(過去レコ)笠ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 2,150m
- 下り
- 2,158m
コースタイム
- 山行
- 11:55
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 12:10
天候 | 曇り |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
感想
8月か9月に上高地か新穂高のどちらかから穂高に登る予定なので、沢渡と新穂高温泉の、二つの大きな登山口の駐車場の下見を兼ねて笠ヶ岳へ登る。
穂高から槍への縦走は強い憧れであり、順調でも2泊3日となりそう。
前日は21時過ぎに自宅を出る。
ずっと一般道を走ったが、それでも余裕がありそうなので、安房峠は旧道を走る。
初の新穂高温泉には2時半頃に着き、林道ゲートまで様子を見に行く。
無料の駐車場はなく、案内板に従って深山荘前の登山者用駐車場に停める。
3時に駐車場を出て、しばらくは林道歩き。
空は晴れているらしく、星が夜空にきらめき、木影以外は月明かりで歩く。
途中に穴毛谷の説明版があり、イラスト入りで穴毛の謂れを詳しく書いてあった。
下りで長〜い林道歩きに辟易している時には、ほっこりさせられる表示板だろう。
林道が沢の右岸に移った先で砂防工事をしていて、その先が笠新道の登山口だった。
よく整備された登山道で、大人が2~3人掛かりでないと無理そうな大きな石が、綺麗に敷き詰められていた。
私を追い抜いて駆け上がった男性がいたが、上方で腰を下ろして休んでいた。
以後、その人には抜かれなかった。
長い時間、かなりの急登だったが、汗は流れ出なかった。
杓子平の乗越に出ると、突然前方に抜戸岳から笠ヶ岳に至る稜線が現れ、笠ヶ岳の端正な山容が見上げられた。
処がすぐガスに覆われ、見えたのはほんの一分程度の短い瞬間だった。
登山道の背後には西穂高から槍ヶ岳への稜線が黒々と見えていたが、それも杓子平へ上がるまでで、以降はずっとガスに閉ざされていた。
お花畑が可憐さ極まり、急登の疲れが和らぐ。
抜戸岳から笠ヶ岳までは起伏の少ない歩きやすい道だった。
登山口から6時間50分、標高差1800mは塩見岳同様、濃いガスで展望皆無だった。
小屋の前を通った時、ゴミを焼却している小屋のスタッフと立話。笠ヶ岳にはガスが掛かりやすい、だから笠ヶ岳というのかなぁと冗談めいたことを言う。
どうせ展望を楽しめないなら、変化に富んだコースを歩いてみたいと思い、クリヤ谷を下ることにする。
沢が渡渉できるかどうか、小屋番に聞くと大丈夫そう、今朝も泊った人が降りたと言う。
クリヤ谷の下降は計画段階から状況次第では有り得るかも、と想定していた。
クリヤ谷ルートのずっと下は刈り払いされていたが、刈られてない区間が殆ど。
笹と雑草に覆われて歩きにくく、このままでは廃道化が心配された。
ガスと樹林で展望は得られず、地面は湿っていて滑り易い。
沢の渡渉で靴を濡らしそうな所では、靴にレジ袋を被せて渡る。
途中、登山道から見上げる錫杖岳の烏帽子岩が見応え有り。
15時10分に下山。
殆ど終日ガスで展望無しだったが、雨に降られなかっただけでも良しとしよう。
前日の午後から寝て夕方起き、当日は夜に寝るまで、27時間半の連続不眠時間は過去最長だった。
当然ながら、帰路は居眠りしないよう、眠気覚ましは必須だった。
往復494辧往路(深夜の一般道)も復路(高速道)も片道約5時間半。
【41400歩】
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