八経ヶ岳ーチェーンスパイクがバッチリでした
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- GPS
- 12:07
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 1,739m
- 下り
- 1,731m
コースタイム
- 山行
- 10:10
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 11:53
天候 | 終日風雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
乾雪でラッセルも楽であるが、量はあり |
写真
感想
タイトルと場所をみて「エー」と思った人もいるでしょう。あの状況では下りは大活躍で普通のいわゆる10本や12本は使えないし気も使う。モンベルのでカタログには「冬の低山や夏の雪渓歩行に最適な軽アイゼンです」とある。多分あの風雪の八経ヶ岳は当たらないと思いますが、実際に使ってナンボのもんでしょう。
さて、前置きはよしとして当初は北陸方面にて山スキーを計画していたが、悪天過ぎてビビッてしまった。太平洋側ならまだマシかっと思い立ち、久しぶりのスノーシューとまだ一回しか使っていない重登山靴にこれまた25年ほど使っていないワンタッチアイゼンを合わせた。せっかくなら近畿最高峰の八経ヶ岳にしたが、多分トンネルまでは通行止めなので元々考えず。と言う訳で夏に一度行った事のある役場からとした。
寝坊して5時過ぎに出発したが、暗闇に道を間違えて戻る。今日は山スキー時を想定しているので荷物は重い。終始風雪であるが、雪はせいぜい踵程度で日本海側と違ってメチャ軽い。軽度のラッセルで登って行くが、やはり長くてアップダウンも多い。恐らくウサギ?の足跡のみ。それゃこの悪天候で平日なら誰も来ないでしょう。結局貸し切りであった。
意外に暖かかった避難小屋を過ぎるとルートは不明瞭になる。基本的に夏道であるが尾根であってもみなくてはいけない。狼平避難小屋への分岐を過ぎると雪でほぼルートは消えて、とにかく時間がかかる。ようやく明星ヶ岳の山頂手前で装備を固めてチェーンアイゼンも着ける。ー10〜12℃位で7〜8m位の風雪であったが、厳冬期のスキーより余裕はあり。ところが山頂方面のルートが薮で被って解らない。薮の上を慎重にコルまで降りるとハッキリとしてホッとした。ラッセルし山頂で写真を撮ったら弥山小屋を目指す。避難小屋は天国であったが、そこから狼平へのルートを間違える。地図をよーーみたら真西なんですね。北へ行ってしまいました。視界は良かったけど、油断したらあきまへん。
そこから降りてピンクテープの跡を行くと、変なとこに出た。夏なら多分間違えないだろうけど、雪があればどこでも道に見える。狼平避難小屋へは長い階段を降りるが、隙間が雪で見えずに前のめりに何度かなって気を使う。雪があれば、普通の登山道の方がエエすー
ここですでに14時で時間がかかり過ぎた。帰りはぶっ飛ばして・・・と思ったけど、更に雪は積もり部分的に膝下位まで短時間で積もっている。トレースも消えているとこが多いが、時間が迫っているために行く。ここでチェーンアイゼンが役に立った。登りで木も多く滑ることが多かったし、部分的に凍っていた。帰りはそれを想定して飛ばしていったら、滑らずにガンガン降りれた。結局夏でも4時間ほどをあの雪で3時間で降りれました。転倒一回のみで古いストックの輪っかが取れただけであった。
締めて12時間で誰にも合わす。正月なら避難小屋一泊でエエコースかも?多分トレースもあると思われます。
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