記録ID: 2762946
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雪山ハイキング
甲信越
大ナジカ峠・千頭星山・御所山(丸沢から周回)
2020年11月29日(日) [日帰り]


- GPS
- 09:52
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,186m
- 下り
- 1,181m
コースタイム
06:23 御所山登山口出発(小武川支線)
07:08 薬師岳(中道ルート)分岐
07:18 ゲート
07:35 林道終点
07:44 巨大堰堤(4ッ穴)
08:45 石積み堰堤(一部崩壊)
09:22 丸沢最後の石積み堰堤
09:37 大ナジカ峠への取り付き
10:06 大ナジカ峠 10:17
11:40 鳳凰山展望箇所 11:51
12:03 千頭星山
12:36 大西峰山頂 12:38
12:45 御所山、青木鉱泉分岐
13:39 御所山 14:04
15:34 人工物(アンテナ?)
16:13 みやま橋
16:15 御所山登山口帰着
07:08 薬師岳(中道ルート)分岐
07:18 ゲート
07:35 林道終点
07:44 巨大堰堤(4ッ穴)
08:45 石積み堰堤(一部崩壊)
09:22 丸沢最後の石積み堰堤
09:37 大ナジカ峠への取り付き
10:06 大ナジカ峠 10:17
11:40 鳳凰山展望箇所 11:51
12:03 千頭星山
12:36 大西峰山頂 12:38
12:45 御所山、青木鉱泉分岐
13:39 御所山 14:04
15:34 人工物(アンテナ?)
16:13 みやま橋
16:15 御所山登山口帰着
天候 | 晴れ 駐車スペース(朝):マイナス2℃ 丸沢:マイナス5℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■復路:御所山登山口(16:30/184km)−小武川林道−<上円井(17:36/209km>−国道20号−韮崎IC−中央自動車道−首都高速−都内(19:48/367km) ■駐車スペース:御所山登山口(マップコード:167 494 216*08) 御所山からみやま橋に下山するので、御所山登山口に駐車しました。登山口周辺に駐車場はありません。トイレ、登山ポストもありません。 路駐をすることになりますが、登山口の入口で2、3台、みやま橋の方向に縦列すれば5、6台は駐められるでしょう。 ■ジャンル ジャンルを雪山ハイキングとしましたが、一般道ではハイキングでもいいレベルでした。 雪山...としたのは、丸沢から大ナジカ峠に登る北斜面は、ピッケルと12爪アイゼンが必要と感じました。朝寒くてハードシェルの上下と冬靴に変えるため車に戻ったこと、量的に雪は多くなかったけどルートの50%以上は雪で繋がっていたこと、御所山の下山にはザイルが欲しかったこと...などで雪山としました。雪は降ったばかりで、2、3日好天が続けば融けるでしょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■丸沢−大ナジカ峠 御所山登山口から林道(小武川支線)終点まで約1時間ほど歩きます。林道終点の手前にあるゲートまで車で入れますが、帰路車を回収するのに同じ距離を歩くことになります。 ゲートの先で河原に降りました。直ぐに大きな堰堤があります。堰堤基部に4つのトンネルがあります。両サイドのトンネルには水が流れています。右から3番目のトンネルは出口が半分ほど埋まっています。2番目のトンネルは難なく通れました。 丸沢は基本的に左岸を歩きました。左岸よりの河原を歩くか、左岸に上がるかは動物的感が頼りです。 右岸も、ときに歩きやすそうな場所が見えますが、徒渉が面倒だったり、また左岸に戻ることを考えると、右岸には行きませんでした。 水量の多い少ないで難易度は変わると思いますが、この時期は水が少ないのか難しく感じる場所はありませんでした。 枝沢の徒渉が2、3ヶ所あります。飛び石は凍っています。落ちると冷たいので慎重に...気温はマイナス5℃でした。 丸沢を歩き始めて1時間弱、一部崩れた石積みの堰堤が見えてきます。この堰堤は左岸の崩れた場所から容易に這い上がることができます。 さらに40分程、丸沢最後の石積みの堰堤が現れます。チョット目には右岸も左岸も容易に登れそうな感じですが、手掛かりが少ないです。 左岸の急斜面に取り付きましたが、凍土の上に新雪が積もっていて、滑って苦労しました。 堰堤の上に出ると水はなく涸沢になります。大ナジカ峠への取り付きを探しながら右岸に移動します。目の前には辻山の大崩壊地がすごい迫力ですが、あまり崩壊地に近づくと取り付き場所を過ぎてしまいます。 丸沢から大ナジカ峠へは北斜面になり凍土の上の落ち葉に新雪が乗っていて滑りまくりです。たまらずにチェーンスパイクを出しましたが、爪が短いので効きが悪く、ピッケルと12爪アイゼンが必要なレベルだと思いました。 このため大ナジカ峠へのトラバースは危険と考え、尾根を直登しました。這い上がった場所は辻山への登り口でした。 ■大ナジカ峠−千頭星山 大ナジカ峠は南面のため雪は融けてありませんでしたが、登り始めるとすぐに雪が出ました。 ルートは夏道と変わりませんが、千頭星山まで雪は繋がっていて、チェーンスパイクを付けたままでした。ときに12爪が欲しい場面も2回程ありました。 ■千頭星山−大西峰−御所山 千頭星山から青木鉱泉への分岐の途中に「大西峰」という山があります。ところが登山道は大西峰の山頂を通っていません。 大西峰の山頂は、南アルプス市と韮崎市の境界尾根にあり笹藪です。千頭星山から30分ほど歩いた所で登山道を外れ、笹藪を左側の尾根に取り付き境界見出標を探しました。赤く塗られた境界見出標はすぐに見つかり、笹藪も半分ほど雪に埋まり難なく山頂と思しき場所に立つことができました。GPSで山頂を確認しましたが、山頂標のようなものは見つかりませんでした。しばらく山頂でうろうろしていると、大きな木に「峰西大」と書かれた札が下がっていました。日本人が書いたとは思えないような文字(漢字?)で、「峰西大」と読めるまで時間がかかりました(写真参照)。 青木鉱泉の分岐から御所山へは笹原の登山道で、それほど整備された登山道ではありませんが、不明瞭な箇所はありませんでした。日当たりの悪い所では、笹の上の雪が登山道に覆い被さって見難い場所もありました。 ■御所山−みやま橋 このコース中最悪です。登山道などありません。テープや目印なども少ないし、肝心な所にありません。地形図に無いような枝尾根がいくつもあり何度も引き込まれそうになりました。登りでは急登とザレ斜面に喘ぐだけで済みそうですが、初めて下る人は大変(というよりチョット無理)だと思います。 個人的な感想ですが、技量にもよりますが10人パーティーが下れば、半分ぐらいは滑り落ちるのではないかと思いながらザレた斜面を下ってきました。 こんなに酷いとは思わず、ザイルやピッケル、アイゼンを車に置いてきたことを悔やみました。みやま橋を見たときにはドッと疲れが出ました。 自分が下ったルートが正しいのか分かりませんが、国土地理院の地図に書かれているルートとはだいぶ違いますので注意して下さい。 |
写真
感想
勤労感謝の日を含む三連休、久しぶりにテントを担いで丸沢(小武川)から大ナジカ峠に這い上がり、大ナジカ峠でテン泊をする計画を立てていた。
ところが前々日、退っ引きならない用事が入ってしまい、三連休の山行はお流れになってしまった。
しかし折角立てた計画、日帰りでも...っと立て直した計画は、丸沢から大ナジカ峠、千頭山から御所山に周回するというもの...
出来れば前回山頂に立っていない大西峰の山頂に立ちたかった。
このルート、丸沢の遡行と境界尾根の大西峰を中心に組立、御所山のことは登山口に戻ってくるための通過ぐらいにしか考えなかった。
しかしこのルート上、最も厳しかったのが御所山からの下山。初めて下るにはザレの斜面はチョット危険なルート、登りでルートの概要を掴んでから下った方がいいでしょう。
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