赤岩岳〜大ナゲシ 両神山の尾根続きの静かな岩峰
- GPS
- 05:05
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 1,251m
- 下り
- 1,234m
コースタイム
09:40赤岩峠
10:05赤岩岳
11:15大ナゲシ12:00
13:25駐車場所
天候 | 晴れ(遠くの山々は霞みがかっていました) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
南牧村から「湯ノ沢」トンネルを抜けて上野村に向かいます 国道299号線を走り、県境の「志賀坂」トンネルを出てすぐ右折 「金山志賀坂林道」に入り「八丁」トンネルを抜けます 日窒旧社宅跡付近の道路脇、3台程の余地に駐車しました 更に進むと橋の袂にも数台の駐車余地があります 登山口標識、登山ポスト、トイレ等はありません |
コース状況/ 危険箇所等 |
日窒旧社宅跡入口には鎖が張られ、車は進入できません 廃屋を幾つか過ぎ、突き当たり付近右側奥に二つの看板があり 植林帯の奥へ急坂が伸びているのが見えます 錆びた鉄橋を渡って登山道に入ります 尾根まで急坂ですが、特に危険箇所はありません 尾根に近づくと更に急斜面のザレ場があります 滑落注意です 「赤石峠」の小さな標識と祠を見て右に進むと「赤岩岳」ですが 尾根からほんのしばらくで、やや下り気味に巨大な岩峰の裾を巻きます 踏み跡を忠実に辿り(下山時も注意)、ルンゼをひと登りで尾根です ザレ場、浮石もあり、落石、滑落に注意です 尾根を真っ直ぐに進むと岩峰に突き当たり 踏み跡はあるようですが、巻き道の方が安全だと思います 尾根に出ると、右に岩稜が聳えています(左は「八丁」トンネルへの踏み跡) どう登れば通過できるか一瞬迷いますが 見上げると赤ペンキの丸印があり、印を目指して ホールドを確かめながら三点支持で登ります(「赤岩岳」への核心部) 鎖、ロープはないので、くれぐれも転落注意です 痩せた岩尾根に飛び出すと、すぐまた針葉樹林帯の急坂 木の根、枝に掴まりながら登ると見晴らしの良い山頂です 「大ナゲシ」へは「赤石峠」に戻り、反対側の尾根を進みます アップダウンが幾つかありますが、快適な尾根歩きです 尖峰の基部に到達すると、コースが二方に分かれています 右のロープは垂直に近い登りに見え、難しそうなので左の鎖を選びました 大岩を迂回して鎖とロープを頼りながら 足場をしっかり確保して登ります(「大ナゲシ」の核心部) 途中で、ロープの付いたコースと合流して山頂に到達です |
写真
感想
「大ナゲシ」、「赤岩岳」は、聞いたこともなく、
まして「大ナゲシ」が山の名前かどうかも危ぶんでおりましたが、
CLの計画に参加させていただいて、どうやら無事に行って参りました。
今年初のなまった身体のクライミング訓練になりました。
有難うございました。
雨の心配はないものの、曇りがちな天気かと予想していました。
群馬県から埼玉県境に近づくに連れ、意外な青空で気持ちも晴々してきます。
「八丁峠」を越える林道は一応舗装されていますが、
細くカーブが多い上に、落石が夥しくよけるのが大変。
登山口のある鉱山の社宅跡地も廃屋が荒涼とした感じで、
登山口と思しき辺りの看板を一読すると、ザイル等用意しておりませんので
またちょっと不安をかきたてられます。
こんな時、行けるところまで行けたらという軽い気持ちが
どこからともなく湧いてきて、空気を支配しているのでしょうか?
メンバー全員臆する風もなく、淡々と急斜面を登って行きます。
赤岩峠から、先ずは「赤岩岳」を目指し、右に向かいます。
尾根をそのまま登って行く踏み跡がありますが、
事前に記録を調べると左に巻く道が安全なようなので、岩峰を巻きました。
尾根に出て右が「赤岩岳」、左が八丁峠です。
八丁峠までは興味津津ですが、どんな状況か全く分かりません。
とりあえず、右側に立ちはだかる岩稜に取りつきます。
その後、岩尾根、急斜面の樹林帯を抜けると
「赤岩岳」と記された標識が木に付けられた山頂に到着しました。
第一の目的は無事達成しましたので、峠に戻り「大ナゲシ」を目指します。
峠からすぐ、僅かに岩交じりの急坂があり、
振り返った「赤岩岳」が実に迫力ある姿で迫ってきます。
幾つかのピークを越え、「大ナゲシ」岩峰基部に到着すると
本日最大のトレーニングが待ち構えていました。
冬の間にすっかりなまってしまった身体には応える岩トレでしたが、
これをやっておかねば、今季の登山に自信が持てないでしょう。
今思うと先ずは恐怖感の克服から岩トレは始まるのかもしれません。
ともかく無事岩峰の頂に辿り着けてほっとしました。
「大ナゲシ」の名の由来はわかりませんけれど、
眺望の素晴らしさに、飽きることなく廻りに広がる山々を眺めておりました。
人にはあまり知られていない頂上のようですが
登りの大変さと言い、大展望と言い苦労を補って余りある素晴らしい山でした。
埼玉県と群馬県の県境にもまだ秘境が残されている感じがします。
コメント
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前週に私も赤岩岳を登ったのですが(上野村胡桃沢から)取り付きから正面をジグザグによじ上がり、中途から北に回ってルンゼに入り、頂上直下で岩稜に顔を出したといったところでした。あなた様のレコにあるような赤い丸の目印を確認せず、たぶん私は登山道ではないところを無理に登ったようです、それにつけてもお互い道の解りにくいところを良く登ったものですね、参考になり楽しく拝見しましたありがとうございました。
simagawaraさま コメント有難うございます
凄い岩登りが衝撃的でしたね
登山口の看板にザイルとか、上級コースとか書かれていて、そこからどぎまぎしていましたが…
まだシーズン初めでいきなりクライミングの訓練と相成り、恐怖心との戦いが主だったように思い返しています。
無事登山口に帰り付けた時はほっとしました
正面から取り付いたとのことですが、踏み跡が沢山あり、危うく行きかけました。
間違えて取り付いている方が沢山いる場所だと思います。
無事に御帰還何よりです。
この界隈には他にもスリリングな岩場があって面白いですね
二子山にはまだ登っていないので、出かけてみたいと思っています
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