前穂高岳・涸沢岳・北穂高岳
- GPS
- 81:45
- 距離
- 49.6km
- 登り
- 5,806m
- 下り
- 5,796m
コースタイム
17:00涸沢ヒュッテ夕食−19:00就寝
5/4 “鼻±疎4:45−五・六のコル6:00−三・四のコル8:00−前穂岳頂上17:00−吊尾根最低鞍部18:30−涸沢キャンプサイト20:20
班 涸沢6:10−アズキ沢経由−8:30穂高岳山荘9:30−9:50涸沢岳10:00−10:20穂高岳山荘10:30−涸沢12:00
5/5 涸沢8:15−12:20北穂高岳−北穂高小屋13:30−14:45涸沢小屋−テント
5/6 涸沢5:40−9:00横尾−上高地11:00
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
3度目のGW涸沢キャンプ。でも今回は単独行動もあるのでドキドキしながら参加。
5月3日朝上高地に夜行バスで到着。すごい便利。
バスターミナルでゆっくり朝ごはんと準備をして出発、やはり高くて白い山はいいなと横尾山荘までは楽しく進む。こいのぼりの横尾大橋を渡り30分でアイゼンをつける。雪が固くて、重いザックを背負った身にはバランスを崩すのがこわい。それからだんだん歩みがにぶくなり、修行・苦行になってくる。なんでこんな苦しいことしているんだろうね。
苦しかった分涸沢ヒュッテにつくと「やったー」と声あげてしまいまわりの人に笑われる。いつもの場所にテントを設置。森かずさんがきれいに整地、kanaさんはTさん直伝のペグ固定。テントに荷物を置いて、二人は前穂高北尾根の偵察に、残った私は水作りに励む。3人揃ってヒュッテの豪華な夕食。19時前に就寝。
5月4日3時前に起床。ポットのお湯を沸かし、アルファ米にそそぎ、次はレトルトを温める。ビバークに備えシュラフカバーを持ってもらい、送り出す。私も準備をして出発、雪が固くてアイゼンが気持ちいい。しかしペースはあがらず次から次と追い越される、スノーボード背負った人にもおいてかれる。斜度がきつくなって人が歩いた後の方が安心できる。前を歩く人の踏み込んだ雪がころがってくる。声をかけられても逃げることができない。緊張しながら進むと、休憩中の人が水筒を落とす、自分も気をつけなければ、そんな時下山中の人が滑落、止まらない、滑落停止と心で声をかけるがどこまでも滑っていく。はるか下、傾斜がゆるくなったあたりでとまったようだ。雪だけだから怪我はしていないと思うけれど。「岳」の世界、でも現実なんだ。穂高岳山荘前にやっとつく。奥穂高岳への大きな岩壁を見る、既にたくさんの登山者、3年前よりは楽そう、登れた去年よりは、厳しそう。既に挑戦する気なし。山荘で休憩し、涸沢岳に登る。ガスって風も出てきた、せっかくの景色が見えないのが残念。ヘリポートが乾いて気持ちよさそうだったので、のんびり足をのばす。平な安全地帯。風でテントがとばされないか心配で涸沢におりる。下山もこわごわ。なんかうまくいかないな。
テントにつくころには雪がまってきた。そして午後は雨。明るいテントの中でのんびり昼寝。暗くなってきて、まだ戻らない二人が心配になってきてそわそわ、19時30分やっと吊尾根からヘッドライト4つ下りてきた。うれしくて会えたら抱きつこうかと考えながら待つ。実際は抱きつきはしなかった。
5月5日晴天朝から暑い、でも登るほどに気持ちが良くなる。昨日のまま下山でなくてよかった。楽しい楽しいと思いながら松濤のコルにつく。3回目だけど、松濤のコルとはっきり思ったのは今回がはじめて、平らが気持ちいい。そして北穂高岳頂上、槍までの竜の背のようなつらなり、2月にTさんkanaさんの歩いた蒲田富士、見飽きない景色が広がってました。北穂高山荘でゆっくり休憩したからか下山のころにはすっかり静かな北穂沢、シリセードで一気に滑り降りました。
5月6日5時40分なごりおしいし、これが最後かなと思いながら下りはじめる。「白い穂高を楽しむ」今回の目標達成。
いつもの生活に戻って1週間、来年のカレンダーを検討する自分がいる。
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