れていた。 ○摺鉢窪避難小屋 協力金1000円 ポリタンクに水が溜めてあり、利用可。 20lのポリタンクが5、6個あったかな? トイレ使用可 詰めれば30人くらいは入りそう。 |
写真
装備
備考 | ザック:ミステリーランチ テラフレーム50 カメラバッグ:ミステリーランチ DSLRチェストリグ 靴:スポルティバ トランゴEVO GTX ベースレイヤー:アイスブレーカー クールライトLS アンダーウェア:オンヨネ ブレステックPPタンク パンツ:TNFバーブパンツ タイツ:モンベル スーパメリノウールLW ミドルレイヤー:山と道 ライトアルファ ミドルレイヤー:パタゴニア R1フルジップフーディ ソフトシェル:ティートンブロス ロングトレイルフーディ ハードシェル:ティートンブロス ヤリジャケット レインパンツ:ファイントラック エバーブレスフォトン グローブ:マッキンリー指なし グローブ:モンベル ウインドストッパーミトン グローブ:防寒テムレス(不使用) その他:帽子、ビーニー、ネックループ、ゲイター、チェーンスパイク(不使用)、ストック、シュラフ、グラウンドシート、スリーピングマット、エアピロー、バーナー、コッヘル、カメラ、ゴープロ、モバイルバッテリー 食料:アルファ米×3、チョコバー×6、プロテインバー×2,柿ピー&フルグラミックス、インスタントコーヒー 水:コーラ、スポドリ、水合わせて5L |
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感想
好天が約束された土日。今週は雪もほとんど降っていないはずだったので,まだ行けるだろうと判断し,狙っていた中央アルプス縦走へ。
当初は越百山から木曽駒までのファストパッキング1泊2日大縦走を考えていましたが,ほぼ未踏の山域であることと,残雪状況が不明瞭だったり,水場が怪しいなど不確定要素が多いため,小屋も開いていないこの時期の実行は断念しました。
特に水場は,義仲の力水が枯れているという情報があったので,これでもう諦めました…。
しかし,木曽駒〜空木間をのぞいても、一気に100名山,200名山,300名山各1座が踏める,お得感のあるコースには違いないです。
で,越百山から空木岳までの1泊2日。摺鉢窪の避難小屋には雨水がストックしてあるらしい情報は仕入れていましたが,貯蔵量がよくわからないし、この際歩荷トレーニングも兼ねて全部担いでいきました。
また,レイヤリングをいろいろ試したかったので,ウェアも多め。
結果,19kgの大荷物…。
一日目にダムから越百山,仙涯嶺を越えて南駒まで,獲得標高2200m。とても疲れました…。
標高差以上に,仙涯嶺から南駒までは,巨岩を巻いての細かいアップダウン,ハイマツ漕ぎ,ズルズルの斜面,ルート不明瞭と,距離や標高差には表れない消耗要因が多かった…。
ズッシリした大型ザックにはヘビーな道のりでした…。
ただ,好天の週末にもかかわらず,このルートは歩く人も少なく,静かな登山を楽しめました。
この山域,次は木曽駒から空木までの縦走をしなくてはなりません。こちらもしんどそうですが,来年にでもやれたらと思います。
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