赤岳
- GPS
- 10:10
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,279m
- 下り
- 1,287m
コースタイム
4/1 赤岳鉱泉(8:00)→(8:45)行者小屋(8:55)→(11:00)赤岳山頂(11:45)→(13:15)行者小屋(14:00)→美濃戸山荘(15:35)→(15:45)赤岳山荘
天候 | 雨/雪/晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車料金:1日1000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的な冬山の危険 |
感想
あいにくの空模様。飲み会明けだがスッキリ起床。茅野駅に迎えに行き車で美濃戸口へ。雪はなくその先の林道も少なそうなので八ヶ岳山荘まで行って見ることに。深い轍に苦労して進むがあとちょっとの坂でついに立ち往生。雨の中チェーンを装着。2駆の軽でも到着できた。
準備をして出発。雨が降っているような天候なので気温は高く暖かい。美濃戸山荘までの道は雨のせいもありツルツルのアイスバーン。アイゼン無しで何とか登るが疲れるばかりなので美濃戸山荘の軒先でアイゼンを装着。これでガシガシ歩ける。しばらくは林道歩きなのでスイスイ歩く。途中ホームページにあった故障のジムニーが停まっていた。雨の雪の中でも楽しみながら登る。堰堤広場で休憩し、北沢経由で赤岳鉱泉を目指す。
天気は一向に良くならず雨。標高が上がり気温は徐々に低くなっていく。所々雪は深いがトレースはしっかり有り迷うことはないだろう。沢を渡る橋などアイゼンの当たる箇所は木で作られボロボロになっているところもあった。わざと木にしているところもあるのだろうが。天気も悪く休憩どころではないのでちょっと早めのペースで赤岳鉱泉に到着。
個室使用なのでゆったり。濡れたものはさっさと干し、小屋で昼食。とその前にビールで乾杯。カレーも食べ満足したら、昼寝。贅沢そのものだ。天気はすっかり雪になっていた。週末で登山客もそれなりに入っているようだ。夕食も美味しくいただく。冬季はお風呂はやっていないのが残念だがそこは夏に譲ろう。ワインを飲みながら山の夜を楽しみ翌日に備えて就寝。
翌朝、雪は止み曇り空だった。ほんの一部青空が見えていたのでそこには期待する。朝食を食べ、ゆっくりと支度をして8時に出発。行者小屋までだらだらと続く登山道。稜線は全く見えない状態だ。行者小屋でゆっくりしたあと文三郎尾根に取り付く。小屋から15分くらいで急な斜度になり一気に高度を上げていく。樹林なら出ると風もあり雪も硬くなってくる。いよいよ本格的に雪山防備にして登る。天候は雪混じりになってきて風で飛ばされた雪が肌に当たると痛くなってくる。まだ、視界は確保されているのはいいことだ。
尾根上は鎖などほとんど雪に覆われ支柱がところどころ頭を出すくらいだった。しばらくは急な尾根だが歩きやすいところが続く。山頂に近づくと岩場が多くなってきて急な斜面のトラバースや岩の間を登るようになる。岩陰ではルートが解りにくいところもあるので外れないようにしたい。中岳の分岐を分け急登すると主稜線に出る。そこから岩を避けながら登りつめると赤岳山頂に立つ。山頂付近の天気は悪く視界も悪かった。山頂で写真を撮ったら、頂上山荘脇に移動し休憩。ツェルトで風よけを作り休む。下山は地蔵尾根にしようと思っていたが視界不良だし風も強いので状況の分かっている往路を戻ることにした。
吹き付ける雪の中、慎重にルートを選び下る。天候と時間の関係で登ってくる人は少なかった。ロープを使用するか迷う部分もあったがメンバーの力量を見て判断したい。トレースも薄いところがあるので違う尾根に入り込まないように注意したい。だいぶ下りてくると雪は止み行者小屋が見えてくる。山頂方面は厚い雲の中だったが。行者小屋には1時間半で到着。行者小屋でゆっくり昼食。おまけに甘酒であたたまる。
行者小屋からは余裕の下山のみ。南沢を歩く。深い雪の中にしっかり付けられたトレースを快適に歩く。途中、開けたところでちょうど良く青空が広がった。写真を撮ったり雪に飛び込んでみたり行きを思いっきり楽しむ。徐々に雪も少なくなり土の出ているところも出てくる。南沢は林道に出るとすぐに美濃戸山荘に着く。そして赤岳山荘に。道路の雪も駐車場の雪も溶けてグシャグシャだ。
荷物を片づけさて帰るかと思ったら車が動かない。昨日、付けたままにしたチェーンがしっかりと凍りついていたのだ。ピッケルで氷を砕きチェーンを外して脱出。地面にしっかり凍りついたチェーンを外すのが一苦労だった。道路の雪は溶けているのでチェーン無しで充分走れた。しかし轍は深く車高が欲しかった。原村まで来ると綺麗に山が見えていた。茅野駅までそばを食い、お見送りをして帰路についた。
1泊2日のゆったり雪山赤岳登山になるはずだったが生憎の天気でぶち壊しだったが充分楽しめた登山だったと思う。ちょっと危険なところもあったが無事通過できて良かった。車で赤岳山荘まで入れたのも楽しめた要因かもしれない。しかし、下山してから晴れるのは悔しいものだ。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する