鷹の巣山・倉戸山
- GPS
- 31:22
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,277m
- 下り
- 1,358m
コースタイム
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
女の湯14:44発 奥多摩駅行き。三台でやって来るも既に満員。奥多摩湖で超満員。境橋ですし詰め。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
タル沢尾根に乗るまで 東日原のバス折り返し場から見える、一番下の舗装路末端に行きます。その先に踏み跡があって、それを追えば、吊橋に行きます。吊橋を渡ってちょっとでタル沢尾根の取り付きです。 踏み跡を追って、伐採地の所まで来ると、左下からモノレールが上がってきます。しばらくはこのモノレールと付かず離れずで踏み跡があります。モノレールはタル沢尾根840m付近から東に派生している支尾根に沿って上が上がって行きますが、この支尾根を登り始めた辺りから踏み跡が不明瞭になりました。適当にモノレールに沿って登りました。800mの標識のすぐ先、標高840m付近でタル沢尾根に乗ります。 タル沢尾根 900m付近に露岩有り。右側にトラロープがあり、それに沿って容易に越えられます。越えてすぐに916mピーク。一旦尾根が広がったあとに再び登り。 980m付近でシカ柵が現れ、モノレールは柵の左に入って行きます。シカ柵は植林と自然林の境界のようで、モノレールにくっついて行くと植林の方へと行くようです。私は柵の右側を行きました。この先、付かず離れずに登って行きました。ずーっと自然林の中です。1180m付近にシカ柵の扉があり、そこでモノレールともシカ柵ともお別れです。この扉の所まで、シカ柵の左右は変更不能の様です。 シカ柵と離れてすぐに1200m位で平坦地があり、そこで一休み。続いて1297mの所でも平坦になります。この辺はずーっと明るい自然林の中。最後、尾根が広がってボヤッとすると石尾根・将門馬場はすぐそこ。 もし下るなら、出だしで方向を正しく定める事が肝要かと思います。ぼやっと広いのでわかり難い。シカ柵・モノレールを捕まえれば、下心を出さない限り迷う筈はありません。安心して下れます。 石尾根 城山手前、カラ沢尾根と合流する所の急登は、石など落とさぬようにご注意を。あとは水根山でひと登り、鷹の巣山でもう一丁登れば鷹の巣山。 榧ノ木尾根 よく歩かれている道ですからね。特に問題ないです。榧ノ木山からひと降りすると、あとは穏やかな道を自然林の中、ゆるゆると下って行きます。とても気持ちのよい所。 女の湯ルート 始めてなので、900m付近の峰谷への尾根を外して南の支稜に乗る所、750m付近の尾根が二つに分かれる所を警戒していました。降りで間違えるとすればその辺なので。900m付近は誤って真っ直ぐに行ってしまわないようにロープ有り、750mの所は指導標有りなので、両方とも問題なかったです。2011年版の登山地図では点線ルートになってますが、実線でも余り問題ないように感じました。最新版では実線ルートなのかな?。一カ所、点線の片鱗かな?と言う所はありましたけれど。それなりに歩いた人なら辿るのは容易でしょう。 APRS VX-8D + SRH940 144.66MHz、1200bps、5W、デジパスWIDE 1-1で送信。 916mから送信を試みましたが、タル沢尾根はかなり上部(1350m付近)まで拾ってもらえませんでした。山の神尾根が東を遮るし筑波山方面は川苔山が立ちふさがってダメなようです。 石尾根に乗ってからは快調。ほとんど拾ってもらえました。その前に受信のピーガガガが五月蝿い程です。榧ノ木尾根は大岳・御前の間の大ダワを越えて横浜方向とか、多摩川沿いに埼玉方面の局に拾ってもらえ、倉戸山までばっちりでした。 興味のある方はGoogle Maps APRSで"JH1LEF-7"を検索してみてください。軌跡表示時間を長くすれば、前回の岩岳の送信結果も見れます。 |
写真
感想
奥多摩主要六山を定めて(雲取山・鷹の巣山・川苔山・三頭山・御前山・大岳山)、万遍なく登るようにしています(登る山域は偏りまくりですが…)。鷹の巣山以外は六回登頂していて、鷹の巣山だけが取り残されていました。ここを六回にしないと他の山に登れない。さて、どこから登ろうか?。登山地図に出ているルートはあらかた登ったので、今回はタル沢尾根を登ってみる事にしました。カラ沢尾根も興味があったのですが、取り付きがややこしそうだったので、まずは簡単そうな方から。
中二日の登坂で完登はキツいかな?と思ったのですが、今日は快調。出だしが低い事を考えると、標高差は前回の岩岳コースとそんなに変わりないと思ったのですが、足が軽い。帰ってルート登録を見てみると累積の登りが前回は1733mに対し今回は1327m。400mも違います。始点(東日原)と終点(鷹の巣山)は同じなので、稲村岩尾根を登っても、これは余り変わらない筈。稲村岩尾根も岩岳尾根も余り変わらないか?と思っていたのですが、岩岳尾根の方がキツいんですね。道理で前回は最後の方で足に来た訳だ。
が、登ってる最中は本人そんな事とはつゆ知らず。あまり変わらないと思っているから、今日は快調、いけるいける状態。岩岳はなんでバテたのかなぁ、きっとシャリバテだな、などと呑気に歩いておりました。稲村岩尾根でも同じように登れた記憶があるので、やっぱり岩岳尾根の方がキツいんだと思います。急登フェチの方にはお勧めしたい尾根です。
まってろ岩峰と言うのは、金副隊長の「奥多摩登山考」に出てる話です。城山のカラ沢尾根の分岐の所。ロープが張ってありますが、かつては無く、そっちがルートと勘違いして、カラ沢尾根を下ってしまう登山者がいたんだそうな。今回、実際に行ってみると、なるほどなー、間違えそうだなー、って所でした。で、誤ってカラ沢尾根を降りて来て、まってろ岩峰の上で日が暮れて、明かりを灯して「助けてー」と叫んでいた遭難者がいたんだそうな。それを助けた翌日、今度は昼間に、やっぱりまってろ岩峰の上に二人の登山者の姿が。すわ、昨日に続いてまた遭難事故発生だと思った駐在さんが「動くなー、まってろー」ってトラメガで叫んで、サイレン鳴らした救急車・パトカーは来るは、山岳救助隊は来るはの大騒ぎ。救助しちゃって、日原駐在所に連れてっちゃったんだそうな。登山者の一人は「助けてくれなくても降りれたのに…」と…。ルートを誤ったようだったけど、それなりに山慣れた様子だし、確かに昼間で慣れた人なら降りてこれそうな場所。遭難救助依頼をされた訳でもない。苦笑するしかなかったらしい。それからまってろ岩峰という名前がついたんだと。と言う訳で、カラ沢尾根をいかれる方はご注意を。見つかると救助されて駐在所に連れて行かれます。(^_^;
今回、植林の中を行くような部分はほとんどなく、若葉が芽生え始めた自然林の中を気持ちよく歩けました。さすがに石尾根は人気のコースでしたが、榧ノ木尾根もそれ程人が多い訳ではなく、静かに歩く事が出来てよかったです。GWの山行はこれでオシマイ。大マテイ山で助走。岩岳尾根がハイライト。鷹の巣山で〆ることが出来ました。日帰りばっかりだったけれど、結構充実してました。よかったよかった。
5/8補足
ぐちゃぐちゃ難癖を付けてくる輩がいるので補足しておきます。
榧ノ木尾根から倉戸山を経由して下って行く場合、道迷いのもっとも多いのは、榧ノ木尾根ではなく、倉戸山の降りです。倉戸山の山頂はボウっと広いので、出だしの方向を正しく定めるのが肝要です。その先、尾根筋の降りの場合は尾根の分岐で誤らないようにするのがセオリー(倉戸山の山頂自身が尾根の分岐です)。倉戸口・熱海へ降る場合、水根BSへの尾根(950m付近)、大麦代展望台への尾根(800m付近)が注意点です。女の湯への降りは、出だしは同じで、その先のポイントはこの記録に書いた通りで、そこには記録通りの道迷い防止策がとられています。
青梅警察署の山岳救助隊のホームページを見れば、去年の山岳救助活動が見れます。平成24年の実績に榧ノ木尾根での道迷いなんてありません。平成23年は倉戸山の降りでの道迷いが数件あり、榧ノ木尾根はなかったと記憶しています。ヤマレコの全ルート表示を見ても榧ノ木尾根で迷った例はありません。倉戸山の降りで誤った例はありますけれどね。道迷いの多い尾根というのが妥当だとは思いません。
私の知っている限り、榧ノ木尾根で迷った事例は、榧ノ木山の下、峰谷に降りる登り尾根に踏み込んだ例があります。現状、そこには指導標があり、ちゃんと倉戸山と鷹の巣山への方向指示があって、峰谷への方向指示は切り落とされています。予備知識もなく、指導標も無視して峰谷方向に降り、道に迷ったのであれば、それは自業自得と言うものです。(ここは登山地図では迷マークが付いています。この記録の写真48の所)
榧ノ木尾根は道迷いが多いと知っているなら、どこでどう迷うか、きちんと例をあげて意見すべきです。多くの道迷い例をしっているのでしょう?。まさか、どこかで榧ノ木尾根は道迷いが多いと聞きかじっただけで、他人にあれこれ言っているのではないでしょうから(もしそうなら、ヤマレコで記録を見たというだけで、地図や磁石も持たずに登って行く、おろかな登山者と同じです)。この尾根は道迷いが多いと言うだけなら、山道は道迷いが多いと言っているのと大して変わりありません。そんなに歩かれていないと言うなら、年に何人歩いているか、客観的な数字をあげてご覧なさい。この日に行き交った人は一人や二人じゃありません。私は、よく歩かれた明瞭なルートを、何の迷いもなく降りて来て書いてます。私の記録が私の経験した事実を元に、主観を交えて書かれるのは当たり前で、それに対し他者が主観だけであれこれ言うのは余計なお世話というものです。
人の行いをああだこうだと言うならば、客観的に理解出来るだけの根拠を述べて意見すべきでしょう。それがコメントという自己の行いに責任を取るということだと思います。それが出来ないのなら、自己の行いに責任を取れないという事でしょう。山は自己責任と言いますが、自己責任と言うのは、こういう場合にも当てはまるし、こういう場合に自己責任を取れない人が、山で自己責任を取れるとは思いません。無責任な行いをやってはいけないのは、山でもコメントでも一緒だと思います。
他の方の記録でも、一見、山の安全に配慮しているようで、実態は無責任な難癖コメントを見かけた事があるので、敢えて書きました。安易に書かないで欲しいねというのは、そのままお返しします。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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貴方にとって問題ないかも知れませんが
道迷いが多いルートですので 安易に問題ない
と書かないで欲しいですね。
ついでに良く歩かれていると書いていますが
基準が分かりませんが そんなに良くは歩かれる
ルートでは無いですよ。
okutamaさん。
これは私の山行記録です、貴方のコメントはすべて無視させていただきます。貴方と私で基準が違うのは当たり前。
何様なのか知りませんが、そして私の記録をどう思おうが貴方の勝手ですが、自身の記録はヤマレコ内に公開せず、他人の記録にケチをつけるかの行いは慎むべきと考えます。晴れた日の榧ノ木尾根で迷ったなら未熟者と考えます。事前の下調べと修練が足りないのでしょう。
具体的に、地図上のこの地点でこういう風に迷うと書いてあるなら、参考にもしますし、読者の皆さんにも意味があるコメントでしょうが、これじゃ難癖付けてるだけでしょ。
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