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Yamareco

記録ID: 2938043
全員に公開
ハイキング
京都・北摂

松尾山〜嵐山〜烏ヶ岳〜山上ヶ峰〜鷗谷上流部〜沓掛山

2021年02月20日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
11:02
距離
17.2km
登り
1,026m
下り
1,021m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:54
休憩
1:08
合計
11:02
6:10
2
6:12
6:14
30
京都一周トレイル西山26 登山口
6:44
6:48
2
6:50
6:54
32
展望所
7:26
7:28
8
展望所
7:36
7:40
38
8:18
8:20
98
9:58
10:06
34
10:40
10:50
2
P407
10:52
10:54
38
P407
11:32
11:34
40
林道出合
12:14
12:30
94
愛宕山展望ベンチ
14:04
14:08
106
沢の合流地点
15:54
16:00
18
16:18
0:00
4
西ベンチ
16:22
0:00
4
中ベンチ
16:26
16:28
20
京都市街展望所
16:48
0:00
24
17:12
0:00
0
17:12
ゴール地点
ゴール地点が別表記されていますが、上桂駅でゴールしています。
所々で倒木の片付けをしており、コースタイムは参考にならないでしょう。
天候 晴れ/薄曇り/曇り
過去天気図(気象庁) 2021年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
往路 - 阪急電鉄嵐山線の嵐山駅にて下車
帰路 - 阪急電鉄嵐山線の上桂駅より乗車
コース状況/
危険箇所等
■登山道全般
松尾山の辺りまでは京都一周トレイルとなっており、標識も十分にあり、安心して歩行可能。
その他の一般ルートにも私設の簡易標識があるし、踏み跡も明瞭で特に問題となるような所はないでしょう。

■鴎谷上流部
今回の山行で歩いた区間のみについての記述です。
左俣については、この山行の前日の段階でヤマレコの地図検索で赤線が描かれておらず、歩く人はほぼいなさそう。
右俣には地形図にルート記載があるので、少ないながらも歩く人はいるよう。
過去の台風などによる倒木が多く、どちらも所々で通りにくくなっています。
谷自体の傾斜は緩やかで、所々に小滝がある程度ですが、両岸の傾斜はそれなりにあるかなとの印象で、沢に近い位置を進む方が良さそう。
ところが、倒木がルート選択の幅を狭めており、どう対処して進むかの判断が必要でしょう。
やや危険かなと感じる所もありましたし、今後の大雨などで状況は大きく変わる可能性もあるはずで、慣れていない人が安易に歩くのは避けておきましょう。
嵐山駅からスタートです。
まだ暗くて、人はわずか。
2021年02月20日 06:10撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 6:10
嵐山駅からスタートです。
まだ暗くて、人はわずか。
淡々と登って来て、松尾山山頂に到着です。
2021年02月20日 06:44撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
2/20 6:44
淡々と登って来て、松尾山山頂に到着です。
三角点。
2021年02月20日 06:45撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 6:45
三角点。
山頂近くの展望所より。
左に愛宕山で、眼下には嵐山の町並み。
手前はモンキーパーク。
2021年02月20日 06:50撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
2/20 6:50
山頂近くの展望所より。
左に愛宕山で、眼下には嵐山の町並み。
手前はモンキーパーク。
アセビ。
所々で咲き始めている。
2021年02月20日 07:04撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
2/20 7:04
アセビ。
所々で咲き始めている。
ちょっとだけ岩場。
2021年02月20日 07:10撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 7:10
ちょっとだけ岩場。
右に進むと、嵐山の山頂方面。
左は巻き道。
2021年02月20日 07:24撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 7:24
右に進むと、嵐山の山頂方面。
左は巻き道。
ここにも展望所。
2021年02月20日 07:26撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
2/20 7:26
ここにも展望所。
嵐山山頂に到着です。
2021年02月20日 07:36撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 7:36
嵐山山頂に到着です。
このプレートも健在なんですね。
2021年02月20日 07:38撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
2/20 7:38
このプレートも健在なんですね。
ミツバツツジの花芽かな?
2021年02月20日 08:09撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 8:09
ミツバツツジの花芽かな?
烏ヶ岳山頂に到着です。
前回は見逃したピークハンターさんのプレート。
2021年02月20日 08:18撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
2/20 8:18
烏ヶ岳山頂に到着です。
前回は見逃したピークハンターさんのプレート。
P407の手前の分岐から山上ヶ峰へピストン。
2021年02月20日 09:32撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 9:32
P407の手前の分岐から山上ヶ峰へピストン。
タムシバの花芽かな?
2021年02月20日 09:52撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
2/20 9:52
タムシバの花芽かな?
標高が上がって来たせいか、残雪が多め。
とは言っても、この程度。
2021年02月20日 09:55撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
2/20 9:55
標高が上がって来たせいか、残雪が多め。
とは言っても、この程度。
山上ヶ峰山頂に到着です。
一帯はネットで仕切られており、ルートはそれを回り込むように設定されています。
2021年02月20日 09:58撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 9:58
山上ヶ峰山頂に到着です。
一帯はネットで仕切られており、ルートはそれを回り込むように設定されています。
三角点。
2021年02月20日 09:59撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 9:59
三角点。
4年3か月ぶりぐらいの対面。
2021年02月20日 09:59撮影 by  DSC-WX500, SONY
5
2/20 9:59
4年3か月ぶりぐらいの対面。
P407。
ここから沓掛山方面へのルートは初めて歩きます。
2021年02月20日 10:40撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 10:40
P407。
ここから沓掛山方面へのルートは初めて歩きます。
写真だと伝わらなさそうだけど、この辺りは良い雰囲気。
また歩きに来たいと思わせるルートですね。
2021年02月20日 11:11撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 11:11
写真だと伝わらなさそうだけど、この辺りは良い雰囲気。
また歩きに来たいと思わせるルートですね。
林道に出合う。
写真でよく見ていた山の神関連の木製品はここにあるんですね。
2021年02月20日 11:32撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 11:32
林道に出合う。
写真でよく見ていた山の神関連の木製品はここにあるんですね。
植林帯を少し歩くと、再び雑木の尾根歩き。
倒木がやや多いけど、こちらも良い感じのルートです。
2021年02月20日 11:39撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 11:39
植林帯を少し歩くと、再び雑木の尾根歩き。
倒木がやや多いけど、こちらも良い感じのルートです。
愛宕山展望ベンチにて。
ここで昼食にします。
2021年02月20日 12:14撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 12:14
愛宕山展望ベンチにて。
ここで昼食にします。
鞍部から鴎谷の左俣へ。
まだ水流はない。
2021年02月20日 12:52撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
2/20 12:52
鞍部から鴎谷の左俣へ。
まだ水流はない。
水が湧き出ている?
2021年02月20日 13:01撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 13:01
水が湧き出ている?
所々に倒木が連なっている。
この辺りはまだ問題なし。
2021年02月20日 13:11撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
2/20 13:11
所々に倒木が連なっている。
この辺りはまだ問題なし。
ちょっと心を休める。
2021年02月20日 13:13撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
2/20 13:13
ちょっと心を休める。
小滝。
谷らしくなって来た?
2021年02月20日 13:18撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
2/20 13:18
小滝。
谷らしくなって来た?
すぐ下流の小滝には、小さな落差なのに大きめの淵が。
2021年02月20日 13:20撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
2/20 13:20
すぐ下流の小滝には、小さな落差なのに大きめの淵が。
ここは歩きやすい。
嵐の前の静けさか?
2021年02月20日 13:24撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 13:24
ここは歩きやすい。
嵐の前の静けさか?
小さなクモが苔の上に。
2021年02月20日 13:34撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 13:34
小さなクモが苔の上に。
この辺りから倒木との格闘の始まりか。
2021年02月20日 13:35撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
2/20 13:35
この辺りから倒木との格闘の始まりか。
倒木帯を通過中に見つけた小さな花。
2021年02月20日 13:43撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
2/20 13:43
倒木帯を通過中に見つけた小さな花。
小滝。
倒木や崩れた斜面により、ここが最も通過しにくかったような。
2021年02月20日 13:57撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
2/20 13:57
小滝。
倒木や崩れた斜面により、ここが最も通過しにくかったような。
小滝が続く。
2021年02月20日 14:01撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
2/20 14:01
小滝が続く。
振り返り。
高巻きにくい所が多いとの印象で、沢に近い辺りを通らざるを得ない感じ。
2021年02月20日 14:04撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
2/20 14:04
振り返り。
高巻きにくい所が多いとの印象で、沢に近い辺りを通らざるを得ない感じ。
右俣との合流地点に到着です。
倒木に埋もれていて、合流地点を確認できない。
2021年02月20日 14:05撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
2/20 14:05
右俣との合流地点に到着です。
倒木に埋もれていて、合流地点を確認できない。
下流方面。
少し様子を見に行く予定だったけど、疲れているし、この先は難易度が上がりそうなので、自重。
2021年02月20日 14:07撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 14:07
下流方面。
少し様子を見に行く予定だったけど、疲れているし、この先は難易度が上がりそうなので、自重。
右俣を登って行きます。
2021年02月20日 14:08撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 14:08
右俣を登って行きます。
思わず声が漏れてしまう。
特徴的な形状の滑滝で、美しい。
2021年02月20日 14:13撮影 by  DSC-WX500, SONY
3
2/20 14:13
思わず声が漏れてしまう。
特徴的な形状の滑滝で、美しい。
うまく撮影できなくて、もどかしい。
2021年02月20日 14:13撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
2/20 14:13
うまく撮影できなくて、もどかしい。
左にエスケープ用の尾根。
そちらへ向かいたいとも思うのだけど、このまま谷を辿ります。
2021年02月20日 14:23撮影 by  DSC-WX500, SONY
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2/20 14:23
左にエスケープ用の尾根。
そちらへ向かいたいとも思うのだけど、このまま谷を辿ります。
どこを撮影しても、倒木が写り込む。
2021年02月20日 14:24撮影 by  DSC-WX500, SONY
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2/20 14:24
どこを撮影しても、倒木が写り込む。
本来はもっと雰囲気の良い沢のはず。
2021年02月20日 14:34撮影 by  DSC-WX500, SONY
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2/20 14:34
本来はもっと雰囲気の良い沢のはず。
沢を埋め尽くす倒木。
2021年02月20日 14:38撮影 by  DSC-WX500, SONY
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2/20 14:38
沢を埋め尽くす倒木。
準備完了のようです。
2021年02月20日 14:45撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 14:45
準備完了のようです。
苦手な谷歩きだけど、何とか対処しつつ。
2021年02月20日 14:53撮影 by  DSC-WX500, SONY
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2/20 14:53
苦手な谷歩きだけど、何とか対処しつつ。
小滝がいくつかある。
2021年02月20日 14:55撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
2/20 14:55
小滝がいくつかある。
この手前ぐらいだったか、谷の傾斜が地形図の印象よりも急だなと感じ、タブレットでチェック。
見事にルートを間違えており、ショックを受ける。
2021年02月20日 15:00撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
2/20 15:00
この手前ぐらいだったか、谷の傾斜が地形図の印象よりも急だなと感じ、タブレットでチェック。
見事にルートを間違えており、ショックを受ける。
引き返すのは気が進まず、そのまま登る事に。
結局、12時46分に鴎谷の左俣に入り、15時22分に唐櫃越のルートに合流。
疲れました。
2021年02月20日 15:08撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
2/20 15:08
引き返すのは気が進まず、そのまま登る事に。
結局、12時46分に鴎谷の左俣に入り、15時22分に唐櫃越のルートに合流。
疲れました。
一般のルートは歩きやすくて、ありがたい。
2021年02月20日 15:37撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 15:37
一般のルートは歩きやすくて、ありがたい。
鴎谷の源頭部。
ここに登り着くはずだったのだけど。
2021年02月20日 15:50撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 15:50
鴎谷の源頭部。
ここに登り着くはずだったのだけど。
沓掛山山頂に到着です。
2021年02月20日 15:54撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
2/20 15:54
沓掛山山頂に到着です。
三角点。
2021年02月20日 15:55撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
2/20 15:55
三角点。
中ベンチからの展望。
2021年02月20日 16:22撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 16:22
中ベンチからの展望。
京都市街展望所にて。
中央やや右寄りに比叡山。
右の方に山肌が剥げているのが大文字山の火床ですね。
2021年02月20日 16:26撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 16:26
京都市街展望所にて。
中央やや右寄りに比叡山。
右の方に山肌が剥げているのが大文字山の火床ですね。
もう少し南寄り。
2021年02月20日 16:26撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 16:26
もう少し南寄り。
竹林まで来ると、丁塚はすぐそこ。
2021年02月20日 16:45撮影 by  DSC-WX500, SONY
2/20 16:45
竹林まで来ると、丁塚はすぐそこ。
2月22日は猫の日だとか。
2021年02月20日 17:00撮影 by  DSC-WX500, SONY
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2/20 17:00
2月22日は猫の日だとか。
上桂駅にてゴールです。
2021年02月20日 17:12撮影 by  DSC-WX500, SONY
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2/20 17:12
上桂駅にてゴールです。

感想

この週末は気温が上がるとの予報で、土曜の午前中ぐらいまでなら愛宕山で軽く雪山歩きができそうかなと思われ、気持ちが傾く。
でも、足の具合に不安があるし、もう少し楽そうな山の方が良いだろうと思い直し、京都西山へ。
ふいに鴎谷が気になってしまい、また歩いてみたくなったのです。
2018年1月に上流部を少しだけ歩いており、今回はその時よりは長めの区間を。
倒木で荒れているはずなので、エスケープも視野に入れつつ。

まだ暗い中、嵐山駅からスタートし、すぐ近くの登山口から入山。
ネックハングのランプを灯しつつ歩いて行きますが、やがてそれも不要に。
咲き始めのアセビを見て、じわりと登って行くと、早くも下って来られる人がおり、驚いてしまう。
苔寺方面との分岐の辺りは倒木が目立ち、それもあってか下界が眼下に見えている。
P264には寄ったりせず、松尾山山頂に到着です。
ここからも展望は得られるけど、近くに展望所があるので、そちらへ。
展望所からは愛宕山も見えており、上の方は白くなっているように見える。
所々で細かい倒木の片付けをしつつ、縦走路を辿って行きます。
写真7の分岐で右に進み、踏み跡を辿って行くと、嵐山山頂に到着です。
特徴のある文字のプレートが何とか健在なのを確認。

巻き道と合流し、先へ。
烏ヶ岳山頂では、前回は見逃してしまったピークハンターさんのプレートをきちんと確認しておきます。
写真の撮影時刻を確認すると、ここからP407の手前の分岐まで随分と時間がかかっており、細かい倒木の片付けに時間を費やしていたよう。
せっかくなので、久しぶりに山上ヶ峰へ寄っておく事に。
残念な山頂だとは思うけど、ピークハンターさんのプレートは健在だし、次に来るのはいつになるか分からないので、少し長めに滞在すべく、パンを食べつつの休憩。
引き返して行き、P407でも少しだけ片付けなどを。

ここから先は初めて歩くので、ちょっと楽しみなのです。
出発して間もなく、ザックの上部のジッパーが開いたままなのに気付く。
P407に落ちているゴミを入れるためにビニール袋を取り出した後、閉め忘れていたようで、この手の不注意はなかなか治らない。
何か落としていないかと確認のためにピークに引き返すが、無事だったよう。
かと思ったら、ゴミを入れていたビニール袋が別の所から落ちているのを発見。
大丈夫かな、この人は?
その後、ルートは歩きやすいし、全般的に良い雰囲気で、これまでに訪れていなかったのが悔やまれるぐらい。
林道に出合う地点には、3人組の先着者が。

その先へと歩を進めると、山の神の好物とされるものの木製品がずらりと陳列されている。
レコで写真を何度となく見かけていたので、妙な感慨があるような、ないような。
少しだけ植林帯を進み、ネットを越えると、その先は再び雑木の尾根歩き。
倒木が多めだけど、すでに処理されていて通行に問題はない。
少し荒れ気味ながらも、こちらも雰囲気は良好で、さっきまでの区間も含め、何よりも歩いている人が多くないのが良いですね。
空腹を抱えつつ歩いていると、好展望の場所にベンチがあり、ここで愛宕山を眺めつつの昼食とします。

その後も気分の良い尾根歩きを経て、所定の鞍部に到着し、予定通りにここから鴎谷の左俣への降下を開始。
数本の倒木を経ると、凹部はそれなりにすっきりし、意外と歩きやすい。
左から細い谷が合流し、そちらから入る方が良いのかも?
日当たりが良くないせいか、所々で雪が少し残っている。
さらに進むと水流が発生するようになり、徐々に沢らしくなって来る。
思っていたほどには倒木はなく、意外と大丈夫かも知れないと期待しつつ、ゆったりと下って行きます。
しかし、その期待は長続きせず、倒木が目立つようになる。
多くの京都の山で見て来たように、2018年9月の台風21号によって発生したのか、植林された木々が折り重なるように倒れており、そこに打ち落とされた枝が絡み合い、行く手を阻む。
小塩山の鵜の子谷などで感じたような恐怖感はないものの、進路の選択をしづらい所もあり、苦しめられます。
すると、倒木と流木のせいで沢の状態を確認できず、すぐ近くまで来てから小滝に気付き、回避しようとするのだけど、両岸とも巻くのは難しそう。
右岸の斜面は崩れかけているけど、こちらの方がまだ安全を確保できそうかなと判断し、何とか通過。
その後も不安な気分のまま対処を続け、何とか右俣との合流地点に到着です。
しかし、ここも倒木と流木で埋め尽くされていて、合流地点の流れを確認できない。
堆積している流木の上を歩き、対岸へ。
下流方面を見てみると、そこにはきれいな流れがあるけど、両岸は岩っぽくて、それなりの注意を要しそうで、自分の技量だと不安たっぷり。
少し下ってみるつもりだったけど、疲れもあるし、今回は自重。

ここからは登りに転じ、右俣を辿って行きます。
こちらは地形図にルートが記載されており、少ないながらも歩く人はいるはずで、レコも存在しています。
記憶がはっきりとしないけど、序盤は倒木は少なめだったはず。
ふと前方を見ると、優美な滑滝があり、思わず声が漏れてしまう。
残念ながらの曇り空なのに加え、倒木があったりして、あまり写真映えしてくれないかなという感じだけど、実際に見る風景は心動かされるものがあり、苦労して歩いて来て良かったかなと思わせてくれます。
その先にエスケープする場合に利用しようと思っていた尾根があり、目印もある。
迷ったものの、そちらには進まず、そのまま鴎谷を辿ります。
いくつかの小滝を見つつ登って行くと、沢全体が倒木や流木で完全に埋まってしまっている区間があり、暗い気分になってしまう。
そこも含め、多少の苦労をしながら登って行くと、傾斜が増し、小滝が多くなる。
谷ルートが苦手なので、目の前の対処に追われ、余裕がない。
しかし、ふと疑問に思う。
この谷はこんなに急な傾斜ではないはず。
タブレットで確認してみると、ルートを間違えており、市境の支谷へ進んでしまっている。
少し考えた後、戻って正しいルートを進むのは億劫なので、このまま進む事に。
何とか無事に登り終え、赤線を見直すと最後は微妙な進み方になっているものの、唐櫃越のルートに合流。
ここで使い捨ての手袋を紛失しているのに気付き、呪いの言葉が漏れてしまう。
疲れているし、時間も遅くなっており、探しに戻るのは止めておきます。
申し訳ないです。

本来なら、沓掛山山頂の近くに登り着いているはずなのだけど、ルートを間違えているせいで、余分に歩かなくてはならず、疲れているのもあり、やたらと遠く感じる。
マウンテンバイクの団体さんなどを含め、何人かの人を見つつ歩き、やっとの事で沓掛山山頂に到着し、軽くエネルギー補給。
すぐにマウンテンバイク姿の人がやって来られたり、同じ人かもしれないけど、この後の下山中にも同様の人が下って行ったり。
以前にも山頂付近でマウンテンバイクの団体さんを見たような記憶があり、そっち系の人に人気のルートなのかも知れませんね。
疲れている体を励ましながら唐櫃越を進んで行きます。
途中の展望所では写真撮影する程度にしておき、先へ。
丁塚を経ると、その先は惰性で歩く感じとなり、墓地を過ぎると、程なくして住宅地へ。
スマホを見ながら自転車に乗っている人がおり、「恥ずかしい生き方だなぁ」などと思ってしまうけど、山行の度に色々と落とし物をしてしまう身でもあり、あまり他人の事をとやかく言う資格はなさそう?
上桂駅に到着し、今回もゴールです。

という訳で、久しぶりに訪れた鴎谷の上流部。
前回よりも長めの区間を歩き、それなりに大変で、もう当分は歩くのは勘弁かなと当日には思っていたのだけど、改めてレコを書きつつ振り返ってみると、何だかんだで楽しかったかな。
水量が多めの時にあの滝を見てみたいし、見つからないだろうけど、落とし物を回収しに行くべきだとも思う。
まあ、水量が多めの時には僕の技量だと少し危険かもしれないけど。
P407から沓掛山へのルートも好印象だったし、一帯には西芳寺谷林道とを結ぶルートがいくつか存在しているようでもあり、色々と探索し甲斐がありそうな。
今回は左足のアキレス腱付近の痛みは最後の下山の際に少し気になった程度だったのだけど、帰宅後に確認してみると腫れは増しており、やはり良くなさそう。

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この記録に関連する登山ルート

ハイキング 京都・北摂 [日帰り]
京都西山5座(松尾山〜沓掛山)
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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