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Yamareco

記録ID: 2995290
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
近畿

オトチの洞穴と残雪の己高山北尾根を周回

2021年03月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:47
距離
11.3km
登り
853m
下り
854m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:12
休憩
0:36
合計
6:48
9:13
90
スタート地点
10:43
10:52
88
12:20
12:24
74
ca920ピーク
13:38
13:56
27
14:23
16
14:50
14:52
7
14:59
15:00
26
15:26
5
15:31
27
15:58
15:59
2
16:01
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
己高庵の奥に登山者用駐車場あり
コース状況/
危険箇所等
■金糞岳西尾根の標高800m以上から1mの残雪、尾根には古道がある。
■己高山北尾根〜己高山は雪切れあり、半分の区間で残雪50〜100cm。道はなく灌木が煩いが冬枯れの時期なら見通しが効く。
■鶏足寺跡前後は残雪が多い、トラバース区間は要注意。倒木が多い。
その他周辺情報 ・己高庵は休業中 ・北近江の湯
己高庵から先の突き当りに登山口、「オトチ岩窟尾根コース」とある。
2021年03月14日 09:13撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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3/14 9:13
己高庵から先の突き当りに登山口、「オトチ岩窟尾根コース」とある。
自然林の緩やかな尾根はクヌギが多い
2021年03月14日 09:26撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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3/14 9:26
自然林の緩やかな尾根はクヌギが多い
コナラも
2021年03月14日 09:27撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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コナラも
堀割れの古道
2021年03月14日 09:28撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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3/14 9:28
堀割れの古道
最初の鉄塔から、これから歩く己高山と北尾根が垣間見える
2021年03月14日 10:01撮影 by  DSC-HX60V, SONY
3/14 10:01
最初の鉄塔から、これから歩く己高山と北尾根が垣間見える
赤スプレーのマーキングがオトチの洞穴まで続いていた。
2021年03月14日 10:16撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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3/14 10:16
赤スプレーのマーキングがオトチの洞穴まで続いていた。
コナラ等の自然林で気持ち良い尾根道
2021年03月14日 10:28撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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3/14 10:28
コナラ等の自然林で気持ち良い尾根道
△522.6峰、四等三角点
2021年03月14日 10:32撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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△522.6峰、四等三角点
石田三成の隠れ洞、オトチの洞穴に立ち寄る。オトチ→オロチ(大蛇)
2021年03月14日 10:45撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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3/14 10:45
石田三成の隠れ洞、オトチの洞穴に立ち寄る。オトチ→オロチ(大蛇)
入口は人が立って入れる大きさ
2021年03月14日 10:47撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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入口は人が立って入れる大きさ
梯子二段が設置されている
2021年03月14日 10:48撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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3/14 10:48
梯子二段が設置されている
かなり深い。何か潜んで居そうなのでここで止めておく。
2021年03月14日 10:48撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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3/14 10:48
かなり深い。何か潜んで居そうなのでここで止めておく。
更に東進、古道の名残
2021年03月14日 11:01撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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3/14 11:01
更に東進、古道の名残
倒木も多い
2021年03月14日 11:20撮影 by  DSC-HX60V, SONY
3/14 11:20
倒木も多い
堀割れ道に残雪が現れる Ca730m
2021年03月14日 11:25撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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堀割れ道に残雪が現れる Ca730m
踏み抜くのでワカンを履く Ca830m
2021年03月14日 11:46撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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3/14 11:46
踏み抜くのでワカンを履く Ca830m
・880
2021年03月14日 12:05撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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・880
ツリーホールを避けて歩く。
2021年03月14日 12:16撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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ツリーホールを避けて歩く。
横山岳と下谷山が垣間見える。Ca920にて
2021年03月14日 12:20撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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横山岳と下谷山が垣間見える。Ca920にて
Ca920ピークから金糞岳に続く尾根
2021年03月14日 12:24撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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Ca920ピークから金糞岳に続く尾根
金糞岳西尾根
2021年03月14日 12:25撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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金糞岳西尾根
右に90度折れ南下、己高山北尾根に入る。かなり藪っぽい
2021年03月14日 12:29撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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右に90度折れ南下、己高山北尾根に入る。かなり藪っぽい
15分で雪切れしたのでワカンを脱ぐ
2021年03月14日 12:45撮影 by  DSC-HX60V, SONY
3/14 12:45
15分で雪切れしたのでワカンを脱ぐ
中間点P887で再びワカンを履く
2021年03月14日 13:02撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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中間点P887で再びワカンを履く
ミズナラの変形木、龍のようだ。
2021年03月14日 13:06撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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ミズナラの変形木、龍のようだ。
己高山北のCa880ピークは好展望地。
2021年03月14日 13:20撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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己高山北のCa880ピークは好展望地。
金糞岳は真っ白、左は白倉岳だろうか。
2021年03月14日 13:20撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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金糞岳は真っ白、左は白倉岳だろうか。
金糞の花房尾根、中央は奥山
2021年03月14日 13:21撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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金糞の花房尾根、中央は奥山
前方の影が山頂かな?
2021年03月14日 13:33撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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前方の影が山頂かな?
東斜面のブナ
2021年03月14日 13:37撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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東斜面のブナ
己高山に到着
2021年03月14日 13:38撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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己高山に到着
ブナ林が広がる。今日の数人分のトレースがあった。
2021年03月14日 13:39撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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ブナ林が広がる。今日の数人分のトレースがあった。
伊吹山を望む
2021年03月14日 13:39撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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伊吹山を望む
山頂の標柱 △922.6。カップ麺をすすって下山の途に就く
2021年03月14日 13:41撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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山頂の標柱 △922.6。カップ麺をすすって下山の途に就く
鶏足寺跡へ、尾根道は雪切れでワカンを脱ぐ。
2021年03月14日 14:00撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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鶏足寺跡へ、尾根道は雪切れでワカンを脱ぐ。
トラバース道には残雪が多い、ツボ足で慎重に通過する。
2021年03月14日 14:18撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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トラバース道には残雪が多い、ツボ足で慎重に通過する。
鶏足寺跡
2021年03月14日 14:23撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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鶏足寺跡
看板は傾いている
2021年03月14日 14:23撮影 by  DSC-HX60V, SONY
3/14 14:23
看板は傾いている
春ウララの尾根道
2021年03月14日 14:37撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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春ウララの尾根道
山本山、竹生島、武奈ヶ岳 牛止め展望所にて
2021年03月14日 14:46撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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山本山、竹生島、武奈ヶ岳 牛止め展望所にて
北には妙理山(右)、中央の奥に西方ヶ岳、鉄塔にて
2021年03月14日 14:55撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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3/14 14:55
北には妙理山(右)、中央の奥に西方ヶ岳、鉄塔にて
春の陽射しに照らされた六地蔵
2021年03月14日 15:01撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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春の陽射しに照らされた六地蔵
己高山登山口に下山
2021年03月14日 15:30撮影 by  DSC-HX60V, SONY
3/14 15:30
己高山登山口に下山
行者が身を清めた打たれ滝「居張瀧」
2021年03月14日 15:40撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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3/14 15:40
行者が身を清めた打たれ滝「居張瀧」
雪どけ水が流れる谷川
2021年03月14日 15:48撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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雪どけ水が流れる谷川
麓には梅の花
2021年03月14日 16:00撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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3/14 16:00
麓には梅の花
撮影機器:

感想

己高山には5年前の紅葉の時期に訪れたことがある。鶏足寺の人出は尋常ではなかった。私の若い頃は名前すら知らない寺院だったのに、近年は凄い賑わいだ。しかし昨年はコロナの影響で紅葉祭りは実施されていない。己高庵も休業したままとなっている。以来、己高山から北に続く尾根が気になっていた。オトチの洞穴も訪れたことがなかったので、残雪期の今回に周回することにした。

ひっそりとした己高庵を通りすぎ登山口の駐車場に車を停める。オトチの岩窟見学尾根コースの道標がある。準備していると高齢の男性が山から下りて来られた。寒いので引き返して来たと言われる。山菜採りのようだった。己高山まで行くと告げると「元気やな、もう眠りから覚める頃やからきーつけや、雪の下には穴もあるで」と言われる。金居原の方で山慣れているようだった。

尾根道は巡視路と重なっているようで、クヌギやコナラの自然林が続き綺麗に整備されていた。時々左右の斜面に杉の植林が現れる。二本の鉄塔を過ぎ、三角点522.6を越えるとオトチの洞穴の案内看板がある。右にトラバースしていくと大きな岩窟が現れる。二段の梯子が穴の下の方まで下がっている。底は暗くて伺い知れない。石田三成が村人に案内されて隠れ籠ったと言われる洞穴は予想以上の深さで驚く。

更に標高を上げると古道は浸食されて深く抉られている。残雪が道を塞ぎ踏み抜いて歩きにくい。Ca800を越えると一面が雪に覆われている。堪らずワカンを履く。やがて広い台地状のピークCa920に登り上げる。北には樹間から横山岳や下谷山、白く冠雪した左千方が頭を出している。正面に金糞岳が見えたら右へ90度転向して己高山の北尾根に入る。灌木の藪が行く手を遮るが我慢して下って行くと藪は薄くなる。雪もなくなってワカンを脱ぐ。西側は植林が多い。

杉の植林と自然林が交互に現れ、中間点のP887ピークからは雪が繋がるので再びワカンを履く。己高山手前のCa880ピークでは東側が開け、真っ白な金糞岳と花房尾根が一望できる好展望地となっている。ここで空腹を紛らわすためにゼリー飲料を飲む。己高山までもうひと踏ん張り、山頂表示を見つけてホッとする。時刻は13:38、先ほどまで人がいたようだ。周りには数人分の真新しいトレースがある。ここで遅いランチとした。

尾根を南下して石道寺へ下るコースを諦め鶏足寺跡へ下ることにする。下る尾根は雪切れしているのでワカンを脱ぐ。鶏足寺跡へのトラバースは案の定雪が残っている。ツボ足で慎重にトラバースして鶏足寺跡に辿り着く。しかし一面は残雪に覆われ、中世に発展した山岳宗教の伽藍群の趣が感じられない。無理せず尾根を下った方がよかったかなと後悔。明るい尾根道は春の陽射しでポカポカ陽気。琵琶湖の展望を楽しみながらやっとのことで登山口に下山する。

林道を歩いていると、夏場は枯れている居張滝がソーメン状になって落ちている。行者が身を清めてから入山したと言う、流れている様を見たのは初めてだ。己高山北尾根の藪に突入した時は撤退も考えたが周回出来て満足の山行となった。

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コメント

まだ、雪ありますか
こんばんは、
おとちの岩屋にいってこられましたか。
余呉や福井県境はまだまた雪あると思いますが、このあたりもまだ雪山なんですね。
もう少しの辛抱かな。
2021/3/17 20:57
Re: まだ、雪ありますか
前日にまとまった降雨があったのでかなり融けたようですが、標高700からは残雪が現れ、900を越えると一面に数十センチの積雪がありました。
標高が800でも、日当たりが悪い斜面には結構残ってる場合があります。
余呉の山深いところはもっとありますね。
週を追うごとに残雪ラインは上がって行きます。標高700以下ならもう大丈夫でしょう。
2021/3/18 6:08
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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