赤城山(秋の登山合宿は温泉宿でゆったりと)
- GPS
- 07:47
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 850m
- 下り
- 975m
コースタイム
- 山行
- 4:00
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 5:20
- 山行
- 2:40
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 3:50
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:赤城ビジターセンター13:40発バス⇒前橋駅15:00着/両毛線15:05発高崎行き乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
その他周辺情報 | 宿泊は赤城温泉湯之沢館。赤城ビジターセンターまで配車。翌日は八丁峠まで配車。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
飲料
非常食
地図(地形図)
コンパス
計画書
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ヘッドランプ
|
---|---|
共同装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
飲料
非常食
地図(地形図)
コンパス
計画書
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ガスバーナー
コーヒー
|
備考 | 山頂付近は風が吹くとかなり寒く、フリース、アウターは必至(全員持参) |
感想
秋の登山合宿は最終的に7名中SHIM君、N君、MI君と筆者(SHIN)の4名の参加。本年は安全のため、山小屋宿泊はせず旅館orホテル泊という条件で「いい山」を探した。〔祇兩磧↓⊇蘰に登山可能、2浩宿、の三条件で北関東と甲信越から候補を挙げ、SHIM隊長の意向より赤城山に登ることとなった。百名山でありながら、これまでは中途半端な位置にあり、ついつい見逃していた山である。こういう時だからこそ候補に挙がり、登山が実現することとなり、貴重な機会となった。
東京駅6:52発のあさま601号で高崎駅に下車して集合、両毛線に乗り換え前橋駅に8:05着。8:45発赤城ビジターセンター行きの発車までにコンビニで昼食を買い、約1時間15分の乗車でビジターセンターに着いた。途中、関東平野の台地からぐいぐいとバスが急坂を登りはじめ、赤城山の外輪山を越えると下っていく。大沼の湖面が見える頃はすっかり様相が変わり火山のカルデラの中に入った。異次元の世界に侵入したような錯覚であった。
初日は赤城山最高峰の黒檜山と第二位の駒ヶ岳を縦走して、ビジターセンターへ戻ってくる。大沼湖畔で既に標高は1350mを越えており、黒檜山の標高は1827m、標高差は450m程度である。N君からは、高尾山の延長の感覚で来ました、との弁。皆もそういう気持ちがどこかしらにあったかと思われた。黒檜山登山口までは湖畔を歩き、いよいよ登山開始。いきなり急登とごろごろした火山特有の岩、石の連続である。筆者は毎回のごとく、スタートと同時に遅れをとり、急登で上を見上げた時は、もう誰の姿も見えなかった。途中の猫岩がどこかもわからず、とにかく登り続ける。岩や石が登山道を占めていると、さらに登りにくい。登ってみて高尾山の延長ではないことがよく理解できた。標高を上げてからも急登は繰り返す。ようやく登り切ったと思ったら、もうひとつ峰を越えたところにようやく黒檜山が見えた。直下の湖畔からは黒檜山の山頂は見えないのであった。ひたすら登り続け、1時間20分後、皆から5分遅れくらいで山頂に着いた。やれやれである。さすがに関東の百名山だけあって、山頂には登山客が多い。記念撮影、昼食、北〜東〜南の眺望とコーヒーブレイクであわただしく過ごした。山頂から2分の天空の広場にも行ってみる。やはり、天空の広場は名前の通りで、山頂よりも標高は低いが眺望は素晴らしいかった。ここからは大沼も眼下にみることができる。北の方は、皇海山、日光白根山、武尊山と谷川岳が見えることになっているが、私は武尊山は真正面に見えるはずなのによくわからず、雪のかぶった谷川岳と日光白根山だけはわかった。山を見て、これは〇〇山です、と言えるようになるのはかなり難しい。いったん黒檜山に戻り、ここから一気に200m以上下って少し登り返して駒ヶ岳へ向かう。途中、もうひとつの天空の広場を称す場所があり、ここからはおそらくだが、雲の上に突き出た筑波山が見えた。駒ヶ岳には40分で着き、眺望はないが、ひと休みというところで、雨しずくがぽつりと落ちた。空は雲で覆われており、ひと雨来るとまずいので、早々に下山することとし、湖畔のみやげ物屋には14時30分前にはついた。雨はひとしずくのみで、天気は回復した。
ビジターセンターで宿(赤城温泉湯之沢館)の送迎車に15時にピックアップしてもらい、赤城山中腹にある赤城温泉に本日は宿泊する。宿には源泉かけ流しの露天風呂はあり、夕朝食とも食べきれないほどの豪華料理で疲れは吹き飛び、腹もくちた。部屋では宿限定の日本酒を持ち込み明日の準備にかかっていると早々に寝てしまった。
翌朝は、宿を8時30分に出発に送迎車でビジターセンターへ向かうところが、地蔵岳・長七郎山に登ることを話していたことで、途中の八丁峠というところで車が停まり、ここが地蔵岳に登る最もポピュラーで登りやすい登山口ですがどうしますか、と宿のご主人から問いかけがあった。皆、迷わず、八丁峠登山口で下車に同意した。大沼湖畔から登るのとでは標高差がかなり違う。200mくらい楽ができるのではないか?今日は、ビジターセンター13:40発のバスに乗らねばならず、それを逃すと11月以降は便数が減り、16:40発となってしまう。安全を見て早めに行程を切り上げたいところだったので助かった。赤城山標高第三位の地蔵岳には一気に登る。約20分。山頂には電波塔が何本も立っているだけあって360度の眺望は絶景である。しかも、風は強く寒かったが、空はくもひとつない青一色であった。登った甲斐はあるし、これが赤城山の素晴らしさなのだな、ということを実感できた。地蔵岳山頂からは、昨日登った黒檜山と駒ヶ岳、眼下に大沼が一望できた。黒檜山登山口からの急登の地形もよくわかる。主稜線への一気の登りが急登となっており、その後山頂に近づくとまた急登になっているのもはっきりと確認できた。地蔵岳山頂から少し道を引き返して南側の展望所へ行くと、今度はこれから巡る小沼とその向こうに長七郎山から小地蔵岳への稜線が連なっているのが真正面に見える。小沼は大沼よりもぐっと標高が高いところに位置しているのもよくわかる。まるで3次元の模型地図を上から眺めているような眺望であった。MI君は、その眺望に惹きつけられたのか、ひとり腕組みをしてしばらく酔いしれていた。来た道をいったん引き返し、小沼を半周してから長七郎山の稜線に入る。MI君はすっかり絶好調でぶっちぎり、次にN君とSHIM隊長、筆者をいつものように遅れて長七郎山へ着く。ここからも南側の関東平野の眺望がよい。富士山も雪のかぶった山頂がかろうじて見ることができた。小地蔵岳は残念ながら眺望はできなかったが、その代わり樹々に囲まれ風を受けず、ここで二日目にコーヒーブレイクとする。MI君持参のバーナー、コーヒーをマイカップで飲む。山で飲むコーヒーが格別においしいのがどうしてなのかはわからないが、確実においしいのである。ここからは鳥居峠に出て、覚満淵経由でビジターセンターへ戻る。この時間であれば昼食をとっても13:40発のバスには間に合いそうだ。鳥居峠ではレストハウスがあり、SHIM隊長が駅名表らしき案内板を見て、ここに駅があったの?、と問いかけ、筆者は瞬間的に鉄道オタクに舞い戻り、赤城山鋼索鉄道があったことを思い出した。レストハウスの裏手には赤城山頂駅、ケーブルカー路盤跡が残っており、屋内に入るとケーブルカーの歴史を綴った資料が壁一面に展示されていた。牧場ソフトをなめながら資料に見入っていた。思い出させてくれたSHIM隊長には感謝をしている。湿原のような覚満淵のほとりを歩き、覚満淵に近いそば屋で合宿を無事終えたことを祝してビールで乾杯した。鳥居峠のレストハウスでN君がお土産に見つけ、購入した白樺クーヘンは、そば屋にもあり、他3名もお土産に購入したのであった。お店のおばさんからは、しっとりとしておいしいよ、とのこと。
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