【木曽】男埵山(1343m)
![情報量の目安: A](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_A2.png)
- GPS
- 05:03
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 582m
- 下り
- 588m
コースタイム
- 山行
- 4:36
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 5:03
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
感想
本日一座目は、男埵山(おだるやま)。登るなら正統派(笑)「細野ルート」の予定でした。でも、雪で林道が閉ざされるこの時期です。「麓から入山したら、一日二座は難しいかも」という不安が勝ちました。
そんなわけで、高土幾山以来の馬籠峠発着。峠の茶屋あたりは雪が散り敷いた程度。こんな状態では、半端な雪とヤブに苦しめられるのが相場。覚悟を固めて入山。
バス停の裏手の階段を上ると、はっきりとした道型が小笹の中に続いています。小動物の足跡を追いかけながら進みます。道型は尾根を回り込みながら、登山口の前で下りにかかります。
そこから支尾根に取りつき、県境稜線となる主稜に立ちました。この先、トラロープの張られたやせ尾根が二か所。杣仕事で使ったのか、登山道脇にかけられたやかんが「お茶目」です。
そのやかんですが、彼(ちなみに性別は不明)は、普通の生活をしている時には、一度たりとも、カメラを向けられたことはなかったでしょう。ましてネットにアップされたこともなかったはず。お役御免になってから有名人になるなんて、やかんの人生も数奇なものですね(いらぬお世話!?)。
途中、三差路。ここは中央を選びますが、左の選択肢以外なら、どちらを取っても問題なさそう。
ようやく、陽の光が入り始めました。小屋跡の礎石を見たら、大ブナの下をくぐります。尾根が直角に曲ります。地形はアップダウンを繰り返して少々手強い。それより半端な雪の量に頭を垂れたササがわずらわしい。ヤブの処理に手を焼く(足を焼く?)。のろのろじわじわ山頂に迫ります。
そして「ため息よ、歓声に変われ!」の瞬間。ヤッター、山頂だ!展望は樹間を透かすのみ。なのに、じんとくるのは何故?山頂にあるのは、国土地理院の石標、赤銅色の山名プレート、モミの巨木、雪の林床、穏やかな陽光、そして梢から仰ぐ青空・・・それだけ。しかし、それで十分じゃないか。
倒木に腰掛けてコロッケパンを頬ばる。そして、お気に入りのピンクのサーモスを取り出す。ごくりとお茶を飲み干した。
そして下山タイム。最後の最後にフェンスの金網に動きを封じられ、動物園のクマさんのようにうろうろした挙句、ようやく石垣の間から這い出ることに成功。ヘタしたらフェンスの後ろで、観光客にエサをもらわねばならなくなる所だった。良かった^^;
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する