快晴の鳳凰三山(青木鉱泉から周回)
- GPS
- 09:06
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 2,275m
- 下り
- 2,280m
コースタイム
- 山行
- 7:49
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 9:00
天候 | 快晴 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・暗い時間帯に出発したせいもあるだろうが、青木鉱泉の近くの標高の低いところで何度か迷った。樹木にあるマーキングを丁寧に追えばルートを外すことはないが、適当に歩いていると、コースから外れる。 ・その他は特に危険箇所などないが、鳳凰小屋から先、地蔵岳に上がる部分は相変わらず砂地で潜りやすく、進むのが大変だった。ゆっくり確実に進むしかない。 ・今日の時点では、雪氷は観音岳の周辺にごくわずかあったのみで、滑り止めやピッケルは不要だった。 |
写真
感想
青木鉱泉周辺の駐車場には4:27に到着。外は真っ暗だが、準備中の人もいた。こちらも朝食を済ませてパッキングし、4:55にヘッドライトを点灯させて出発。出発時、ヘッドライトをよく見ると、プラスチックのボディが割れていた。まだ3シーズンくらいしか使用していないBD社製のヘッドライト。とりあえず周囲を照らすことはできるが、雨の日に使ったら中に水が染み込んでアウトになるだろう。プラスチックが割れるようなショックを与えたつもりはないのだが。歩き出しで気落ちした訳ではないが、工事現場を過ぎた辺りでコースをロスト。しばらくウロウロして本来の登山道に戻る。ロストは2回もしてしまい、トータルで10分くらいは迷っていたと思う。周囲をよく見ればマーキングは必要十分にあったのだが、見落とすときはそんなものかもしれない。6時を過ぎるとようやく明るくなってきて、道に迷うこともなくなってきた。そして、本格的な登りが始まる。明るくなってから何か所か徒渉をこなし、滝を見ながら進む。途中の鳳凰の滝は、青空に映え、滝壺には雪と氷があり、更に今日は虹まで見えた。先客が2名いて、自分もしばらく写真を撮っていた。今日選んだドンドコ沢のルートは急登が続くのだが、途中の滝見物が楽しい。きついコースだと思うが、滝のおかげできつさも一時的に忘れられる。9時ちょうどに鳳凰小屋に到着。小屋自体は営業していないようだが、休憩しているハイカーが数名。自分も座って飲食する。ここまで天気良く快晴で、11月中旬の標高2000メートルオーバーだというのに寒さをほとんど感じない。休憩中はさすがに寒いので、持参したソフトシェルのジャケットを羽織るが、登りの間は長袖と半袖のシャツ2枚で十分だった。心配していた雪氷も全くなく、念のため持参したチェーンスパイクはただの重りにしかならなかった。
鳳凰小屋を過ぎると稜線に近づく。例によって蟻地獄のような砂地の登りが待っている。ここは一歩進んで半歩下がるような感じで、足の負担が大きい気がする。夏の暑い時期にここを登ったら、足が攣るかもしれないが、今日は気温も低いので問題なかった。蟻地獄を登り切り、9:44に地蔵岳の基部に到着。オベリスクがきれいだ。オベリスクの一番上まで上がりたいものの、上がったら降りられなくなりそうで、今回も途中までとした。それでも周りの景色は素晴らしく、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、富士山、八ヶ岳などが見えた。この後歩く観音岳も見えた。滑落しないよう注意して降り、観音岳へ向かう。ここは一回下ってから登り返すので楽ではない。でも今日は周回ルートなので、ここを登らない訳にはいかない。右手側にはずっと北岳と間ノ岳が見える。山頂付近は白くなっているが、例年と比べたらそれほどの積雪ではないように思えた。11:04に観音岳到着。さすがに風は冷たいが、それでもザックからハードシェルのジャケットを取り出して着るほどではなかった。全く今日は11月中旬とは思えない陽気だった。
観音岳を後にすれば、残りは薬師岳のみ。ここからの稜線はアップダウンも少なく比較的楽。何より景色が良い。観音岳から30分かからず、山頂の標識に11:28に到着。ここからも北岳と間ノ岳がよく見える。風も相変わらず弱い。山頂の標識から少し下がったところで富士山を見ながら休憩。富士山も今のところはあまり雪が付いていないように見えた。休憩後は一気に下りが始まる。稜線から数分で樹林帯になり、展望は得られなくなる。前回来たときのメモに書いてあったので、あっという間に樹林帯に入ってもがっかりしなかった。急な下り坂だが、途中からは笹の茂った斜面に出た。どことなく甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根に似ている気がした。この斜面は落葉松の林で、既に落葉していたので明るく、日も差していた。標高が2800メートル近い薬師岳から、標高1000メートル程度の青木鉱泉まで下るので、標高差は1700メートルくらいある。膝には負担だが、今日は割とすんなり下ることができた。ザックの荷物が軽いのも一因だし、途中で水分と食料はかなり減らしたのも良かったのだろう。下り始めてから2時間ほどかけて、13:25に登山道の入り口に到着。1台クルマがとまっていた。以前このルートを周回したときは、自分も登山口付近にクルマをとめた記憶がある。
ここからは林道歩き。既に紅葉はほぼ終わっているが、まだ辛うじて残っているところもあり、それらを見ながら歩く。下山開始時からシャツ2枚だけで歩いていたが、寒さは感じず。林道には人もクルマもなく、自分のペースで歩けた。駐車場には13:53に到着。愛車には落葉松の葉が多く落ちていたし、ここまで来るのに通ったダートのほこりで真っ白になっていた。帰ったら洗車が必要だ。
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