上野原駅から初狩駅まで縦走【高柄山−倉岳山−九鬼山−高川山】
- GPS
- 10:51
- 距離
- 32.8km
- 登り
- 3,205m
- 下り
- 2,930m
コースタイム
歩行時間9:51+休憩時間1:01=全行程10:52
標準コースタイム18:25、短縮率59%
GPSログ:沿面距離 36.5Km
地形図上:累積標高差 +4,131m、-3,860m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:初狩駅18:00発−中央本線−甲府駅18:51着。740円初狩駅DoCoMo携帯OK。自販機あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
御前山下り最初の区間ザレていて滑ります。 新大地峠〜矢平山間気をつけないと旧大地峠に行ってしまいます。山と高原地図では旧大地峠を通って矢平山に行くようになっていますが、旧大地峠手前の分岐をまっすぐ登るのが正解。旧大地峠まで行ってしまったら戻ること。 車道 鈴ヶ音峠より登山道を進み、尾根線に出ると分岐有り。右の巻き道に行かずそのまま尾根線を登るのが正解。 鈴ヶ音峠九鬼山間はトレースがしっかりしてますが、小枝と倒木が多く快適ではありませんでした。 高川山下り男坂は、そこそこの急傾斜で滑ります。 |
写真
感想
知り合いのクライマーからこの時期お勧めの縦走路があるとのことで計画してみました。
当初大月駅を出発して九鬼山から稜線を東に進み、上野原駅まで行こうと思っていました。しかし高川山が山梨100名山のため逆コースにして、余力があれば高川山にも行くことにしました。
nori3さんのレコや、hirokさんのレコを参考にさせていただきました。おかげさまで大きなミスコースもなく予定通りこなすことができました。
●nori3さん。2012/11/18 なめるな里山 高柄山
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-245712.html
●hirokさん。2012/3/2 前回に引続き駅〜駅ハイク(高柄山〜倉岳山〜九鬼山)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-273419.html
コースタイムはヘッデン無しでいける時間です。
甲府駅始発5:29に乗り上野原駅に6:36着。身支度を調え7:00前に出発しました。この時期18:00まではライト無しで行動できますので、11時間以内で歩く計画です。
○上野原駅〜高柄山
駅南口から桂川を渡り小学校手前を右折して道なりに進んでいきます。途中分岐を分けながら御前山の案内を頼りに進みます。墓地を過ぎ左手の急登が登山口入口です。
トラロープがご丁寧に張ってあり、親切なようですが、登山路を横断するように支線がありはっきりいって邪魔です。
御前山を過ぎるとザレた急坂となりやがて左手にゴルフ場が現れます。
ゴルフ場の境界フェンスを左手に高度を上げていくとピークに到着。新矢ノ根峠とのこと。ピークなのに峠というのが理解に苦しむところです。ここには休憩舎がありました。
しばらく平坦ですがやがて登りがきつくなり、高柄山に到着。本日最初の山梨100名山です。南東方面の展望が開けてました。
○高柄山〜倉岳山
新大地峠手前で舗装路を横切ります。その後左手下に林道が併走しています。林道が見えなくなり、平坦なトレイルを進み分岐を左に巻くと旧大地峠。矢平山方面に進むには、先ほどの分岐を左に巻かず尾根線を登るのが正解。間違えたことに気づかず、甚ノ函山へピストン後、矢平山方面に向かうもジグザグに下っていき、新大地トンネルに出てしまいました。トンネルにいた警備員さんにたずねると、他にも同じ間違えをする人が多いとのこと。登り返し、適当なところをショートカットして稜線に戻りました。おかげで20分以上のロスをしてしまいました。
気温はどんどん上昇して20度以上。汗の量が半端じゃありません。水が足りるか心配です。ハイドレーションパックに1リットル入れて500ml別にしてあります。6時間で1リットル保てば大丈夫なのですが、この気温だと足りないかもしれません。
矢平山から倉岳山までたいした標高差はありませんが、細かいアップダウンが続きじわじわと身体を痛めつけてくれます。
立野峠から倉岳山までの登りは予想以上にハードでした。
倉岳山の眺望は、秀麗富巌12景の割には・・・でした。本日2つ目の山梨100名山です。
○倉岳山〜鈴ヶ音峠
上り下りを繰り返します。高畑山の眺望も・・・でしたのスルー。突坂峠で車道にでてしばらく進み鈴ヶ音峠から登山道に戻ります。
○鈴ヶ音峠〜九鬼山
鈴ヶ音峠の表示はありませんでしたが、九鬼山方面への標識はあります。
尾根線に出てしばらく進むと、分岐になっています。右に巻くとはまるようで、そのまま尾根線を登っていきます。小枝や倒木が多く歩きにくく、小さなアップダウンが連続していて泣きたくなってくるところです。
桐木差山で休憩時残りの水500mlを補充。残り700mlくらいでしたので、大丈夫そうです。
やがて植林地帯になり切り株の良い匂いと眺望に癒され九鬼山への緩い登りを迎えます。禾生からの登山道と合流すると枝が身体に触れることもなく快適な道になります。
九鬼山頂は、北西に開けていて大菩薩方面がよく見えます。残念ながら、富士山方面は、木に覆われています。秀麗富巌。。。本日3つめの山梨100名山。
○九鬼山〜高川山
見晴らしが良いと教わった天狗岩に立ち寄りました。ここからの眺めは迫力があります。富士山もばっちり。
下山路は急坂ですが良く整備されていて一気に街まで下り、国道沿いのローソンにて補給です。
コーラと肉まんで元気が戻りました。でもコーラ500mlは飲み過ぎのようです。ゲプゲプしてその後走れませんでした。
禾生駅北西の橋は架け替えで通行止めとの情報を得ていたので、迂回路への最短コースを周り、舗装路を高川山方面に登ります。九鬼山から一気に駆け下りたため既に走力はなくトボトボと歩を進めます。
棚山部落にさしかかったところ、首輪が付いている犬が下りてきて、こちらを伺っています。伏せた状態でじっとしていたので嫌な予感がしたのですが、通り過ぎると後ろをついてきました。気にしていなかったら、突然吠えだしてびっくり。飛びかかってきそうな感じだったのでストックを出して応戦体制を取りましたが、吠えるだけで一定の距離を置いて着いてきます。後ろを気にしながら歩を進めるとやがて着いてこなくなり一安心。夕方ですので、ストックはそのまま護身用に1本だけ出して歩くことにしました。心臓バクバクです。犬は好きですが、吠えられるとびびりますねぇ。
高川山への登りは急ですがジグザグに切ってあり、一定の傾斜で登れたので休憩することなく頂に立つことができました。本日4つめの山梨100名山。どれも初めてでしたので大満足。しかも富士山の眺めが一番良かった。
時刻は17:10。あとは下るだけです。だいぶ足がよれてきましたが、下りは走る力が残っていて初狩駅まで一気に下りました。18:00の下り電車にも間に合い充実した山行となりました。
○食料、水分
ゼリー飲料8個(7個消費)、水1.5リットル(ほぼ消費)、途中コンビニにてコーラ500mlと肉まん2個補充
○装備
ザック(10リットル)、ハイドレーションパック、行動食、スマートフォン、ハンドタオル、心拍計GPSウオッチ、デジカメ、鍵、熊鈴、お金、充電用リチュウムイオンバッテリ、靴擦れ保護パッド、地図(コピー)、ポール(護身用)。
トレランシューズ、登山用カーゴパンツ、撥水ノースリーブシャッツ、ドライロングTシャッツ、ウィンドストッパジャケット(最初のみ)、防寒手袋(最初のみ)、上着替え(帰り用)、ライトウェイト防寒上着(行き電車内)。
○未使用のもの
ペーパー、ファーストエイドと薬少々、ゴミ袋、免許証、保険証、テーピング、レスキューシート、ヘッドライト、ミニホカロン×2、耳当て。
コメント
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びっくり高川山まで行っちゃったんですね
それもここはアップダウンが激しいコース
お見事です
超ロングコースお疲れ様でした
装備品:ポール(護身用)には
私のレコまでご紹介ありがとうございます。
私はとんでもないところで間違えてましたからあまりお役に立たなかったのでは。。。
qwg01230さん、はじめまして
九鬼山まででもそれなりに大変でしたが、
高川山まで行かれるとはさすがです。
結構細かいアップダウンが多いコースだと思いますが、
トレラン的にはあまり苦にならないのでしょうか?
多少なりとも私のレコが役だったようで、うれしいです。
私ももっと事前にヤマレコで調査しておくべきだった。。。
甲府にお住まいだと、車にしても電車にしても混雑がなさそうで、羨ましいです。
特に日曜の中央道は悲惨で、早く帰らなければとの心理が働きます。
いい山も近くにたくさんありますし。
nori3さんこんにちは。
1月からしばらくロングトレッキングをしていなかったので、10時間越え行けるか心配だったのですが、コンビニエイドのおかげもあり高川山まで行くことができました。
nori3さんがミスしたところは、地図で○しておいたので、気をつけました。スマートフォンのナビは、ソロの時の強力な助っ人です。師匠連中は文明の利器に頼っちゃいかんとおしかりを受けますが・・・。
hirokさんはじめまして。
hirokさんのGPSログを有効活用させてもらいました。hirokさんに道案内してもらったようなもんです。
私はトレランレースに出たこともないような、なんちゃってトレイルランナーですので、登りはほぼ歩きです。下手すると一般ハイカーより遅いこともあり、たまに抜かれることもあったりで・・・。
ですのでトレラン的にはどうか分かりませんので個人的な感想ですが、小さなアップダウンはきついです。下りの勢いのまま登り切れるくらいですと良いのですが、走りから歩きに変わったときにガクっと来ます。心拍数も180bps超えることもあり苦しい局面です。
同じ累積標高差なら、登りと下りが長く続くほうが楽に感じます。
真面目にトレランしてる方々は、登りでも良いペースで走っていて心肺機能の高さがうらやましい限りです。
甲府は、どこに行くにも渋滞無くて、山屋にはいいとこですね。近くにもいい山が多いですし。逆に遠出が億劫になるデメリットもあったりしてで。
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