鳥海山 スノーブリッジ再び
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- GPS
- 06:00
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,180m
- 下り
- 1,170m
コースタイム
10:54 2000m
11:26 七高山
12:21 新山
13:15 外輪
13:50 七高山より下山
14:43 祓川ヒュッテ
天候 | 晴れ、山頂は風強い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○祓川登山口より山頂までは全面雪が積もっています。 雪面に所々小さな亀裂が入っていて今後拡がる事を考えると注意が必要です。 ○七高山から新山までは夏道を通ることが出来るようになってきました。 ただしまだ雪に覆われていますのでアイゼンは必要。通行は慎重に。 ○登山ポストは、祓川ヒュッテにあります。 下山時も用紙に記入する必要があるので忘れずに。 |
写真
感想
前回、山頂での撮影に失敗して再び登ることにした鳥海山。
早く行きたかったが天気で延びてしまった。
今回は鳥海山への道路も開通したので時間的にも余裕がある。
目的は山頂付近でのんびりして写真もちゃんと撮ること。
祓川ヒュッテに向かい車を走らせていると鳥海山が姿を現す。
近くまで来て大きく見えるようになってから車から降りて写真を撮る。
いつもならそのまま走っているところだが今日はのんびりだ。
移動しては写真、また移動して写真。しばらく眺める。
とやっていたら登山口に着いたのが予定よりも30分も遅くなった・・・。
準備をして出発。
今日はまっすぐは登らない。
途中で少しコースを外れて北壁を見にいくことにする。
移動途中で眺めているときに気になったから。
地図で見ると断崖で遮られ大きくまわらないと下からは眺められない。
そこで途中からだけど断崖から眺めようと思った。
天気のおかげで景色を眺めながらの気分のいい登りとなった。
昨年歩いたコースと少し違うルートで登っていく。
七ツ釜避難小屋をすぎてから西側にルートをとる。
しばらく行くと崖にでた。
そこから北壁を眺める。すごい傾斜だ。
登るにはかなりの体力と技術が必要な気がする。
北壁の斜面に立ってみたくなったが連絡通路のようなものはなく、
しばらく眺めた後、七高山を目指して登る。
前回撮れなかった2000mの写真も撮り、登っていく。
七高山山頂は風が強かった。長居せずに新山へ向かう。
今回も可能ならスノーブリッジを渡るつもりだ。
七高山の横からも下りられそうな感じであったが、
前回の下り口を使うことにした。
スノーシューとストックをアイゼンとピッケルに交換する。
見ると下り口は氷のテラスがなくなり傾斜が多くなっている。
ただし傾斜は前回よりも緩くなっていて何かあっても大丈夫そうだ。
いざ下りていくと足元の雪が弱くながされてしまう。
ピッケルを氷の壁に振り下ろすも中が空洞のところが多く、
いざというときに体重を支えてくれるのか心配になった。
足元を踏み固めながら一歩一歩進んでいく。
これ以上雪解けが進むとこのルートは厳しくなりそうだ。
橋のたもとまで移動。スノーブリッジの途中から足跡がついている。
七高山の横から下りてきたもので途中から橋に合流している。
それは今日のではなさそうだ。本日は自分が初めてのようだ。
大きく息を吸い込んでからスノーブリッジを渡る。
まるで新山への登頂式。気持ちが自然に引き締まる。
一歩一歩雪を踏みしめ渡った。
山頂ではまず登頂の写真を撮った。前回はピンボケだったので
しっかりピントをあわせて撮影。上手くできたはずだったが・・・。
タイマーで自分撮り。その場で確認したところ前回よりもしっかり
撮れている。その後に風景の写真。かすみがかかっているが、
遠くまで見ることが出来た。山頂付近のピークからも撮影。
失敗してもいいようにたくさん撮る。
七高山はたくさん人がいるがこちらは貸しきり。
山スキーの人たちはあまりこちらに登ることには関心がないようだ。
前回は千蛇谷にスキーヤーがいたものの今日は誰もいない。
祓川という楽しめるコースがあれば皆そちらに行くだろうな。
山頂付近でしばらく写真を撮ってから山頂小屋へ。
屋根だけ見えてまだ雪の下。それでも神社と思われる所で
帰宅までの安全をお祈り。
外輪への戻りもスノーブリッジを使いたかったが渡ろうとしている
ひとがいたので夏道を行くことにした。
夏道の外輪からの下りにも山頂小屋にむけて小さなスノーブリッジの
ようなものが出来ている。この時期になると外輪からはこちらの
ルートのほうが安全だ。
やはり先ほど通ったスノーブリッジはルートも見た目の美しさも、
登山口までの道路が開通するまでの冬季限定なんだなと思う。
麓から登ってきた者だけが見ることの出来る美しい自然の造形なんだと。
前回その姿を見れてあらためて良かったと思う。
外輪に戻りお昼にする。風は強いがゆっくり食べれそうだ。
この時期になるとおにぎりもかたくならないから美味しく食べられる。
風下の山形側の景色を見ながらしばらく休憩をとった。
下山は真っ直ぐにヒュッテを目指しての下り。
気温も上がり汗をかきながらの下山。
この暑さで雪も下の方はぐしゃぐしゃに近い状態。
登りと違いあっという間にヒュッテに到着。
下山届けを提出して無事終了。
前回が背伸びをした山行だったこともあり、なんだか物足りない気も
したものの久々に時間に余裕を持った山登りだった。
景色にも恵まれ、写真も撮れたし、いい一日だったかな。
そしていつかは北壁にチャレンジしてみたいなぁと夢を見ながら帰路に
ついたのでありました。
コメント
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5月に入ったのに、まだスノーブリッジこんなにあるのですか
今年は雪が多いのですね。
最近は飯豊連峰を視野に入れてましたが、鳥海山もまだまだ雪量豊富で、しばらくは雪山登山が楽しめそうですね〜。
今回、Webberさんが歩かれた祓川からのコースは、まだ歩いた事がありませんので、飯豊が一段落付いたら行ってみたいものです。
今回は山頂写真、ばっちしですね
白い山に、青い海、そして肌色のUFOが映っていて、味のある山頂写真です(笑)
前回の借りを全て返しましたね^^)b。
それにしても流石に2000m級の山は雪が深いですね。
私は最近春の花や夏鳥ばかりを見ているので、季節はすっかり春から初夏の気分でした^^;。
Luskeさん、こんばんは。
スノーブリッジはまだありました。
4月がいつもの年より寒かったのが雪解けを遅らせた
ようです。
ただこの日から気温が高くなっていまして、外輪から
直接降りるのは厳しくなってくると思います。
夏道で一度谷に下りてしまえば楽に行けるはずです。
飯豊連峰のレコ期待しています。
アルプスに続いて難易度の高いコースになるのでしょうか?
祓川コースは今の時期しか歩いたことがなく、今後どんな変化をするかわかりませんが、まだまだ雪はありそうです。
山頂写真、前回に比べると上達しましたよね?
ピッケルにピントを合わせること、風でぶれないようにすることに意識がいってしまいUFOの存在に気がつきませんでした。
結果、味のある写真と評価もいただきよかったかな
httさん、こんばんは。
写真とのんびりと、前回やれなかったことが出来ました。
ただ写真がへたくそなのでhttさんに教えてもらわねばと思っています。
まだ2000mクラスは雪の中で草花が見られるのももう少し先ですが、気温が高くなった時などは避暑として利用するのもこれからの時期はいいかもしれません。
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