南アルプスの女王と日本アルプス屈指の名峰へ「仙丈ケ岳&甲斐駒ヶ岳」
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- GPS
- 19:37
- 距離
- 28.4km
- 登り
- 2,847m
- 下り
- 2,942m
コースタイム
07:03 歌宿
09:00 北沢駒仙小屋のテント場 10:30
11:20 仙丈ケ岳2合目
11:43 仙丈ケ岳4合目
12:05 大滝ノ頭5合目
13:43 小仙丈ケ岳
14:13 仙丈ケ岳へ向かう途中で撤退
14:30 小仙丈ケ岳
16:22 北沢峠
16:33 北沢駒仙小屋のテント場
2日目:
05:40 北沢駒仙小屋のテント場
06:14 仙水小屋
06:43 仙水峠
08:32 駒津峰
10:11 甲斐駒ケ岳 10:40
11:31 駒津峰
12:36 仙水小屋
13:00 北沢駒仙小屋のテント場(撤収&休憩で14:30)
16:00 歌宿
天候 | 1日目 とんでもなく強風 2日目 雲ひとつない快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(ちなみに大阪の自宅から約5時間でした。高速道路は渋滞なし。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは仙流荘バス停にあります。紙も筆記用具もありました。 この時期の仙丈ケ岳と甲斐駒ヶ岳の状況ですが、 例年に比べて雪が多いそうです。(小屋の管理人さんに聞きました。) ・歌宿〜北沢峠 舗装された林道歩きです。雪は日陰のところはあります。 日中に解けた雪が朝には凍っている箇所があるので注意です。 ・北沢峠〜仙丈ケ岳方面 6合目までは雪は多く普通の冬山です。それ以降はクラストしているので傾斜が急なところで滑らないように。踏み抜くことはほとんどなかったので、アイゼンのみで。スノーシューやワカンは不要とおもわれます。小仙丈ケ岳より先は狭いナイフリッジもあるので注意です。 ・北沢峠〜仙水峠 普通の緩い傾斜の冬の登山道 ・仙水峠〜駒津峰 傾斜がややあります。また、雪は多めです。冬の登山道だとおもいます。 駒津峰の手前ぐらいで雪がない箇所がありましたが、アイゼン装備で。 ・駒津峰〜甲斐駒ケ岳 六万石までの間は急な斜面で狭い尾根になるので滑落注意です。 また、六万石から山頂までは直登します。(トラバースするルートはこの時期は危険だそうです。) 岩登りをしますが、アイゼンをつけたまま登るので雪がないところでは足元が不安定になるので注意です。また、ここでも滑落注意です。 温泉は仙流荘です。(600円)ちなみに帰りのバスで案内してました。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
ゴールデンウィークの遠征第一弾です。
4月25日より南アルプス林道バスが歌宿までいくので、
北沢駒仙小屋のテント場を起点として1日目は仙丈ケ岳、2日目は甲斐駒ヶ岳へ。
これなら、テント場に荷物を置いて軽量で登山できるかなと思い計画しました。
さてさて、
午前2時半に仙流荘に到着し、仮眠を取ってバスの出発時間に備えます。
起きてバス停に行くと、
南アルプス林道バスが歌宿まで開通した始めての週末&ゴールデンウィークということなのでしょうか。
警察の方が啓蒙活動をしていました。(っていうか状況は先週の八経ヶ岳と似てますね。)
なお、始発のバスは2台でした。
歌宿から北沢駒仙小屋のテント場まで南アルプス林道を歩きます。
若干凍結箇所もありますが、舗装道路なので
テン拍用のバックパックの重みでも割と早めに到着できました。
小屋で500円払って、テントを設営します。
さりげなく、最近山岳登山用に購入してからきっちりと
建てたことはなかったので手間取りました。
小さなバックパックに必要最低限のものを入れて出発します。
仙丈ケ岳の2合目から4合目付近で、
同じバスに乗った日帰りの方が続々と下山してきます。
「そんなに早く山頂までいけるのでしょうかねぇ。。」と疑問に
おもいながらの6合目の森林限界にて疑問が解けました。
強風です。いったん6合目付近に留まっていましたが、
後から来た方も続々と6合目で下山していきました。
私も下山しようかな〜とおもったところ、
途中で抜いた方が追いつき、せっかくなので小仙丈ケ岳まで
いこうということになりました。
たしかに強風ですが、
稜線は広いためこの時点では滑落も心配なさそうなため進みます。
なんとか小仙丈ケ岳までは強風の合間を縫っていけましたが
ここから先の稜線は狭く、途中で断念しました。
展望のないピークにいってもいまいちですし、
次の機会に行けばよいですし、明日もありますから。。
ということで下山しました。
さて、2日目ですが、起きてテントから出てみると
いやいや、真っ青な空じゃないですか。気分は高まります。
テン場から仙水峠までは緩い登りです。。
が、仙水峠から駒津峰までは急登です。
雲が出てくる前に山頂へ行きたいのですが、
前日の疲れなのかペースは上がりません。
それでも、樹林帯を過ぎてくると景色もよいため、焦らず休憩を入れながら登ります。
ようやく駒津峰に到着しましたが、甲斐駒ヶ岳を見ると・・・
まだまだ、登りがあります。しかも、岩場・・・
私でもいけるのかなぁ〜と。。
さりげなく富士山も北岳も中央・北アルプスも見たので
満足してたりするので、もういいかと思いましたが
みなさん登っているので、ここは奮起一発で登りました。
おかげさまで、山頂に到着すると雲のな360度の大パノラマでした。
登って正解、がんばって正解だったのでした。
(正確にいうと北アルプスの北は見えてなかったです。)
山頂にもうちょっと居たかったのですが、
帰りのバスの時間があるので約30分で下山しました。
テントを撤収して、南アルプス林道を通って歌宿へ。
帰りの林道の長いことっていったらありませんね。
今回は初めての南アルプスでしたが、
とんでもなく経験値が増えたような登山だったのでした。
あ、景色もすばらしかったなぁ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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purasanさん、こんにちは〜
この時期にテント泊して両方狙われるとはパワフルですねえ
私も行きたいですが、そんな元気がイマイチ。。。
仙丈は残念でしたが、また行けますからね。
初バナナも傷んでてちょっぴり残念でしたけど、甲斐駒はいいお天気でよかったですね
purasanはじめまして、こんにちは。
私も、5/3〜5/5にかけて同じコースを行きます。
参考にGW中にヤマレコにアップされないかと待っていました!
参考になります。有難うございました(^O^)
林道にも雪があるのですね。。。
チェーンスパイクなどあった方が良いでしょうか?
よろしければ、アドバイスお願いいたします。
仙丈ケ岳は残念でしたが甲斐駒ヶ岳からの眺望は最高ですね!
私達も2週間前に仙丈ケ岳に登った時、アプローチからずーっと甲斐駒ヶ岳のかっこいいお姿を眺めながらの登山でしたので
最高のお天気で登られてうらやましいです!
悪天、好天、テント泊と変化があって楽しい山行だったのが伝わってきました!
ではまた素敵なお山を
>FRESCHEZZAさんへ
テン場を基点として、山頂までは荷物を軽くできるのが大きいですね。
テント一式もって登るとなると仙丈ケ岳も甲斐駒ヶ岳もわりと急登なのでたいへんだったとおもいます。
おかげさまで甲斐駒ヶ岳は私の今までの登山で最高といってもいいほどすばらしいものになりました。
>leekoさんへ
林道は雪もあるところがありますが、私はアイゼンなしで歩きました。早朝だと凍っている箇所もあるので念のため、チェーンスパイクを持っていったほうがよいかもです。(アイゼンなしで転んだ人もいましたし)
なお、仙丈ケ岳や甲斐駒ヶ岳への登山はみなさん12本アイゼンでした。
また、私の記録が参考になったとのことで幸いです。気をつけて行ってきてください。
>kamehibaさんへ
こちらこそはじめまして。
kamehibaの記録は事前にチェックさせていただき大変参考になりました。ありがとうございます。
仙丈ケ岳のピークまではいけませんでしたが、それを補うぐらいの晴天の甲斐駒ヶ岳を見ることができて興奮しきりでした。
下山時にはすれ違う人に「360度の大パノラマが待ってますよ〜」としきりに言ってました。お恥ずかしいかぎりです。
今回の登山はいろいろな経験ができてとても収穫があったのでした。
purasanさん、こんにちは!
帰りの林道で少し御一緒させていただいた方ですよね。
会話をしながらだと長い林道歩きもそれほど苦にならないので、
もう少し早くお会いしたかったです。
それにしても、初日の天候はひどかったようで仙丈は残念でしたね
あの天候
今回が遠征第一弾ということは、第二弾もあるようで
すでに出発されているのかな、ではまたどこかの
>ronさんへ
おはようございます。
歌宿までの林道を短い時間でしたが、
ご一緒させていただいたものです。
確かに帰りの林道は軽くなったはずのバックパックも重くて、距離も長く感じていたので、
私としても会話しながらなので楽しく歩かせていただきました。
ronさんの記録を見たときに、
このときの会話の内容と同じことが書かれていたので
「もしや・・・」と思いましたがびっくりしました。
このような出会いもあるというのは不思議なものですね。
また、いつかご一緒できる機会を楽しみにしております。ではでは。
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