鐘ヶ嶽〜不動尻
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 914m
- 下り
- 901m
コースタイム
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鐘ヶ嶽北尾根ルート〜谷太郎林道合流までの区間はVRです。急な下り、RF、渡渉などあります。地図、コンパスが必要です。自己責任で。 鐘ヶ嶽北尾根の途中から谷太郎林道へ降りるまでの間で石切り場跡探しをしておりウロウロしています。東丹沢詳細地図では場所が分からず。鳥屋待沢・権現橋の東へ延びる破線が北尾根ルートと交差する手前のピーク西側にありました。もしかしたらほかにもあるのかも知れません。 地図は手動です。正確性に欠けます。要注意。 |
その他周辺情報 | 広沢寺温泉方面より直進すると県道64号と合流するところにセブンイレブンあり。 |
写真
感想
今回は鐘ヶ嶽参道をコースに選択。ついでに前から気になっていたカーブする尾根、鐘ヶ嶽北尾根を歩きたい。時間に余裕があったら宝尾根も登りたいなど、とかく詰め込もうと思ったのだが、朝早々に一仕事。時間がだいぶ遅れてスタートとなりました。
到着してみると広沢寺温泉駐車場はまさかの満車状態。スペースを探していると一台出て行ったのでそこに入れる。おかげで待ち時間ほぼゼロで出発。幸先良し。
鐘ヶ嶽参道はハイキングコースになっており、今日はゆっくりと静かにハイキングを楽しむ。石の彫刻というか鳥居や石仏が見事。神仏習合の雰囲気を今に残す。そしてそれらが江戸時代から今に残っているところに惹かれる。
今回いろいろ初めて知ったのだが、高遠石工(信州)が出稼ぎに来て腕を振るっていたらしい(その後定住されたとか)。煤ケ谷から日向までに採れる七沢石(日向石)は加工がしやすいらしく、それらの道標に彫られたものを見ながら歩いていると、八王子や藤沢、鎌倉あたりの村名あり。ある程度、広範に講が広まっていたようで、公というより民間に支えられた信仰の山といった風情あり。wikiの大山道を見ると、八王子・府中方面から下ってくる道だと小野村を通るらしくその流れなのかしらん。
山頂付近にある浅間神社にお参り。遠く千葉県市川市の篤志家の像あり。明治の兵隊さんらしき石像あり。めづらしや。
神社横を上がるとすぐに山頂に到着。ここで北尾根に入ろうとすると「そっちに道ないよ」と教えてくれる高齢夫婦あり。いや、その道なき道を…と説明するのもあれなので、少し離れたところでゲーター装着。人がいなくなったところで北尾根へ。
入り口あたりはわかりづらく、しばらく歩くと踏み跡明瞭になっていく。するとやや急な斜面を降りるので注意は必要です。そこを抜ければそれなりの登山道といった感じの尾根道だった。以前はよく手が入っていて、それがなんらかの理由でしなくなった雰囲気が漂う。ただテープ類は多数にあり目的もそれぞれらしく、テープがあるからと安心していると支尾根に引き込まれるので地図読みは必要と思われます。
福神山を抜けた先で昼食、東丹沢詳細図にある石切場跡を探しているうちにルートミス。というか地図の示しているところに見つからず、交差する破線の東側へ入り込んだ模様。どうも違うなと思い戻りかけるとハイカーさんに遭遇。あいさつをすると自分が歩いているのを見てついてきてしまったとか。申し訳ない。
地図で確認すると来るときにバリの途中で石切り場を見た、とのことなので場所を聞くと案内していただけることに。ありがたし。北尾根から伸びる道に戻って、登り返しを西へ少し行った先に、高さ10mくらいの石切り場跡に到着。これは見つけられないなという場所にありました。ありがとうございました。感謝です。
ここでハイカーさんとお別れ。自分は下に降りていく。はじめはずりむけた斜面歩きだったのだが、途中から整備された跡が残る登山道に。そこからはほぼ快適。そして宝の山と瓜二つの石碑あり。ある時期まで別所あたりから三峰山へ行くルートだったのかなと想像。それより以前は、上の石切り場と関係があるのかも。2段堰堤そばに出て渡渉すれば宝尾根取りつき付近へ。
時間も押しているのでそちらはあきらめて不動尻へ寄り道。せっかくなのでミツマタの開花状況を確認しに行く。先週よりも気色が濃くなった印象。もう少し時間があるのでハナネコノメもついでに探索。ヤマレコの先輩方のように見つけられるかな、そう都合よく見つからないだろうと思いきや、それほど遠くへ行かずに発見。小さいのだろうとは思っていたが、もう少し大きいのかと思っていたのでびっくり。まあ小さい。沢沿いの緑の苔に映える白、白に映える赤。目の覚める色彩。可愛らしい。教えていただきありがとうございます。
踏まないように注意して移動。
沢のどこかでウグイスは鳴きはじめ。こっそり稽古中。山に耳あり聴かれてますぞ、とは思っても、こちらもなんか変なやつが変な恰好で長居してるなと思われたのかもしれない。たっぷり30分間、人に遭遇せずに楽しませてもらいました。
あとは二の足林道を下るのみ。途中山里の農家さんの家の脇で強烈な獣臭あり。なんだ?と思いあたりを見回すと敷地内をうろつくタヌキあり。カメラで撮影はしたもののよく見るとかなりの皮膚病を患っている模様。気の毒なのでアップなし。間もなく広沢寺温泉駐車場に到着。予定とは違ったコースになったが、収穫多い山行となりました。
明るいうちに下山できて山の神様仏さまに感謝です。
ね
山あいの 石工彫る音や 落ち椿
白ましろ 凛と赤き ハナネコノメ
白ましろ 凛とあかし ハナネコノメ (3月12日追加)
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