土蔵岳上原谷BC
- GPS
- 07:20
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 674m
- 下り
- 680m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
感想
雪が多いとされていた今シーズン。近場でも何とかなると思っていましたが最近急に気温の高い日が続き慌てて狙っていた湖北の山、中でも地味(失礼)な印象の土蔵岳上原谷に行ってきました。結果は上々、ナイスザラメを堪能できました。ただ、沢割れや急斜面にクラックも多く賞味期限ギリギリだったと思います。
八草トンネル岐阜県側の路肩に駐車、旧道(多分)を歩いて上原谷出合いへ。右岸につけられた林道を通って堰堤までは1時間弱。デブリもあるが問題なかった。
堰堤は2段あり右岸側より通過した。下段は楽に通過できる。といっても斜面下はすぐ擁壁、落ちて川なのでツボ足で登る。上段はさらに落差があり、壁も立っており、かつ一部割れていて乗越が必要。ここはロープを出したが30mロープでは短く中途半端のお手本みたいなシステムで通過した。ピッチを2回に分けて切ったがストックをザラメに埋めて構築した支点なんて気休め以外の意味がないような気がした。
後続の単独スキーヤーは僕らのモタモタを見て西尾根の派生尾根から登ることにしたようだ。
まあ何とか通過したら次は二股に分かれた沢の渡渉。見た目より取付きやすい場所があってよかった。二股中央尾根に取りつく。地形図では分かりにくい細かい沢状が多く、予定していたコースより右側に押しやられる。でも広い台地を歩けたのはよかった。オープンなバーンもあって帰りも同ルートを選択した。
上部は左又が埋まって山頂西側尾根に乗り上げられると踏んでコース設定していたがかなり上の方まで沢は大きく切り込んでいて横断は困難そう(できなくはないが)。このため、台地より山頂に向かって直登する。最初はいいがだんだん傾斜がきつくなってきて足元が崩れやすいザラメと相まってかなり苦労する。たまらず最後の標高差100m位は板を脱いだ。踏み抜きもあってストックを束ねて四つん這いで這い上がる。気が付くと全員がシートラになっていた。
何とか頂上直下の平坦地へ。左から巻いて山頂に立つ。琵琶湖が良く見える。北は夜叉が岳などが見える。東の奥は遠く御嶽だろうか?僕は山座同定が苦手であーだこーだ話しているのを聞いていた。滑走準備をしていると大ダワ方面より団体さん到着。周回縦走されるそうです。滑る所を見せてくれと言われるが下手なので見られたくないなーと思いながら一段降りる。
さて_お楽しみの滑走。頂上直下の急登尾根は木が密なのでスキーヤーズレフトの沢を下る。ザラメのスラフがザラーと落ちていい気はしない。数ターンしてトラバースして右の尾根に逃げる。さらに尾根をトラバースして小さな沢状をまたいで登ってきたルートに復帰。横滑りとキックターンで高度を落とし、台地手前のオープンバーンへ。ここは気持ちよかった。滑り降りて大休止。日差しが暖かく気持ちい。
台地、といっても沢状地形の底の平坦地で多分夏は湿原なんでしょう、はところどころ大穴が開いている。滑走は注意しないと、、と思いながら調子に乗ってしまう。
あっという間に堰堤上部、ここでデポしておいたロープと渡渉グッズを回収、再度渡渉堰堤上へ。渡渉時にH氏がひっくり返ってズボンを濡らしてしまう。暖かい日でよかった。ロープを出して堰堤を通過し、林道へ。時間はもう15:00過ぎ。雪面は固くなってきた。注意しながら林道を滑って下山。
ということで、標高差700m、ずいぶんゆっくりもしたが7時間かかりました。堰堤通過、渡渉、シートラツボ足といろいろな要素がコンパクトに詰まっていて面白かったです。何とか湖北の山を滑れてよかった。
Hさん、Yさんお疲れさまでした。またよろしくお願いします。
神戸山スキークラブでは一緒に楽しめる仲間を募集しています。雪が無い期間には登山や沢登り、サイクリングなどオールラウンドな活動を行っています。「まず安全、仲間と楽しく」興味のある方は →
http://kobeyamaski.sakura.ne.jp/kainosyoukai.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する