強風の中、鳥居峠から赤城山周回
- GPS
- 07:38
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 1,696m
- 下り
- 1,696m
コースタイム
- 山行
- 6:42
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 7:25
天候 | 曇りのち晴れ 弱風・強風 稜線はどこも強風で、成人男性でも煽られるほど |
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過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な箇所はなかった。ただ、出張峠から先、鈴ヶ岳への登りではルートが分かりにくいところが散見された。踏み跡とマーキングを確実に追えばロストすることはないと思うが要注意。 |
写真
感想
赤城山は、駒ヶ岳と黒檜山を秋と冬に1回ずつ計2回小さく周回して歩いているが、外輪山を含めた周回はなかなか機会がなかった。今回強風の中20km近く歩いてきた。
鳥居峠の駐車場には5:38に到着。道中に積雪凍結なし。昨日雨があったようだが、気温が高かったのでここまでノーマルタイヤでも問題なかった。この駐車場を利用するのは初めてだが、来てみると周りに観光客と思しきクルマが多数。東を向いているので、ご来光を見に来ているのかもしれない。こちらもご来光は気になるが、それよりも気になるのが強い風。クルマの中にいてもクルマが揺すられるほどに吹いている。正直なところ、この状態で行くか?と思うほどの風。音もすごい。でも今日のコースは樹林帯が多いので、歩き始めれば案外行けるかも、と思い準備をする。周りには続々クルマが来るが、登山っぽい人は自分のみのようだった。食事を終えて外に出るとやはり強風。不用意に置いたものが風で飛ばされそう。飛ばされて無くさないように注意しつつ準備を終えて6:12に出発。日の出の遅い11月後半だが、ヘッドライトは使用せずに歩けた。今日はここから反時計回りに周回してまた峠に戻ってくるコースを考えている。が、いきなりルートが不明瞭。踏み跡はあるが怪しい踏み跡も多い。とりあえずそれっぽいところを進むとようやく本格的な登山道と合流できた。合流後は快適な稜線歩きと言いたいところだが、ガスは出てるし何より風が強い。気温が高めなので寒さはそれほどでもないが、風が音を立てて吹いている。この音がまた怖い。帰りたくなる気分。6:30を過ぎて右手の方が明るくなり日の出の時間を迎える。樹林帯の中ではあるが、ご来光となったし、周囲も赤く染まったのが見えた。日が昇ると周囲はよく見えるようになるが、左手側から吹く風は強く、登山道はガスでよく見えない。天気は回復傾向というか、このエリアはもう少し良いと思ってきたが、あてが外れたようだ。6:57に駒ヶ岳に到着するもガスで何も見えず。以前秋に来たときはここで休憩した記憶があるが、今日は天気も悪いし展望もないので素通り。更に進み、大沼へ降りる登山道を過ぎると黒檜山へ7:27に到着。ここもガスで展望一切なし。またここまで登山者は一人も見なかったが、赤城山の最高点の黒檜山はやはり人気があるようで、山頂で写真を撮っていたらスライドするパーティも現れた。そしてこの後は黒檜山の登山口まで何度もすれ違うことになる。
黒檜山から少し進むと景色の良い所があるらしいが、今日の天気では何も期待できないため、これもパス。下りにかかる。先にも書いたが次々に登りの登山者が来る。軽装の人もいるが、稜線歩きはせずに単純ピストンであれば問題ないだろう。このコースは登りで2回使ったが、下りだと湿っていて案外歩きにくかった。ペースが上がらない。8:17に登山口に到着。地図を見直して五輪峠に向かう。ここから先は歩いたことがない。しばらく車道を歩き五輪峠の看板があったのでそれに従う。地味で小さかったので、うっかりしていたら見落としそうだった。この先は稜線歩きで快適そうだったが、今日に限っては風が強くて怖いだけだった。時折強風に煽られる。左手側には大沼が見え景色は良いので、風さえなければ鼻歌交じりで歩けただろう。陣笠山には8:40に到着。ここまで出発から約2.5時間飲まず食わずだったので、さすがに空腹を覚えた。座って大休止。展望が良いピークだが、黒檜山は相変わらず雲がかかって見えた。座って休むと寒いため、適当なところで切り上げて進む。この先も同じような稜線の道が続き、相変わらず風が強い。薬師岳、出張山を過ぎ出張峠に至る。ここからは鈴ヶ岳を目指すのだが、立派な標識にはその文字がなくて不安になる。しかし地図を見てもルートはここにしかないので進む。出張峠からはしばらく下り。下りが続くとどうも不安になるので、何度か立ち止まって地図とGPSを見比べ、ルートが間違っていないことを確認。沢を渡りしばらくすると分岐が現れ、ようやく鈴ヶ岳の文字も現れたので安堵。座って少し休憩する。
鈴ヶ岳への登りにかかると、登山道が一部不明瞭になる。踏み跡はあるのだが、この時期特有の落ち葉に覆われていてわかりにくい。赤やピンクのマーキングもあるが、この時期だと残った紅葉にも見えてしまう。何度かロストしつつも登山道に戻り、鈴ヶ岳への登りにかかる。ここまでくればもう間違えようはなかったが、この先山頂までが案外時間がかかった。10:47に無事鈴ヶ岳到着。展望は、樹木があっていまいち。山頂で休みつつ先の地図を見ていると、まだ先が長く時間がかかりそうなことが分かる。休憩もそこそこに出発。分岐まで戻って鍬柄山の登りにかかる。今日のこのルートは、標高差は大したことはないのだが、とにかくアップダウンを繰り返す。荷が重いと大変かもしれないが、今日はその点日帰りの軽荷なので楽だった。鍬柄山を過ぎ峠を越えて鈴ヶ岳の登山口に11:45頃到着。今日2度目の車道とのクロス。そしてこの先地蔵岳へ向かうまでの駐車場は暴風のような強風が吹き荒れていた。前に進むのがやっと。斜めになって歩く。ほんの100メートルくらいなので我慢して歩くが、ここが今日歩いた中で一番の強風ポイントだった。地蔵岳への登りに入ると、風は相変わらず強いが何とか登れる程度。先ほどの暴風ほどは吹いてない。それでも出発から既に6時間近く経過し、足も体も疲れてきた。強風の中の登りは楽ではない。地蔵岳山頂には12:15に到着。テレビのアンテナが立ち並ぶ。ここも強風エリアで、写真を撮るのも苦労するくらい。休憩には適さないのでそのまま八丁峠方面へ下る。木製の階段を降りると小沼が見えた。今日はこの後この沼を1/4周ほどしてさらに長七郎山を登る。
八丁峠まで降り車道を少し歩き小沼へ12:40に到着。駐車場から近いので人が多いかと思ったが、沼のほとりには誰もいなかった。鈴ヶ岳で食料を口にしてから2時間弱麦茶だけで歩いてきたので、ここで座ってパンをほおばる。さすがに2時間お茶だけだと腹が減る。小沼は誰もいなくて貸し切りだった。休憩後に沼に沿って歩き出す。平坦で歩き易いが、沼の奥の方に行くにつれて徐々に風が強くなる。被っている帽子が飛ばされそうになる。小沼から離れて長七郎山に向かうが強風は変わらず。今日はもう風は止まないと思うしかない。13:05長七郎山到着。市街地方向の景色は良いが、ここも強風なので写真だけで素通り。この先稜線歩きだったが、やはり風が強くてたまらない。今日は朝からハードシェルジャケットを着たままで、結局脱ぐタイミングがなかった。小地蔵岳にも寄るが、樹木のため展望はなく、わざわざ来るほどのところではなかった。小地蔵岳が今日最後のピークで、その後は下るだけ。広くて歩き易い道が続く。鳥居峠に近づくにつれ、車道と併走するように登山道ができていた。鳥居峠の駐車場には13:35に到着。出発から約7.5時間後だった。この駐車場は朝と同じく風が強い。しかもダートなので洗車したばかりのクルマがまたほこりまみれになってしまった。強風のなかでは後片付けもできないので、シューズとスパッツだけ脱いで、少し下のビジターセンターの駐車所まで下り、ここで後片付けを始める。
黒檜山だけではない赤城山をようやく歩くことができたが、終日風が強くて、行動時間以上に披露した感じがした。今のところ再訪は予定していないが、次くるなら天気予報をもっとよく見て来るだろう。
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