またやってもーた:コースアウト第3回奥多摩トレイル(青梅〜東日原)
- GPS
- 09:41
- 距離
- 36.7km
- 登り
- 2,985m
- 下り
- 2,579m
コースタイム
- 山行
- 9:02
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 9:35
制限時間10時間。
青梅永山公園7:34(スタート)
高源寺9:01
岩茸石山10:04
黒山11:18
(ここからコースアウト1時間15分彷徨う)
棒の嶺12:50
日向沢の峰14:55
蕎麦粒山15:17
一杯水避難小屋15:56
東日原17:00(ゴール)
天候 | 曇り後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
自宅発5:15 青梅鉄道公園駐車場着6:15 (復路) 東日原臨時バス17:22(実際には少し早めに出発) 奥多摩JR青梅線17:40 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★青梅永山公園→高源寺★ 前半は気持ちの良い幅広ハイキングコース。傾斜も緩くそこそこ走れるが後半雷電山からの下りは所々ロープのついた急坂。この箇所で渋滞が発生する。高源寺でのCPは簡易トイレ(ペーパーは切れていた)1基有り。補給はペットの水とバナナ、オレンジ。 ★高源寺→棒の嶺★ 岩茸石山の山頂前後は急坂。ここから翌日開催のトレイルレースの黄色いマーキングが頻繁に出てくるので惑わされないように。いくつかの小ピークを超えるがそれほど急ではないので体はきつくない。 ★棒の嶺→日向沢の峰★ この区間が核心部。いくつものピークを超えるので消耗する。前の区間より急峻なので心が折れる。とりわけ日向沢の峰手前の急登はこたえる。 ★日向沢の峰→一杯水避難小屋★ 蕎麦粒山の手前の防火帯の急登がつらい、蕎麦粒から先は平坦。道幅も広いのでそこそこ走れる。一杯水は雨だったので水量豊富。季節によっては枯れることあるかも。スタッフが待機して杓で水を補給してくれた。 ★一杯水避難小屋→東日原★ 落ち葉でふかふか、気持ち良いトレイル。幅もそこそこで走れる。トラバースで切れ落ちたところ以外は安全。1本道で迷う心配も無い。 |
写真
感想
★あ〜またやってしまったコースアウト。とほほの記録です。そう、スタート前は久々のトレイルだから飛ばすぞーと気合いはバンバン入ってました。それとは裏腹にコンディションは今一つ。睡眠不足、トレーニング不足、体重オーバー。何一つポジィティブな要素がないままスタートです。
★棒の嶺なめてました。しょせん奥多摩のハイキングコースだろうと。その手前に罠が潜んでいるとは夢にも思わず。普段は2万5千分の1で等高線確認します。でも歳とって老眼が入ると細かい線を見るのが億劫になり、ついつい山レコの過去の記録だけ見てまあそんなもんかと自分を納得させて準備をしなくなるのです。
★装備も失敗でした。海外の自宅にハイドレーション忘れてきました。買えばいいーじゃん、その通りです。でもただでも山道具やサッカー道具でモノがあふれている自宅、モノ増やしたくないです。で、息子のサッカーの給水ボトルで参戦です。飲みづらい。
★最初はそれほど傾斜もなく、そこそこのスピードで走ります。雷電山からの下りでは渋滞して救われました。あのままのペースでスイスイ行ったらたぶん半分でリタイアだったと思います。
★CP1は高源寺。水場はここと一杯水だけです。気温も高くないし、消費した分詰めれば良いか。でも水担当のオバちゃんボトルもって行っていいよ、と言ってくれるし、どうしよう。今日は軽量化だ、余分なものはいっさい持たないぞ、とそのままスタート。その後コースアウトして水がピンチになるなどだれが想像したでしょう。
★高水山と岩茸石山は通ったことある道。余裕です。岩茸石山手前の急登もスイスイ。今日は15:10のバスで帰れるかな、なんて余裕かましていたのもここまででした。山頂から黄色いコースマーカーに導かれ、黒山へ。ところがこの後、お決まりの痙攣が左内転筋に発生。いつものことだと軽くストレッチしてスタート。ところが今日は様子が違う。すぐに大腿四頭筋が固くなり、うわあ足が一歩も出ない。これはまずいと太もも前面をストレッチするが、すると今度は裏が攣る。その度に止まり伸ばしの繰り返しを5、6回。なんとか黒山にたどり着いた。
★ところがこの後最大のミス、コースアウトを起こしてしまう。本来左へ行くところを何の疑いもなく右に行ってしまった。視野狭窄。普段なら絶対間違えようない山頂標識。少し下った所にあった翌日開催の別のレースのマーキングに誘い込まれ、そのまま進んでしまった。黒山山頂から600m下ったところで一度地図を確認したが、コンパスを使用しなかったため自分が間違った方向へ向かっていることに気づかずに間違ったコースを気持ち良く爆走した。(ルート図見て笑って下さい。こんだけ行くか?)
★何かがおかしいと思い始めたのが黒山から30分余り下ったところ。ふと我に帰った。これだけ誰にも会わないはずがない。GPSで確認した。「あ〜やってもうた。コースはずれている。」気を取り直し時間を確認、次の関門まで間に合うか?携帯で本部を呼ぶが圏外。そこからは意外と冷静になれた。ともかく正規のコースに復帰するのが先決。痙攣など関係なく、攣ったまま、走る走る。合計1時間10分ロスして黒山に戻った。当然誰もいない。もう泣きそうだ。本部に電話して棒の嶺の関門を13:00と確認。既に12:30過ぎているので、ギリギリだ。
★なんとか関門時間以内に棒の嶺のCPに到着。スタッフの方が「心配していたけど良く戻ってこれたね、あと一人行方不明なんだよね。」と言ってくれた。行方不明だったんだ俺!次の関門の日向沢の峰は15:00。コースタイムでは3時間なので、6割のペースで間に合う。一人一人先行者を拾っていく。皆つらそうだ。2、3人か抜いた後、休憩中の4人組に遭遇。次のCPまでまだ遠いですかね、と聞かれた。8割がた来ているので、距離はそれほどないと思いますと答えた。確かにそうだったが、最後の登りはうんざりする急登だった。この辺りで雨が強くなるが、体温が高いままだったので雨具は着ずに先を急ぐ。
★日向沢の峰に到着。クローズ10分前。次の関門一杯水避難小屋まで1時間しかない。コースタイム2時間なので走らないときついか。蕎麦粒山手前は防火帯の急登。足は痙攣したまま、強引に登った。しばらく行くと見覚えのある蕎麦粒山頂の岩が雨に煙って見えた。時間を確認するとなんとかぎりぎり関門に間に合いそうだ。素直にうれしかった。土砂降りの雨の中を走る。平坦な道なのでスピードは出るがなかなか着かない。途中で女性一人を抜く。雨ガッパでランニングシューズ。疲労困憊の様子。時間が迫るので最後はダッシュ。一杯水が見えた。スタッフの方が杓で水を飲ませてくれた。実はボトルに水はほとんど残っていなかった。ここまで残り時間を計算しながら1口づつ水を飲んでいた。天の助け、思わずおかわりしてしまった。一杯水のCPには手元の時計で、10秒過ぎていたが、腕時計が進んでいたのでなんとか間に合ったようだ。
★ゴールまでは雨のよこすず尾根をクールダウンだとばかりジョグでゆっくり下った。レコにどんなこと書こうかななんて余計なことを考えていたら、躓いて派手に転倒、前方に1回転してしまった。谷側がスッパリ切れたトラーバースの所でなくて良かった。最後まで気は抜けない。しっかり雨具を着て、最後は飛ばす。順位もタイムもどうでも良いのだが、バスを逃すと大変。9時間30分位でゴール。なんとも締まりのないレースだった。
【本日の反省】
黒山での思い込みが最大の反省。分岐(含む山頂)では必ず地図確認。何かおかしいと思ったら、その場で納得するまで確認、特にコンパスで進行方向の確認は必須。水は途中で多いと思えば捨てることもできるので補給できるところでは余裕を持っていれるべし。(たとえレースでも)厳しいコースや積雪期でなくて良かった。前回甲武信ヶ岳に登ったときは、登山口で間違えた。懲りずにまたやるとは、、、でもやっぱり、やるときはやらかしてしまう。でも時々脱線する、だから楽しいのだろうな。
トレイルランニングレース#4
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