アヒル隊長と行く御在所一ノ谷新道 御在所岳
- GPS
- 08:15
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 662m
- 下り
- 653m
コースタイム
頂上10:54 〜11:08大黒岩−昼食−50分間 11:59下山開始 〜御在所山の家13:27
天候 | 曇り時々晴れ 下山後 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
18日の春の嵐による雨で、南斜面の一ノ谷新道の雪は溶けて無くなっています 登山道の山頂直下には、除雪のさいの雪が残り、すこし滑りました。 ルートは明白で、道迷いの心配はないでしょう。 |
写真
感想
HandMにとって一年のうちに何回有るかという連休(17日〜19日の3日間)
しかし、町内の行事で17日は全滅、春の嵐とやらで18日は全国で大荒れの天気。
1か月も前に富士市のホテルを18日宿泊で予約して、富士山の東に位置する
「毛無山」登山を計画して居たのに、天気が悪くてキャンセル。
どこにも行けないのか〜〜!!??と気が狂いそうになった。
しかし、19日は一転して好天という予報に成ったため、我が家の
アヒル隊長とムック軍曹をお誘いして、片道2時間ちょっとで行ける
御在所岳に行く事に。
河口湖周辺にはまだ未練もあったが、天気の回復が遅く成る
らしいのと、毛無山日帰り山行はちょっと実行する自信がなかった。
冬の間に降った雪も、この春の嵐ですっかり溶けた事だろう。
南斜面を登る一の谷新道なら、まず間違いなく雪は無い!って、勝手に
決め込み。
ザックの一番底には、念のためアイゼンを入れて行きました。
今年3回目の御在所岳。
一回目は1月2日・・樹氷を見たくて裏道登山道を上がるが、樹氷は
見られず。
しかも、連れが疲れを訴えロープウェイで下山。
二回目は1月28日・・前の晩から大雪が降り、中道登山道は所により腰までの積雪。
なんとか頂上までは登ったが、なんと5時間以上もかかっての登頂に、心が折れて
下りはやっぱりロープウェイ・・・ハハハ!
そして今回が三回目・・図らずも3ヶ月間に三回も来てしまう事に成るとは
思ってもみなかった。
登山道口に近い駐車場の事もだんだんわかってきて、今回は登り口まで5分の所に
車を止める。
近いっていいね〜、心の折れる舗装道路歩きはまっぴらごめんだよ〜。
特に下山時のそれは、もう山歩き止めたって思う時があるくらい。
今回は犬も登れる御在所岳なんで(ここのロープウェイには、犬も乗れるんですよ)、アヒル隊長とムック軍曹も一緒に来ていただいた。
ラフウェアっていう犬専用のハーネスを用意したんで、隊長たちが登れない段差が
有っても、
背中にある取っ手部を掴めばひょいっと持ち上げられる。
念のために、HandMのザックの左右の腰の部分に、ベルトとカラビナをつけて、
ハーネスの取っ手の部分でぶら下げられる様にした。
実際持ち上げただけではどうにもならない高さのある鎖場や、梯子場ではHandMの
腰にぶら下げて、段差を乗り越えた。
二匹で12kgちょっと、自分のザックの重量も有るんで腰には優しくない
重さだったが、ハーネス無しに比べたら、手足が4本とも使えるので危険度が
ぐっと下がった。
犬を連れての山行は賛否が有るが、排泄物の始末等がしっかり出来る飼い主、
犬自身の躾がちゃんと出来て居れば、目くじら立てて怒る程の事ではないと
HandMは考えている。
これに対しての意見は無用で有る。
今年2回の御在所岳登山はなぜか精神的に厳しい物ばかりだったから、
今回もまたなにか待ち受けている様な気がしないでもない。
3回目ともなると、登山口などの場所もすっかり分かって、迷う事がないから
気が楽である。
何でもない事の様だけど、これってとっても大事な事なんじゃないかって
思う。
最初の迷いやドキドキが、のちの事故につながる可能性は否定できないって
思うわけ。
駐車も上手くいったし、登山道も迷わずエントリー出来たし、心配していた登山
道の雪もまるっきり消えて無くなってるし。
ことのほか順調に続く今日の山行。
日頃の行いがいいからなHandMは、昨日の春の嵐にしたって、きっと神様が
「この日は登っちゃいけない」って天気を悪くしたに違いない。
山行中は暇なんで、頭の中は勝手な事を考えまくりなんだなHandMの場合。
先日までの厳しい寒さの冬は、すっかり何処かに行ってしまい、今日なんか気温が
上がってとても暑い。
午前8時半ころで、すでに15度ほどもあるおかげで、汗が噴き出して仕方ない。
岩場や鎖場での手の保護の為に手袋をはめて来たけれど、とてもはめてられない。
行動中は5度以下で、休憩時だけ15度くらいの気温に成らないもんかね、なん
て勝手なことまで考えちゃったりしてる。
時々見える大黒岩を右の頭上に見ながら登っていくと、いきなり鷹見岩が出てきた。
案内板は自立して居らず、鷹見岩自身の隙間に押し込まれていたが、大きな岩
なんで、見逃す事は無いだろう。
連れを下に残して、鷹見岩の3分の2ほどをよじ登ってみたが、高所恐怖症
炸裂で、すぐに断念。
降りようとしても、登って来たはずの足場に足が届かない。
いまさらながらに、自分の足の短さに驚きながら、無事に着地。
でも、岩にもたれかかった時に、右の肘を少し擦りむいた。 ちょこっと痛い
恵比寿(えびす)岩の案内板を見かけたが、どれがその岩なのか分からない
内に通過。いまだにどれがその岩なのか謎である。
もうそろそろ右に折れないと大黒岩に行けないじゃんって考えてる所に、分岐
出現。
しかし、「大黒岩には行けませんよ」と言わんばかりのトラロープ(黄色と黒の縞模様のあれ)
が張ってあって、連れは「そっちは行けない」と言う。
でもどう考えても右に折れるこの場所を行かないと大黒岩にはいけないと思うHandM。
地形図を取り出し??スマートフォン利用のDIY-GPSってアプリの地図を見ると、
位置的にこの右折れは間違いなく、大黒岩行き。
ザレた斜面を登りきると、右手に下がっていく分かれ道に成るが、大黒岩は
まだ見えない。
連れをその場に残して、ムック軍曹とともに偵察に行くと、すこし下った所で
「大黒岩」って道標を発見。
大きな声を出せば連れに聞こえる距離だったので、叫んで連れを呼び寄せる。
1月に「朝陽台」「富士見岩」から見た「大黒岩」はただならぬ位置に有った
気がしたが、自分の足で歩いてきたら、案外あっさりした所の様な気がして
成らない。
大黒岩の上に乗って景色を楽しんでいると、ロープウェイのゴンドラの
中から、こちらに手を振って居る。
おおぉ!見られてるってこんなに気持ちの良いものなのか!って気を
良くして手を振り返す。
まるで、正月頃に行われる皇居の一般参賀に陛下が手を振るように・・
ワハハ
頂上がもうすぐなのは地図を見なくても分かる。
何といっても、ロープウェイの山頂駅がそこに見えるんだから。
昼ご飯を食べるにはまだちょっと早い時間だし・・って、10時ちょっと
すぎなんですよ。
まだ実現していない「頂上で昼ごはん」を決行するべく、残りの行程を
歩く。
そこに見える山上公園なのに、最後の20m程が雪で埋まってる。
位置関係から考えるに、山上公園の通路を除雪した雪が、この
一の谷新道の降り口に向かって運ばれた模様。
すねまで埋まる雪の中を、アヒル隊長とムック軍曹をHandMの腰に
ぶら下げ、やっと山上までよじ登る。
登り切ってしまえばそこはあっけ無いほどの公園。
平日でまだ早目の時間なので誰もいない、唯一公園の管理者が二人、
何かの作業をなさっていた。
三角点まで行ってみるが、予報とは裏腹に雲が取れない。
しかもすごく速い流れで北西から流れていくから、頂上も風が強くて寒い。
朝一番で着ていた防寒用のレインウェア上着を、ザックから引きずり出して
再び着込んだくらいだ。
誰もいない事を確認して、アヒル隊長とムック軍曹のリードを外して、自由に
遊ばせる。
隊長はHandM達から離れるのを嫌うが、ムック軍曹は自由だ。
ときどき見えない所まで遊びに行ってしまう。
「頂上で昼ごはん」の野望はこの風の強さで直ぐに断念。
連れと協議の結果、大黒岩まで引き返してご飯を食べようと言う事に成った。
アヒル隊長とムック軍曹も異論は無い様だ。
じつはこの大黒岩まで戻ってには伏線が有る。
連れが買ったばかりの帽子=キャップを何処かで落としてしまっていたんだ。
隊列の最後尾を歩く連れの落し物には、誰も気付けないのである。
それに、山の北斜面にはまだまだ融けきれない雪が残っていて、降りはじめ
が北斜面の「中登山道」は、通れないと判断した。
落としたキャップを拾いながら一の谷新道を降りれば、わりと早い
時間に下山できるに違いない。
でも、登りで隊長と軍曹をいっぱいサポートしたしたから、下りは
もっとサポートする必要が有るだろうと思うとゾッとする。
中登山道はそんな場所が少なくて楽な筈だった、雪さえなければ。
誰もいない事を良い事に、大黒岩をテラスに見立てて食卓を広げる。
今日もお気に入りの「うどん」。
しかし「みそ煮込み」ではない・・・ワハハ
昨晩探したけど、出汁が無かったので、「ちょっと雑炊」ってのを出汁
かわりにして、沸騰を待つ。
うどんの麺を食べ終わると、そこへお握りにしてきたご飯を投入。
ふつふつしてきたころ合いを見計らって、生卵を落下。
ここで火を止めれば、雑炊の出来上がり。
もともと雑炊の元を使ってるんで、雑炊は美味しい訳。
この頃に成ると、ゴンドラは結構お客さんが乗っていて、視線の攻撃
を受け、ついついロープウェイを見てしまう。
カメラをこちらに向けてる人
さかんに手を振って来る人
ビデをを撮ってる人
いろんな人がみなさんこちらを見てるもんだから、なかなか手を
振り返すのが忙しい。
照れるナ〜
食べ終わった頃に、他の登山客登場。
店を広げて居たので迷惑をかけてしまったので、ごめんなさい。
その登山客は単独で来ていた。
大黒岩の東側の一番高い所に登って見晴らしを楽しんで居るのは確認
したが、それ以降姿を見ない。
心配になって見に行ったら、岩陰でお食事中だった。
あんまり静かになって居たんで、まさか落ちてしまったか?って心配
してしまった。
HandM達が出発するのと同時にその登山客も大黒岩を離れた。
聞くと同じ一の谷新道を下ると言われたので、途中で帽子を見つけたら、
拾っておいて下さいと頼んでおいた。
どこまでずうずうしんだHandM。
アヒル隊長とムック軍曹は、降りられない段差が多くて、段差の手前で尻込み
を繰り返す様になる。
ハーネスの取っ手を掴もうとしても、嫌々をして後ずさるから、下に降ろ
せない。
だから時間がかかる。隊長と軍曹のお伴の山行はいつもこの勢いだから、
気にした事は無い。
ただ、そのうしろから下ってきた方には迷惑を掛けてしまった。
この場をお借りして、再び謝罪致します。
その方は犬好きの様子であったので助かった。
「一匹でも大変なのに、二匹は余計にえらいわ」と笑って見えた。御免なさい。
この一の谷新道の下りは、急な上に木の根が露出しているので、十分な
注意が必要だ。
つまずいたら結構痛い目に遭う事は間違いない。
午前中よりも上がった気温のおかげで、下りながらも汗がポタポタ
落ちる。
脱水症状が怖いから、水分補給はまめに行う。
何といっても昨年10月に、心房細動で救急車に乗ったのは紛れもなく
HandMなんですからね。
気がついたら「まつたけ岩」まで降りて来ていた。
連れのキャップも、先行のあの登山客が拾って、目立つように岩の
上に載せてくれていたお陰で、遠くからでも直ぐに見つかったし。
ここまでくれば、登山口は直ぐそこだ。
こんなに早い時間だと、順調すぎてなにか物足りないぞ・・・
何が足りないんだ??
考えた挙句に出した答えは、「積雪2mの雪・・」でした。
HandMにはあのもがき苦しむあの雪が無いと・・・
かなりのドエムですな・・・HandMは・・ワハハ
駐車地まで帰ってきたら、いたる所に結構な車の数。
登山道ではすれ違わなかったから、違うルートを利用した方たちだろう。
中道登山道が一番の人気ルートなのは、誰もが認める所だろう。
靴を履き替え、車を出す。
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「わくわく温泉チケット」を購入。
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HandM達は、グリーンホテルをチョイスして、温泉を楽しんだ。
わくわく温泉チケットを買った直後に見つけたパトカーの警察官に聞いたら、
「個人的にはグリーンホテルが好きですね」という的確な分かりやすい
答えで決めた。
広くて快適な温泉、もちろん天然で、すこしぬるぬる感があり、
大満足。
よっしゃ〜・・来週は何処へ行く?
あ! 来週は病院で定期検査やった。
ここまで読んだアナタ・・拍手していってくださいましよ。
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