(愛媛)今年も霧氷の伊予富士へ(2013)
- GPS
- 07:00
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 719m
- 下り
- 719m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 7:00
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山口の駐車場は30〜40台は停められる。ただしトイレは冬期は閉鎖されている。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪量は、登山口で10cm、稜線で30〜50cm程度の新雪、頂上までトレースあり。 アイゼン(自分以外は6本歯の軽アイゼン)は全員使用。ピッケルは無くても大丈夫でしょう。 伊予富士頂上直下の急登は、一部、岩がでている凍りかけの急斜面。下りには滑落に注意。今回のメンバーは雪山初心者が多かったため、下りでは念のため補助ロープ(9mmΦ、15m)を使用した。(雪山に慣れた人は、ロープは必要ではありません) |
写真
感想
【山行No421】
※ 今年も、昨年の冬と同様、自分が幹事となり、「山の会」の行事として、日帰りの雪山登山を企画した。
昨年は寒風山を狙ったが、途中敗退だったので、今回は道のりは長いが危険個所が少ない、伊予富士を狙う。
「山の会」メンバーに声をかけたが、参加者は予想より少なく、自分を含め4名。(Miさん、So君、もう一人)
・まず市内某所に集合し、車1台に乗って出発。
新寒風山トンネルの南口を出たところでタイヤチェーンを着けた。
旧道を登りだすとすぐ、先週末の雪が道路に出てきて、チェーンを早めに着けて正解だった。
8:40-9:10 伊予富士(寒風山)登山口
・今日も人出が多いかと思っていたが、車は15台ほどでそれほどでもなかった。
積雪はここで10cm弱、先週木曜日の新雪のようだ。とりあえずアイゼンを着用して出発する。
・桑瀬峠までの道は、トレースもちゃんとついていて、登りやすい。
今朝は天気も良く、風もないので温かい。
10:20-30 桑瀬峠(標高=1400m、気温=プラス2℃)
・期待していた通り、稜線の北側の木々には樹氷がついている。
寒風山も良く見えるが、寒風山のほうは雪があまりついていないようだ。
・ここから西への稜線をたどる。
・稜線に入ると雪の量は少し増え、30〜50cm程度の、ふかふかの新雪、だが、トレースはしっかりついているので、問題はない。
・昨年と同様、稜線沿いの木々には樹氷が良くついており、みんな、写真撮影会のように、パチパチと写真を写しながら進むので、ペースはなかなか上がらない。
・でも、山頂登頂が目的というより、こういう雪山の風景を楽しみに来たのだから、時間をとっても問題はないだろう。
11:40-50 鷹ノ巣尾根分岐
・稜線を登り詰めると、鷹ノ巣尾根分岐に着き、そこからはこれまであまり見えなかった伊予富士がパッと眼前に見えてきた。しかし、西の空は早くも灰色の雲に覆われつつあり、天気は早いペースで下り坂のようだ。急ぐとするか..
・ここから伊予富士直下までは緩やかな雪の稜線歩きで、快適に進む。
雪の量は少なくなり、山稜の南面は早くも雪が解けて、だいぶ笹原が顔を出していた。
12:20 伊予富士山頂直下
・ここからいよいよ標高差100m強の急登が始まる。
雪の量は意外と少ないが、所どころ岩が顔を出しているので慎重に登る。
12;50-13:20 伊予富士山頂(標高=1756m、気温=プラス2℃)
・冬山初心者連れながら、無事山頂に到着し、ほっとした。
・上空は灰色の雲に覆われつつあるが、展望はまずまずで、西の方には
石鎚山、瓶が森、東のほうには、寒風山、笹ヶ峰、その向こうに赤石山系も見えた。
・風が出てきて少し寒いので、ここで昼食をとるのはやめ、すぐ下ることにした。
・下りはかなりの傾斜で、冬山初心者だと少し手ごわいかと考えていたので、今回は、9mmの補助ロープ(L=15m)を持ってきている。
自分としても、ロープでビレイするのは初体験だが、ともかくケガをさせるわけにはいかないので、ピッケルを支点としてロープをたらし、一人ずつゆっくり下ってゆく。
ちょっと15mの長さでは短すぎたようで、結局、小刻みに6ピッチかかり、ようやく傾斜の緩いところまで降りた。
14:00-40 伊予富士頂上直下
・だいぶ遅い時間となったが、ようやく難場を過ぎたので、ここらで昼食をとる。
今回も全員、昼食はカップ麺。ハシを忘れた人が2人もいたりしたが、ともかく風の弱い場所で腹ごしらえをした。
・さて、時間も押しているので、ここからは急ぎ気味に下ろう。
・稜線を歩き出すと、だいぶ南風が強くなってきており、雪煙が上がるほどだ、風速で10m/s程度か? 気温は0℃以上のはずだが、なかなかに風が冷たい。でも休んでいるとよけいに寒いので、ガマンしてガンガン進む。
・鷹ノ巣尾根分岐までなんとかたどり着き、振り返ると、すっかりドンヨリと灰色をした空の下、午前中とは違い、厳しい表情をした伊予富士が見えた。
すでに登山者の姿はなく我々が最後のようだ。
ここからは樹林帯の急な下りとなったが、逆に風が弱くなったので、少しほっとして、調子よく下る。
15:30-40 桑瀬峠
・ここにはまだ登山者の姿があり、なんとなくほっとした。最後の休憩を取る。
・あとは登山口まで淡々と下るが、今朝は真っ白だった登山道は、半日しかたっていないのに、早くも雪解けが進んで、チョコレート色の道になっていた。 四国の短い雪山のシーズンも、もう終わりのようだ。
16:10 伊予富士(寒風山)登山口
・ともかく無事全員、帰着できたので、リーダー役としてはホッとした。
・予定では、途中の「道の駅 木の香」の温泉に寄る予定だったが、
時刻も予定より1時間ほど遅くなったので、そのまま下界へと下った。
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