朝日山(赤鞍ヶ岳) - バチが当たって(?)1時間半の林道歩き
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 08:20
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 1,543m
- 下り
- 1,546m
コースタイム
- 山行
- 6:57
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 8:22
05:43 尾崎の駐車場
06:46 二十六夜山
07:22 露岩
07:47 三日月峠
08:30 棚ノ入山
09:01 サンショ平(棚ノ入)
09:35 朝日山(赤鞍ヶ岳)
09:53 岩殿山
10:10 岩戸ノ峰(高丸)
11:05 林道出会
12:14 林道ゲート
12:24 新雛鶴トンネル
12:50 雛鶴隧道(昼食50分)
14:03 尾崎の駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
更に、ゴール地点の雛鶴隧道(閉鎖中)に自転車を置きましたが、ここから朝日山(赤鞍ヶ岳)へ登ることもできます。車も数台駐車可能。(トイレなし) |
コース状況/ 危険箇所等 |
露岩付近の二十六夜山と朝日山(赤鞍ヶ岳)の分岐から三日月峠までのトラバース道は、かなり流され気味で注意が必要です。 三日月峠から棚ノ入山の間と、サンショ平から朝日山(赤鞍ヶ岳)の間に、崩落個所があるので、慎重に速やかに通過しましょう。 岩戸ノ峰(高丸)から尾根を北に下るのは止めた方が良いです。登山道ではないため読図は必須ですし、林道にぶつかってもコンクリートの壁で降りられず進退窮まる可能性があります。(私の場合は、単にラッキーでした。) |
写真
http://www17.plala.or.jp/susunke/Yamareco/DSCN2370.wav
感想
※ レコ中の山名表記に関するお断り。
昭文社の山と高原地図での表記に準じて、朝日山(赤鞍ヶ岳)はP1299を指し、赤鞍ヶ岳(ワラビタタキ)はP1257を指します。現地の案内板に記載されている「赤鞍ヶ岳」は、朝日山(赤鞍ヶ岳)を指すものと思われます。
二十六夜山は、秋山二十六夜山です。道志二十六夜山ではありません。
(ホントややこしい・・・)
さてGW後半、(と言っても私にとっては週末ごとの通常営業ですが、)初めは、尾崎-二十六夜山-サンショ平-雛鶴峠-尾崎の周回ルートを考えたのですが、これだと標準で5時間弱で消化不良気味なので、朝日山(赤鞍ヶ岳)までの往復を加えることにしました。が、地図を見ているうちに、朝日山(赤鞍ヶ岳)から稜線を西に進んだ岩戸ノ峰から北側に延びる尾根が魅力的に見えてきました。
朝日山(赤鞍ヶ岳)に到着した時点で時間的に余裕があれば、岩戸ノ峰まで行ってみて、降りられそうであればチャレンジしてみようか、という気になってきました。(なーんて、妥当そうなことを書いてますが、内心、よほどのことが無ければ決行するだろうことは自分でもわかっていました。)
例によって、深夜0時頃に雛鶴隧道に到着し4時半まで仮眠。(スタート地点の尾崎で仮眠にしたかったのですが、駐車場が確認できなかったため、自転車を置く雛鶴隧道での仮眠となりました。)
ここは、まぎれもない山中なので、辺りは真の暗闇です。寝る前に車外で着替えをした隙に蛾が車内に紛れ込み、10分ほど格闘させられました。これも経験ですね。
翌朝は、尾崎に戻り駐車場に車を止めますが、場所を突き止めるまでに時間を要し、結局スタートは6時前になってしまいました。(駐車場所探しにはいつも時間を取られます。事前の調査をもう少し確実にしなければ。)
スタートすると、初めの30分ほどは薄暗い感じの道でしたが、主尾根に乗ってから以降の登山道は、全体的に明るく快適でした。
二十六夜山では、静岡から来たという方と会い少し話をしましたが、その方は百名山だけでなく三百名山まで制覇し、5月1日からずっと車でアッチコッチの山に登っているとのことでした。今日もこの後はすぐ下山し、次の倉岳山に向かうそうです。いるもんですね、さすがピークハンター。
棚ノ入山では、頭だけでしたが、期待していなかった富士山がピークの間(岩殿山と岩戸ノ峰か)に見え、おまけをもらったような気分になりました。
いよいよ朝日山(赤鞍ヶ岳)を通過し、岩戸ノ峰に到着しました。時刻はまだ10時過ぎです。時間的には問題なし。北側の尾根を観察すると、踏み跡と呼べるものは見当たりませんが、少なくとも見える範囲において歩けそうではあります。(もう自分を止めるものは何もありません。)
途中途中で地図を確認し、倒木を越え、小さな木をかき分け、軟弱な斜面をキックステップの要領で、思いのほか順調に下って行くと、予定外の林道に阻まれました。
通ったルートと地図を見比べるとわかるのですが、林道にぶつかったのは、目指すヒカゲ舟(P1041)直前の鞍部で、林道にとっては「峠」に相当する場所です。つまり、他の多くの林道の峠の例に漏れず、鞍部を切り取って林道にしているわけで、尾根筋から見るとコンクリートで固められたキレット(大げさ?)のような絶壁なわけです。これは困った。
今さら戻るわけにも行かず、とりあえず降りられる場所がないか、東に移動してみると、幸いにもコンクリートが切れた場所が、割とすぐ見つかり大事に至りませんでしたが、これは本当に幸運でした。この後は、遅ればせながら「これはイカン」とヒカゲ舟を断念し、粛々と林道を歩くことにしたのですが、降りられる場所が、本当に少ないことが、歩いてみてわかりました。
どれだけ歩くのか見当もつかないまま、きれいに舗装された林道を歩き続け、1時間ちょっとで新雛鶴トンネルに着きました。自転車が待つ雛鶴隧道まではもうすぐです。
今日の山行はココでほぼ終了ですが、何となくこのまま自転車で戻るのが惜しい気がしたので、静かな雛鶴隧道で昼食を取ってから尾崎に戻りました。
今日は林道の恐ろしさを教えられました。もちろん場所にも寄るでしょうが、今回のように山側のほとんどがコンクリートで固められているような林道もあるんですね。また、工事で延びているのに地図に載っていなかったりすることも。
不測の事態を考慮しない一か八かの行動は、いずれ大事に至ると肝に銘じた山行でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
はじめまして、トシと申します。
山行お疲れ様でした。
日かげ舟コルの林道横断ですが、ワタシが通過した2011年1月のメモを見ますと、階段アリと書かれています。最近は無くなったのかな?。
その時のメモを見ると、ブドウ岩の頭の西北尾根の林道横断では金網をよじ登るとあります。
知らない所は細引きが必携ですね。
トシさん、こんばんは。
コメント、そして情報をありがとうございます。
舗装された林道は、地図にない上、もったいないほど綺麗だったので、最近できたものかと思っていましたが、2年前には既にあったのですね。
おっしゃる階段は見ましたが、それは撮った写真の時刻から、私が林道に出た場所から40分以上歩いた日向舟(P927)の下付近のようです。
金網の場所は、もっと西寄りなのでしょう。私は通りませんでした。
> 知らない所は細引きが必携ですね。
地理的に危険な場所は、下準備を怠ると直面してしまうこともあるので、アドバイスに従い用意しようと思います。
ありがとうございました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する