中央分水嶺・権兵衛峠以南


- GPS
- 12:13
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,014m
- 下り
- 1,009m
コースタイム
- 山行
- 11:08
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 12:01
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
峠には広い駐車スペースとトイレが有る。 が、冬季になると萱ヶ平以降がゲート閉鎖となり、峠まで約一時間の徒歩が必要となる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●権兵衛峠から、桂木場登山道に合流する馬返しに至るまで。 これは全線が中央分水嶺となる。 パンフレットや登山標識などによっては一般登山道扱いされているものも見受けられるが、整備未熟な廃道と考えた方が良い。 権兵衛峠からジャンボ唐松までは綺麗に笹刈り整備されていたが、 以降は笹刈り整備未熟で、膝丈〜背丈の笹藪が繰り返す。 しかしトレースはしっかり付いているので、いわゆる笹のトンネル状態。 なのでトレースを見失う事は少なく、足さばきも容易。 しかし1950m烏帽子の登り下りだけは、トレース不明瞭な激笹藪。 白川登山道は途中で2回林道と交差し、地図表記の旧道は三分割される。 上段と中段は旧来の登山道通りに進むが、 登山道下段は整備を放棄したらしく、少し荒れていたし、入り口にトラロープが張られていた。 下の林道交差からは林道を下った方が楽。 ●白川に沿った林道本線から離れ、 1600mの高さをキープしたまま権兵衛峠まで続く、林道と地図破線。 これは登山にはあまり利用されていない様でヤマレコ等で記録を見つけられなかったので、ぶっつけ本番で行ってみた。 南の破線部分。入口から暫くは立派な林道が伸びるてるが、すぐに終点。 其処から先は、かなり荒れている。 激笹藪と、崩壊。 この状態が3.2kmも続くなら難儀なので、入口早々に諦めた。 よって、南破線の中間の状況は不明。 仕方なく林道本線を200mほど下り、1435mからの林道支線に入る。 これは林道終点まで、良く整備されていた。 最初に1.5km標高160mの登り直しが有るものの、 以降はほぼフラットな為、3.8kmの距離も苦にならず、とても歩き良い。 地図の表記位置ぴったりに林道は途切れ、 以降は権兵衛峠まで、フラットに続く破線部分。 これまた、激笹藪と倒木と崩壊が進んだ、どえらいルート。 マシなのは権兵衛峠から水路升までの二百mくらい。 一応トレースは有ったしほぼフラットなのでルートを見失う事は無いが、 杣人が稀に使ってるくらいか? あまりお勧めはしません。 |
写真
先程の烏帽子から5分ほど。
中央分水嶺ではお馴染みの、「山が一番」さんの山頂プレート。
此処のは「yamagaitiban」ではなく「山が一番」と書かれていた。
さて、ここまでの画像の全てが中央分水嶺です。
右手に降った雨雪は日本海へ、左手に降った雨雪は太平洋へ。
ほんの僅かな起伏で別れる、
壮大なロマンの始まりを、ずっと踏みしめて来たわけです。。
感想
画像末尾に、昭文社山と高原地図を添付します。昭和62年、とあります。
この地図に騙されて、昭和63年にこの中央分水嶺・権兵衛峠以南を歩きました。
その当時も激藪で、大変苦労したのを覚えています。
本山行往路の「権兵衛峠以南」。
これ、ものの本や地図や登山道標識には一般登山道として扱われていたりしますが、
何故なんだろう?
一般登山道が毎年から1年毎で整備されているとしたら、本コースは恐らく、5年毎くらいの頻度でしか整備されてない様に感じます。
メイン登山道桂木場コースに合流する箇所にも、「権兵衛峠に至る」の看板矢印が有りましたが、
安易な一般登山者の進入を助長させてしまう元凶ではないのかな?
それなりにトレースが明瞭なので、膝丈から背丈ほどの笹被りを繰り返すものの、
足さばきは意外と容易で順調に進めましたが、
1950m烏帽子岳の登り下り区間は正にトレースも不明瞭な激藪で、
此処だけは大変苦労しました。
白川登山道分岐からの帰路。
地図を見て、以前から気になっていた道が有ります。
白川登山道取付きから林道を少し下ると、
権兵衛峠までおよそ1600mラインに沿う様に、破線と林道表示が続いています。
これは件の、昭和62年発行昭文社地図にも記載されていましたので、
恐らくかなり以前からの道なのだと思います。
こういった道は登山者の利用はあまり無いようで、
先行者の記録などを調べてみましたが、見当たりませんでした。
南方の破線部分。
少し先まで綺麗な林道が伸びていたものの、
その先、これはもう、最初から笹藪・倒木・崩壊の嵐で、早々に引き返しました。
よって、中間の状況について私は不明です。
林道部分、これはもう、全線綺麗に整備された林道で、
白川ゲートで一般車通行禁止になってますが、普通車でも大丈夫な位。
この林道も昭和62年地図には既に記載されていますから、
近年になって再整備緒されたのでしょう。
登山者の中には林道歩きを嫌う方もおられますが、
登山道と違い道迷いの心配も無いので、私は好きです。
距離は長くなるものの歩き良いのでハイペースで歩けるし、
のんびりと晩秋の里山を満喫しました。
また、林道終点付近で見つけた、段々畑跡の様な草藪。
推測するに、萱ヶ平集落のかつての耕作地ではないかな?
こういう発見もあるので、未知の道歩きは楽しい。
が、終盤に控えた北方の破線部分。
これまた激藪・倒木・崩壊の嵐。
それがほぼ全線に渡っていますから、全く疲れるだけのルートでした。
そんなルートでも意外とトレースはしっかり付いてましたので、
それなりに林作業で入る者が居るのか?
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