まさかの雪、雲取山石尾根
- GPS
- 32:00
- 距離
- 32.0km
- 登り
- 2,086m
- 下り
- 2,272m
コースタイム
09:30鴨沢-09:55小袖乗越-12:40ブナ坂-13:20奥多摩小屋-14:20雲取山-14:40雲取山荘(テント泊)
【5/2】
06:19雲取山荘-07:22奥多摩小屋-08:07七ツ石山-09:25高丸山-10:16鷹ノ巣避難小屋-10:19六ツ石山直下分岐-13:30林道-14:15もえぎの湯
天候 | 5/1 曇り、時々雨、のち雪(忙しい天候) 5/2 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:JR奥多摩駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所、全くなし。疲れたら、巻き道最大利用。 |
写真
感想
いよいよGWの始まり。冬はテント泊はやらないので、私のとってはテント縦走の始まりでもある。5月の1日、2日は息子達も学校なので自由にさせて頂く。どこに行こうかと考えると、去年、同時期行った奥多摩が良い。去年は雨で鴨沢〜雲取山ピストンとなってしまったので、リベンジと言うことで、鴨沢から雲取山に上がり、そこから奥秩父縦走路から丹波に抜けるルートとした。いずれ甲武信ヶ岳〜奥多摩をやりたいと思っているので、ちょっとは縦走路を歩いておきたい。
今回はそんなにきついルートではないので、酒、つまみ、ランタンなど「露営快適装備」となり、ザックは相当重たくなった。天気は心配であったが、日を追う毎に回復傾向となり、まずまずの予報であった。
当日、朝4時に起きる。雨が降っている。最悪・・・。自宅から雨具を着込んで出発する。早朝なのでバスが無いので自転車で駅に向かう。横須賀線で武蔵小杉下車、南部線に乗り換え、立川、奥多摩と電車を乗り継ぐ。予定通り、少し早めの奥多摩駅に到着する。雨はやんでおり、晴れとなった。平日と言うことで登山者は少なかった。
バスは余裕で座れ、鴨沢に向かう。途中で何人か降りたが、殆どが鴨沢に降りた。何と自宅から4時間近くかかった。遠い!!!準備を整えて出発する。登山道を乾いており、昨夜は雨が降っていない様であった。
小袖を過ぎ、登山道に入る、ゆっくりと高度を上げていく。七つ石山手前の分岐に出る。今回は荷が重いので七ツ石山山頂は巻く。このころから雲が多くなり、雨もぱらついてきた。ブナ坂に到着し、縦走路に入る。雨は雪に変った。積もるほどではないが、まさか雪になるとは思わなかった。
奥多摩小屋を過ぎ、P1813は巻く。小雲取の急登を登ると避難小屋がよく見える様になり、山頂が近いことが解る。この頃から右脇腹が痛くなる。良く激しい運動をすると脇腹が痛くなるが、その痛みとは違う。普段ランニングをしても、登山をしても痛くはならない。去年の同時期の雲取山も痛くなった。少し休むと良くなるので、小雲取で休んだ。痛みが薄れたので、歩き始める。
山頂を過ぎ、山荘まで急降下する。去年は残雪が氷化していたが、今年は雪が全く無かった。今年は雪が少ないとの情報があるが、その通りであった。
山荘に到着し、テン泊の受付とビールを買う。山荘主人の話では、テン場は混むので出来るだけ詰めて設営するようにと指示がある。そしてテン場に向かう。テン場はまだかなりのスペースがあり、どこにでも設営できたが、先ほどの山荘主人の話があったので、次の人が設営出来る様に隅っこに設営した。自分の近くの2人組パーティーは、それぞれテントを設営していた。「そりゃ混むわ」と思った。設営後、持参したつまみを肴にビールを飲む。最初は外で飲んでいたが、非常に寒いのでテント内で一杯やった。そして食事をして、ウイスキーを飲む。この頃から本格的な雪となりパラパラとフライを叩く。しばらくして眠くなったので寝ることにした。暗くなり、ウトウトとしていたが、隣のテントがうるさかった。8時30分を過ぎてもうるさいので、「静かにしてくれないか」と話しをすると「すいません」と言って静かになった。
相変わらず雪が降っており、しかも寒い。寒さで何度も目が覚める。夜が明ける頃も寒いので早めに出発することとし、準備を開始する。食事をし、テント撤収を開始する。しかし、積雪と寒さで手がかじかんで旨く作業が出来ない。なんとかペグを抜き、準備したビニール袋にテントをつっこんで山荘前に行く。今回装備は「露営快適装備」であったが、肝心な手袋が無く苦労した。その後、山荘前で再度パッキング仕直したりしているうちに結局6時30分となってしましった。
予定では奥秩父縦走路から丹波に向かう予定であったが、何となく気が乗らないこと、丹波でバス時間の制約があることから、石尾根から奥多摩駅に向かうことにした。
まず山頂には向かわず、巻き道を通る。数cmの積雪と氷化した残雪が所々にあるので慎重に歩く。縦走路に合流すると雲海が綺麗であった。南アルプスも大きく見えて気持ちの良い歩きとなる。奥多摩小屋を過ぎ、七つ石山直下に到着する。最初は巻くつもりであったが、奥多摩駅まで巻き道を使わず、全て尾根道を通ることにした。七つ石山の急登をゆっくり登る。山頂からはこれから歩く縦走路がよく見えた。
七つ石山を一気に下り、P1704に向かう。この頃からまた、右脇腹が痛み始めた。足はまだ動くのに、脇腹が痛くて歩くのが辛くなる。P1704で休憩をする。次のピーク「高丸山」が見える。山頂で適当につっこんだテントをパッキング仕直して出発する。高丸山も結構な急登で何とか登る。1時間位歩くと脇腹が痛くなり歩けなくなるので、休みながら歩く。次のピーク「日蔭名栗山」は巻く。相変わらず脇腹が痛いので痛み止めを飲む。鷹ノ巣山避難小屋を過ぎ、山頂は巻く。途中で縦走路に戻り、先に進む。
六ツ石山直下分岐を過ぎたころから高度を下げていく。更に高度を下げ、林道に出る。民家の庭先を通り、駅方面に向かう。もえぎの湯でさっぱりとし、ビールを飲んでゆっくりし、帰宅した。
地元の丹沢は良いところと思っていたが、最近木道が増えたこと、人が多くなったことで、いまいちの印象となっていた。その点、奥多摩(奥秩父)は、かなりの自然が残っていること、日帰りからアルプス並みの縦走が出来、コースバリエーションが多彩であり、非常に良い所だと思った。癖になりそうだ。
この時期の天気は暑かったり、寒かったりでなかなか厳しいですよね。
翌日は晴れて、雪景色。最高ですね!
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