(過去レコ)宮之浦岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,054m
- 下り
- 1,829m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2002年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
感想
「ひと月に35日雨が降る」(林 芙美子の小説『浮雲』から)と言われる屋久島だが、私が屋久島へ行く前日までは乾燥注意報が出ていた。
屋久島へ着いた当日は曇り、翌日は未明と夕方に雨で日中は何とか降られず、翌々日の離島の日は早朝から雨で、鹿児島へ渡る飛行機は飛べるのかどうか気をもむ。
26日は早朝5時、宿泊先のホテルと提携している弁当業者が、登山者の人数分だけ弁当を持って来た。
それを受け取り、予約していたタクシーは空車で、私はレンタカーでホテルを出る。
レンタカーは下山口となる荒川口に置き、登山口の淀川口へはタクシーで行く。
雨は降っていなかったが、ガスが濃く、木の葉からひっきりなしに雫が落ちる。
花之江河は時期的に花は全く見られず、只の高層湿原だった。
途中で、荒川小屋に泊まったという二人連れを二組、計四人を追い抜く。
夜中に物凄い土砂降りだったと言う。木の葉から雫が落ち続けるのもそのせいか〜
9時過ぎに誰もいない宮之浦岳に登頂したが、真っ白い世界だった。
風が強くて寒く、展望は遠くも近くも皆無だったが、食事をして20分ほどいた。
宮之浦岳と、もうひとつ目的にしていた縄文杉には11時半過ぎに着く。
案の定、多くの観光客が来ていて、木の葉から雫が落ち続ける中でも盛んにシャッターを押していた。私は、展望が得られないのでカメラは持って行かなかった。
ヤクスギとは、正式には樹齢1000年以上のスギを言うのだそう。
台風の通り道の九州南部で、何千年にも渡って生き続けるヤクスギは驚嘆に値する。
ウィルソン株の中には小さな神社が祀られ、地下水が湧き出していた。
大株歩道入口から荒川口まで、現役のトロッコ道を延々と歩いたが退屈はしなかった。
橋から沢を見下ろすと水量は少ないのに河原は巨岩だらけ。洪水となった時の猛烈な水流は、巨大な岩石以外はことごとく押し流してしまうのだろう。
縄文杉見物から帰る観光客を次々と追い越し、午後2時半に下山した。
15時半にホテルに戻ると、フロントにいた中年の女性は速いと言ってびっくりしていた。
ホテルからタクシーの送迎でなく、レンタカーにしたのは正解だった。
【37900歩】
付記
今回、羽田⇔鹿児島空港間は日本エアシステムがバーゲンセールと称して限定販売する格安航空券が購入できたので、九州遠征を実行した。
羽田〜鹿児島間の片道航空券は、8月の多客期と比較すると¥26,000も安かった。
鹿児島⇔屋久島間は日本エアコミューター機で、通常の航空運賃だった。
屋久島では、屋久島ロイヤルホテルに登山日の前後に連泊した。
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