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Yamareco

記録ID: 2801584
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
丹沢

西丹沢の盟主・檜洞丸/富士山と歩く丹沢主稜

2020年12月14日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:37
距離
15.6km
登り
1,462m
下り
1,460m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:59
休憩
1:37
合計
7:36
距離 15.6km 登り 1,463m 下り 1,461m
8:10
8:17
47
9:04
9:11
50
10:01
10:20
65
11:46
11:54
7
12:01
12:37
16
P1551眺望地
12:53
6
12:59
13:02
36
13:38
13:39
38
14:17
14:31
47
15:18
15:19
15
15:40
ゴール地点
天候 曇り朝は一時晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・西丹沢ビジターセンター(VC)無料駐車場は、建物前に舗装10台のほか、その南に砂利の駐車場があります。計20台程度。舗装も半分以上空いていました。(近隣のキャンプ場が有料駐車場あるような表示がありました<ひと気が全くないので確認できず>)
コース状況/
危険箇所等
【16km、up1,350mの少しロングコース(コース定数30)。西丹沢ビジターセンター(VC)540m→(ツツジ新道)→檜洞丸1,601m→(丹沢主稜)→犬越路いぬごえじ1,060m→(東海自然歩道)→西丹沢VC、の反時計回り。ツツジのない季節でした。檜洞丸から犬越路に至る主稜の眺望がクライマックスです】

<トイレ、電波>
・トイレは西丹沢VC、檜洞丸の東5分の青が岳山荘、犬越路避難小屋にあります
・携帯電話の電波は、檜洞丸山頂周辺は圏外か弱かったです。それ以外はまあまあ通じました(Docomo)

<コース>
・ツツジ新道(VC→山頂)
今回歩いたところでは秀逸の整備状態でした。前半のゴーラ沢出合までは、トラバースの緩やかなトレイル。沢側が切れ落ちているところがあります。出合から尾根に取り付いてからは、段差が少ない快適な道。鎖がある場所は1〜2カ所。木段や木道も多いです。そうは言ってもup(標高差)は1,000mを超えますし、稜線手前はさすがに急坂です。
眺望は残念ですがあまりありません。展望園地から富士山がなんとか見えます。石棚山稜の山頂付近で富士山、伊豆半島、真鶴半島、相模湾、塔ノ岳などが視界に入ります

・檜洞丸山頂
三角点がないピークです(涙)。ベンチがいくつかあります。丹沢主脈の眺望が見事。蛭ケ岳〜丹沢山〜塔ノ岳がくっきり。青ケ岳山荘は東に少し下りたところにあります。(主稜を西に数分下りたところの眺望が良さそうなのをツツジ新道で歩いていたときに確認できたので、ランチは山頂ではなく主稜に少し下りた所でとりました)

・主稜(山頂→犬越路)
前半(東)と後半で様相は一変します。前半は、富士山を目にしながら尾根道を歩けます。愛鷹、山中湖も見えます。主稜でいえば、どっしり構える大室山が。畔ケ丸や菰釣山など山梨との県境に連なる甲相県境尾根も見渡せます。北西には御正体山、石割山の稜線。さらには三つ峠山も視界に入っての空中散歩です。
そして後半は局面が大きく変化します。「大笄(おおこうげ)〜小笄」間の等高線が詰まっている急坂は、ハシゴや鎖の連続。ストックをしまい、鎖を利用せざるをえない崖のようなところもありました。特に注意が必要です。悪路を過ぎ、道が穏やかになってからしばらく進むと犬越路です

・犬越路〜西丹沢VC
沢を一気に下ります。東海自然歩道となっていますが、崩落により急斜面となりロープがかけられているところがあります。傾斜が緩やかになってからは、沢の中の河原も歩くので増水時は注意が必要そうです。最後は舗装道路を2km近く歩きビジターセンターに着きます
その他周辺情報 ・VCから約5kmの中川温泉に多数の日帰り温泉あります。なかなかいいお湯でした(信玄館に立ち寄りました)
西丹沢ビジターセンターからスタート(バス停、建物=月曜日はお休み、そして駐車場)
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西丹沢ビジターセンターからスタート(バス停、建物=月曜日はお休み、そして駐車場)
尾根に取り付く「ゴーラ沢出合」まで小一時間、沢を右に見下ろしながらトラバース気味に歩きます
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尾根に取り付く「ゴーラ沢出合」まで小一時間、沢を右に見下ろしながらトラバース気味に歩きます
(→ゴーラ沢出合)畔ケ丸方面の眺望が開けました
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(→ゴーラ沢出合)畔ケ丸方面の眺望が開けました
「ゴーラ沢出合」尾根の取り付きが分かりにくいので、ルートを案内
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「ゴーラ沢出合」尾根の取り付きが分かりにくいので、ルートを案内
(ゴーラ沢出合)青い空が映えます
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(ゴーラ沢出合)青い空が映えます
(ツツジ新道)朝の日がまばゆい
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(ツツジ新道)朝の日がまばゆい
(展望園地」富士山が見えました!(少し恥ずかしがってて前を雲で隠してます)
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(展望園地」富士山が見えました!(少し恥ずかしがってて前を雲で隠してます)
(ツツジ新道)少し急なところには木段が
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(ツツジ新道)少し急なところには木段が
「石棚山分岐」山頂に連なる尾根にたどりつきました。あと少し
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「石棚山分岐」山頂に連なる尾根にたどりつきました。あと少し
真鶴半島と相模湾
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真鶴半島と相模湾
山頂まで木道が続きます。気持ちいい。ツツジのシーズンはもっとでしょうね
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山頂まで木道が続きます。気持ちいい。ツツジのシーズンはもっとでしょうね
(山頂南側)富士山はやはり恥ずかしそう。左手に愛鷹が見えます。暴風予想は外れ、シャツだけで山頂部まで歩いて来ました
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(山頂南側)富士山はやはり恥ずかしそう。左手に愛鷹が見えます。暴風予想は外れ、シャツだけで山頂部まで歩いて来ました
山頂につきました。1,601m。三角点は・・・ありません。檜洞丸は三角点では無いようです
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山頂につきました。1,601m。三角点は・・・ありません。檜洞丸は三角点では無いようです
山頂はこんな感じ
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山頂はこんな感じ
(山頂)枝の間に、蛭ケ岳。手前の急登がエグそう
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(山頂)枝の間に、蛭ケ岳。手前の急登がエグそう
(山頂)木が邪魔していますが「丹沢主脈」。今度歩こう
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(山頂)木が邪魔していますが「丹沢主脈」。今度歩こう
山頂から西側。主稜を下りていきます。先には大室山が見えます
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山頂から西側。主稜を下りていきます。先には大室山が見えます
(山頂西側)眺望が良さそうな場所があります
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(山頂西側)眺望が良さそうな場所があります
(山頂西側)こんな稜線を富士山を眺めながら歩けそう
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(山頂西側)こんな稜線を富士山を眺めながら歩けそう
(山頂西側P1551)富士山から雲が消えかかっています。手前には北富士演習場の原が見えます。その手前に山中湖。さらに手前左は三国山でしょうか。この眺望地でランチにします
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(山頂西側P1551)富士山から雲が消えかかっています。手前には北富士演習場の原が見えます。その手前に山中湖。さらに手前左は三国山でしょうか。この眺望地でランチにします
(P1551)ラーメンたべながらみつめてしまう
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(P1551)ラーメンたべながらみつめてしまう
(P1551)主稜や都留市方面の山々。御正体山が目立ちます。
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(P1551)主稜や都留市方面の山々。御正体山が目立ちます。
(P1551)実際はこちらです。奥の稜線の大きな山体が御正体山。手前正面が畦ヶ丸(黒くなってる)、そこから山中湖方面に甲相県境尾根が伸びて菰釣山に向かっています
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(P1551)実際はこちらです。奥の稜線の大きな山体が御正体山。手前正面が畦ヶ丸(黒くなってる)、そこから山中湖方面に甲相県境尾根が伸びて菰釣山に向かっています
(P1551)愛鷹
(P1551)山頂を振り返ります。眺望は飽きません。が、そろそろ先に進まなければ
(P1551)山頂を振り返ります。眺望は飽きません。が、そろそろ先に進まなければ
(主稜)蛭ケ岳がみえました。あの急坂...
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(主稜)蛭ケ岳がみえました。あの急坂...
(主稜)木段があり歩きやすい
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(主稜)木段があり歩きやすい
(主稜)ツツジ新道のように気持ちいい(このあと岩場地獄になるのです)
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(主稜)ツツジ新道のように気持ちいい(このあと岩場地獄になるのです)
(主稜)そのツツジ新道が見えました。白い崩壊地手前の稜線です。
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(主稜)そのツツジ新道が見えました。白い崩壊地手前の稜線です。
(主稜)ああ、、、富士山が雲に包まれていく・・・(この後曇り空になりました)
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(主稜)ああ、、、富士山が雲に包まれていく・・・(この後曇り空になりました)
(主稜)気持ちいい稜線から、アスレチックの始まり(これはハシゴ)
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(主稜)気持ちいい稜線から、アスレチックの始まり(これはハシゴ)
(主稜)これは鎖場。鹿を駆除する警察官に、この先気をつけて、と言われました。
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(主稜)これは鎖場。鹿を駆除する警察官に、この先気をつけて、と言われました。
(主稜)この鎖場はなかなかでした。危ないのはここのことか。表尾根よりは厳しいかも。
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(主稜)この鎖場はなかなかでした。危ないのはここのことか。表尾根よりは厳しいかも。
「犬越路」につきました。ベンチが3つ。その先に避難小屋
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「犬越路」につきました。ベンチが3つ。その先に避難小屋
犬越路避難小屋。きれいです。トイレも綺麗に使われていました
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犬越路避難小屋。きれいです。トイレも綺麗に使われていました
犬越路の由来(武田信玄の小田原城攻めのルートのようです)
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犬越路の由来(武田信玄の小田原城攻めのルートのようです)
(→西丹沢VC)犬越路からの下りには崩落地が。とてもすべりそう。ロープがありました。要注意
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(→西丹沢VC)犬越路からの下りには崩落地が。とてもすべりそう。ロープがありました。要注意
(→VC)河原を歩いたりします
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(→VC)河原を歩いたりします
(→VC)舗装道路に出ました。崩落した橋。大きな穴が空いていました(歩行者は通れます)。あとは舗装道路を20分歩きVCに戻りました。さあ、中川温泉へ!
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(→VC)舗装道路に出ました。崩落した橋。大きな穴が空いていました(歩行者は通れます)。あとは舗装道路を20分歩きVCに戻りました。さあ、中川温泉へ!

感想

西丹沢の盟主・檜洞丸(ひのきぼらまる)は、蛭ヶ岳から西に伸びる丹沢主稜の上にある大きな山です。わたくしはヤマビルの季節には丹沢に行かないので、秋から春の間で訪問の機会をうかがっていました。ようやく実現です。

「テンクラ」はまたもや終日「C」表示。ほかの情報と併せ考え山行可能と判断しました。当日は高速通行止めにも巻き込まれ予定がのっけから小一時間遅れるなど流れが良くないスタートでした。とはいえ終わってみれば無事下山、を素直に喜びたいです。

ルートは、西丹沢ビジターセンター(VC)を拠点に、メジャーなツツジ新道から山頂へ。下山は主稜を犬越路まで辿り下山する、ちょっと欲張りな反時計回りの周回コースをとりました。

有名なツツジの季節でないのは残念でしたが、主稜では長い時間富士山の眺望とともに尾根を歩き、また眺望豊かななかでランチする幸せに浴することができました。テンクラ予想は外れ、シャツで歩くことが出来ました。

平日ということで出会ったハイカーは1人だけ。ほかには鹿を駆除する県警担当官に会っただけでした(別れた後、彼が放った銃声が数発聞こえました)。

花の咲く頃に、檜洞丸から蛭ヶ岳まで歩いてみたいと思いました。そしていよいよ『丹沢主脈』に行きたいとの思いが強まった山行でした。

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訪問者数:802人

コメント

東海自然歩道
東海自然歩道の別名は、倒壊自然歩道といいます。犬越路に向かう稜線からの眺めは、私は大好きです。しばらく出かけてませんが。
2020/12/18 16:05
negi-onoさん
あの主稜の道は素敵でした。

東海は倒壊ですかー!
たしかに悪路でした。?
50年経つとそうなるのか、そもそも悪路なのかはわかりませんが、優しそうな?名前につられて散歩がてら、と近づいてはいけないのですね。
1,700kmもあるということは初めて知りました^_^
2020/12/18 22:41
プロフィール画像
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