記録ID: 286986
全員に公開
ハイキング
奥秩父
塚山(秩父)---太田部集落ー塚山古墳群ー塚山神社跡ー塚山---
2012年03月04日(日) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 708m
- 下り
- 257m
コースタイム
太田部入口バス停ー(10分)ー太田部への山道入口ー(30分)ー太田部集落内車道ー(30分)ー古墳群入口道標ー(40分)ー林道交差ー(20分)ー太田部塚山古墳群ー(5分)ー塚山(大塚)神社跡ー(20分)ー塚山山頂ー(50分)ー大場平カタクリ自生地ー(30分)ーテレビ中継所ー(60分)ー麻生集落
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・塚山は上武国境の分水嶺より北側に位置し埼玉県に属している。山頂直下には埼玉県最高標高の古墳群「太田部塚山古墳群」があり、以前は城峰神社と張り合うほどのにぎわいを見せたとされる塚山(大塚)神社の跡や不思議な磐座(いわくら)が残っている。 ・この山は目立つ山だが、山頂までの明確な登山ルートが無い ・太田部入口バス停でバスを降り、神流湖を赤い吊橋を渡り車道を太田部集落へと向かうと10分ほどで右手の一軒家の手前に擁壁を登るコンクリート道へと進む。 ・すぐに古い山道となり上に行くに従い、明瞭だった踏跡も杉の倒木等に埋まり全く不明瞭となる。(ルート探しに自信がない場合は車道で太田部まで行くことが望ましい) ・薮の斜面適当に登ると山畑跡に達する。車道に出て、太田部集落を車道を南に歩くと、屋根に風見鶏がそびえる太田部分校跡がある。更にしばらく車道を進みと、「町指定史跡、太田部塚山古墳群」と記された汚れた道標がある。 ・車道を右折しすぐに車道は終わり民家脇の細い道を「ごめんください」感覚で進み、広大な荒れた山畑に出ると右折し(ちょっと離れた)電柱とともに上り坂となる。 ・山畑跡は地形図では桑畑であり、養蚕全盛期には一面の桑畑が秩父の美しい山村風景を奏でていたと思われる。 ・山畑から杉林に入りしばらく登ると林道と交差、林道脇の「塚山古墳群」の道標あり。 ・更に山道を登ると、右手に塚山古墳群の標識が目に入る。周囲には小さな墳丘が散在、前方後円墳もあるらしいが見つからない。 ・更に歩くと倒壊した作業小屋があるが、この辺りで山道は消失する。左手側に進み適当に山頂に登れば最短と思われる。 ・地形図では塚山山頂の北東側にやや平坦な部分があるが、そこを目指し小屋から右手のほうへ藪をかき分けて周囲を注意深く観察しながら進み、倒壊しかけた一対の灯籠を見つけられればしめたもの。 ・灯籠の奥には社殿の跡や不思議な石積(古墳の石室?或いは自然の造形?)があり、石祠(大天狗)が鎮座する。また石積周囲は窪みとなっており、周湟或いは池だったかんじ。秩父市編「秩父の伝説」ではこの石積(磐座)は天狗が神流川から運んだものとされ、窪みは大蛇が棲んでいた湖で、龍に変化した大蛇とともに湖水が流れさってしまった、とされている。 ・神社跡を後にして、西に尾根を目指し登ると、左手に小規模な石積みの上の石祠(小天狗)がある。 ・尾根に達すると踏跡が殆どない最後の急登となるが、ひと登りすれば、塚山山頂に達する。広い山頂からは西側のみ展望あり。 ・山頂からは登ってきたルートより西向きに急降下の踏跡を下り、尾根を更に西に進むと右下手に作業道が目に入る。 ・作業道に降りて進路をとるが、作業道は積雪が多い。しかし展望の良い場所があり、御荷鉾連山や西御荷鉾山の大の字がはっきりと見える。 ・作業道は竹ノ茅山を巻くが、作業道が分岐し山頂直下まで続いており、往復40分程度で山頂まで行くことができる。 ・作業道を進むとカタクリの自生地「大場平」の説明板が目に入る。以前は凄まじい数のカタクリが自生していたが、鹿の食害により数を減らしてしまっている。以前は白花カタクリも結構あったのだが、、、 ・作業道を更に下るとテレビの中継所の下で舗装路となる。ここより適当に薮漕ぎで生利に降りたのだが、これをお読みになっている方は、下記のごとくのルートを辿ってください。 ・舗装路を100m位下ると右手に麻生集落へと降りる山道が目に入る。この道は地形図に記載されている破線の道であり、やや荒れているものの以前はバイクでも登れる道であったらしい。踏み跡を辿り下れば、林道を経由して麻生集落に達する。 ・テレビの中継局から舗装路を下り、県道を経て生利のバス停までは歩いて90分である。 |
写真
感想
・この山行の画像が何枚か紛失してしまいました。要所要所の画像がありませんことをおわび申し上げます。
・いつ登っても塚山は不思議な感じがする山。
・太田部は典型的な廃れゆく山村。ちょっと寂しさを感じる。
・塚山から竹ノ茅山付近の尾根は低木の植林で視界が悪く、植生境界と尾根が一致していない為か、ルートミスする登山者が多い。(私と友人も完全にルートミスした。)作業道を経由したほうが良い。
・狩猟期間は猟師が多く、銃声や犬の鳴き声が聞こえる。気になる人は狩猟期間を確認を。
今回歩いた全ルートの私の感じた印象です。(西上州を基準としています)
ルートの明瞭具合 ーーー4(明瞭1-2-3-4-5不明瞭)
ルートの難易度 ーーー4(容易 1-2-3-4-5困難)
ルートの雰囲気 ーーー3(良い1-2-3-4-5悪い)
ルートの展望 ーーー3(良い 1-2-3-4-5悪い)
ルート上の杉林の割合ーーー40%
熊の糞・足跡の箇所数ーーー0箇所
野生動物との遭遇 ーーー0回
人間との遭遇 ーーーなし
お勧めの季節 ーーー春秋冬
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3428人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
コースの説明と写真も多く、とても参考になります。
大場平のカタクリ、14年前は凄いですね!
先日見た限りではその影もありませんでしたが、仕方ないことです。
塚山神社跡
yamadanukiさんの動画にあった、落葉の降り積もった情景がとても印象的でした。
紅葉時期も雰囲気が好いのでしょうね♪
太田部楢尾の集落も歩きたいので、それを含めてGWにでも行ってきます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する