大山北尾根から、まっすぐ北へ、中津川
- GPS
- 08:34
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 2,392m
- 下り
- 1,941m
コースタイム
天候 | 午前、曇り(霧多し) 午後、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
小田急線伊勢原駅下車 神奈中バス大山ケーブル行 大山ケーブルBS下車 【帰り】 ヤビス峠BSから神奈中バス秦野駅行 小田急秦野駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【伊勢原駅】 北口の交番で登山届けを出しましょう。 【大山ケーブルBS〜大山山頂】 女坂は歩きやすい。トイレも多い。 道はよく整備されている。前日の雨で道の石や木材等が浮き気味。 【大山北尾根】 山頂から1km程度まではしっかり積雪あり。その先はあったりなかったり。 【P913〜一ノ沢峠〜P584】 登山道から外れるが一ノ沢峠の先までは歩きやすい。 一ノ沢峠のちょっと先に登山道との合流地点あり。 その先からはほぼ作業道。 【P584〜P622〜中津川】 作業道が続く。P622までは尾根がはっきりしている。 河原手前はちょっと下りづらい所が多いのでルート選択は慎重に。 中津川は渡渉する必要あり。 【中津川〜ヤビツ峠】 ずっと県道歩くだけです。すれちがう車に注意。 |
写真
感想
今回は、10月に道迷いして行けなかったルートと、2月に失敗した雪道での地下足袋テスト。
2つのリベンジを試みる。
ちなみに予定ルート。
大山から北に進み→1094(西沢の頭)→登山道に沿って西に進み913→北の尾根に沿って752→584→622→トンネルの上を通過→北北西に進み橋を渡る→一般道を西に進み川を渡って東に折り返す→どこか尾根に取り付ける所を探し682のピーク(1/25000地形図で“清川村”の文字の下)がある尾根を南西に進み登山道へ出て新大日→烏尾山→三ノ塔→菩薩峠→岳ノ台→ヤビツ峠
【スタート〜大山】
小田急伊勢原駅から神奈中バスで大山ケーブルBSまで移動。
バス停近くのトイレまで新しく買い替えた地下足袋を履く。
いつも男坂から登っているので、今日は女坂で下社を目指す。
女坂、登りやすい。そしてトイレが充実。
しゃれじゃなくて、女性は女坂おすすめです。
下社を通り過ぎ山頂へ。
本日は霧が出ていて眺望なし。
そして昨夜のどしゃぶりの影響か、大きめの石や木材が浮いているので注意しつつ進む。
途中、富士見台で中年男性の方と少し話す。
男「地下足袋履いてますけど、実際どうですか」
俺「けっこう良いですけど、10回くらい履くと防水きれますよ」
地下足袋を履いているとたまに尋ねられる。やっぱり履いてる人少ないもんね。
あと、作業着屋で買ったゲートルも「良さそうだね」とおっしゃってくれました。
大山山頂に到着。やはり霧で眺望なし。
まあここから先が本番で、ここまではウォームアップのようなものだ。
【大山〜西沢の頭〜P913】
トイレのある北側に回るとだいぶ積雪しているので軽アイゼンを着ける。
うん。地下足袋に軽アイゼンいけるな。
通信設備のある建物の脇を通り過ぎると脚立が立ててある。
その脚立で鹿柵を越えて北尾根へ。
こちら側はさらに雪が深いようだ。
ずぼ。雪が膝まで沈む。つぼ足、つぼ足。
ちょっと行くと少し広いところに出る。ここを斜め右側に進むとモノレールが出現。
ある程度はモノレールに沿って進むと良いと思う。
山頂から1kmほど歩いたところで積雪が少なくなってきたので軽アイゼンを外す。
しかし、アイゼンの裏に雪と泥がつき汚い。
叩いてもあまり落ちないので、余っているビニール袋にくるみザックに突っ込む。
やや不安だ。
西沢の頭を過ぎ、北西へ。そのまま道なりに新多摩線16のちょい先がP913。分岐だ。
一度来た道ではあるが、ここまでは地形図とコンパスを頼りにスムーズに来れた。
天気も良くなってきたようだ。
【P913〜一ノ沢峠〜P584】
分岐で登山道を外れ北に進む。
と言っても地形図で確認したとおり、わかりやすい尾根でほぼ登山道のような感じだ。
ただし足元注意。雪で滑る。さらにたちが悪いのは雪解けしたあとの土部分。
まったく踏ん張りがきかず、滑り止まらない。
尻餅はつかなかったが、何度か手をついてしまった。
と言っても道は分かりやすい。時間をかけずP752まで到着。
次はP584。
しばらく行くと『一ノ沢峠』と言うピークに到着。
ここがP584だろうか?
ちょっと現在地があやしくなる。やはり地図読みは難しい。
しかしP584か、あるいはその前後だとしても進む方角は幸い一緒だ。進む。
ちょっと行くと分岐。西が札掛、東が黒岩。
うむ、地形図で登山道が東西に横切っているところがある。
さっきのピークは一個手前のもので、次のピークが584であろう。
この分岐の先から踏み跡が薄くなり、ほぼ作業道の様相になる。
歩みが遅くなりつつもP584に到着。
【P584〜P622〜中津川】
P584からコンパスの指し示す方向に目をやる。
尾根はある。がその手前がほぼ崖(10mくらい)だ。
多分このピークには登らずにトラバースするのが正解なのだろう。
しかし面倒だ。まっすぐ下りる!
…いや、下りられなかった。3割くらい下りたところで身の危険を感じ引き返す。
今度はピークの左側を回ってトラバース。なんとか尾根にとりつく。
P622まで、と言うよりこの先ずっとだが、
森林整備のためか切り倒された木がごろごろ転がっているような道が延々と続く。
尾根ははっきりしているので道は間違えにくいが、足への負荷が強くなる。
下側に道路が見えてきた。
しばらく行くと下側の道路が左と右に見えるポイントまで来た。
よし、トンネルの上だ。
どうやらP622は過ぎてしまったようだ。
地形図で見る限り、この先3本(北東・北・北西)の橋が中津川にかかっているように見える。
この後のルートを考えると北西の橋に出るのがベストだ。
しかし、慎重に地形図とコンパスを見つつ進むが、わかりやすい北側から北東側に進路が行っても良い風に進む。
送電線の鉄塔に当たる。新多摩線25。
案の定、と言うか思いっきり北東の尾根を突き進んだようだ。
ここまで来たらまっすぐ進むのみ。
川の流れる音がはっきりしてきた。
さらに進むと中津川と堰堤が見える。
堰堤の先(下流側)に橋があるはずなので、尾根の右側に回り込もうとするが厳しい。
しようがないので、堰堤の上流側に下りる。と言ってもこちらもかなり厳しかった。
きつめの斜面をトラバースし、2回ほどジャンプで飛びうつる箇所を経て河原に到着。
【中津川(渡渉)】
さて、地形図で見てこの付近には3本(北東・北・北西)の橋が中津川にかかっているようだ。
しかし北東の橋は行けないので北の橋を探しに上流に歩く。
河原を歩いていると崖がせり出し道をふさぐ。
なんとか崖にへばりつき進む。しかしその先に堰堤。橋はない。
元の河原に戻り考える。
… … …。
地形図の橋だと思っていたものは堰堤じゃないの?
心の声が聞こえる。
すごくしっくりくる。と言うかそうだ。
ふふふ。笑うしかない。
ここまで来てしょうもない間違いだが、進む先を決めなければならない。
戻るか渡渉するか。渡渉でしょう!
と言う訳で地下足袋と靴下を脱ぎズボンをめくり上げて、川へ足を浸す。
ぐぬぬ。つ、冷たい。それもはんぱなく。
あまりの冷たさに足がもつれそうになるが堪える。
デジカメとiphoneを水没させるわけにはいかないのだ。
気合で渡りきる。時間は13:06。
河原で日光に足をさらし、昼飯。
サンドウィッチをほおばる。うまい。
これからは秋冬サンドウィッチ、春夏おにぎりにしよう。
さて、足先に体温が戻ってきたようだ。
空で弧を描いている鳥(ハヤブサかトンビかな?)をぼんやり眺める。
よし、今日はもう帰ろう。
【中津川〜ヤビツ峠】
ここからは県道を歩くだけなのでおまけみたいなものです。
さて、元々時間が厳しいときは新大日に行くルートはやめる予定だった。
で宮ヶ瀬に抜けるつもりだったが、ヤビツに向かう。
丹沢フリーパスがもったいなかったのと、新大日に行くP682に行く尾根へのとりつきを確認したいのと2つの理由で。
県道を歩いていると河原から上がってガードレールを乗り越えてきたおじさん発見。
挨拶しつつちょっと話す。
今日は山女を釣りに来たそうだ。籠の中を見せてもらうと10匹ほど入っていた。
今日から禁漁が解かれて釣っていいんだそうだ。
おじさん、河原に戻る。自分は先に行く。
しばらく行くと塩水橋。
そういえば良くヤマレコに載ってますね。塩水橋〜丹沢山ピストンとか。
自分は車を所有していないので、ここから登ることはないけど。
この辺り(塩水橋付近)をちょっとうろうろ。
新大日へのP682に行く尾根へのとりつき探し。
事前に地形図で3つほど目星をつけていたが、結局どれもダメでした。
再び県道歩き。
下を見ると河原の対岸にさっきのおじさん発見。
山と渓谷。自分は山派、おじさんは渓谷派だね。バイバイ。
ところで今日はヤビツ峠にバスは来ているのだろうか。
来ているとしたら15:51のバスに乗れるかな。
と時間と距離を気にしつつ移動。
途中ちょこちょこ走る。疲れるので平地と下りの時に走る。
しかし、ほとんど上りで平地も下りもあまりなかった。
あとで地形図を見たら中津川河原で標高400m弱。ヤビツ峠761m。
標高差370mくらいはあったようだ。
そんな訳でへばる。
残り1時間くらいでちょっと厳しい感じ。
残り30分くらいでほぼ諦めたので、護摩屋敷橋の水汲み場でおみやげの水を汲む。
ついでに一口飲んだら気力が戻ってきたので再び15:51のバスを目指す。
が結局間に合わず。ヤビツ到着15:55。
駐車場にいた男性にバス運行の有無を確かめる。
「さっき行っちゃったよ」
バスはあるようだ。と言うことで次のバス(16:16)で帰る。
ちなみにまだヤビツ峠のトイレは閉鎖中でした。
今回の山行はおおむね満足。自己採点で80点。
相変わらず想定外のことは起きるが、それなりに考えて対処した感はあった。
でも県道(舗道)を歩くのは疲れた。
あと軽アイゼンについていた泥と融けた雪がビニール袋から漏れてザックの中身がデロデロでした。反省。
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