千畳敷カール 備忘録
- GPS
- 00:32
- 距離
- 459m
- 登り
- 26m
- 下り
- 25m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
本日は備忘録のため記載なし |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | ビーコン、ゾンデ、スコップはBC以外でも雪崩れる山ではしっかり持参する! |
感想
今回は山行では無くなってしまい、また雪崩事故現場の事なので、記録しない方が良いかな?とも迷いましたが、とても考えさせられる事も多かったし、幸いなことに巻き込まれた方が全員命に別状がなかったため、私自身の備忘録として記載することにします。
●雪崩発生の状況と装備
前々日まで高温、好天という長野県。昨日東京方面は大雨という状況で、おそらく山は雪か霙。硬くしまった凍結の雪斜面に降り積もった雪は容易に滑り台の上を落ちるかのように雪崩れていきます。表層雪崩が起きやすいだろうな、と言うところまでは予測できましたが問題は、悩んだ挙句装備を完璧にしなかったこと。ビーコン、ゾンデはBCの時には必ず携行してますが、雪山登山の時には相棒が持たないために、ま、いっか!という思いがありました。現場に行ってみて感じたのは、もし自分が救助者になる立場だった場合に、これらを装備していかなかったらとても後悔するだろうという事。次回から雪崩やすい山には必ず持参したいと思います!
●もしかしたら私たちが巻き込まれた可能性
今回、私たちはロープウェイ一番手からのスタートとなり、同じロープウェイで来た人以外はおそらく前日までに千畳敷カールに上がってきていた宿泊者だったのではと思われます。たまたま宿泊者がロープウェイ到着よりも早く先頭を切ってラッセルして行った結果、雪崩を誘発して巻き込まれたのですが、もし、宿泊者がいなかったら。。。
ロープウェイ一番乗り。足の速い相棒を先頭に私たちが同様に雪崩を誘発して一緒に流されていた可能性が高いと感じました。紙一重です。こういう日にはこう言う山を選ばないというリスク回避能力は大切だと感じました。
●二次災害加害者の可能性
一部のパーティーが、要救護者のツェルトの横を通り過ぎてデブリ横の深雪をラッセルして乗越目指して登って行ってしまいました。
その後に追従する方は流石にいませんでしたが、上の方にはまだ落ちていないクラックが複数見えますし、下にはヘリ待ちで待機している多くの登山者や、またそもそも動けない要救護者が横たわっています。万が一、上から2度目の雪崩をおこしてしまった場合は、登って行ってしまった彼らが流されるのはともかく、下の救護者の方々に致命傷を与える可能性が高いのでは無いかとヒヤヒヤしました。さすがに登るのはどうなのかな、、、と考えさせられる場面でした。
●ヤマレコからの登山届けの信用性アップ!
昼ごろだったか、地元の市外局番から携帯電話に着信がありました。出てみると、『haruboさんですか?こちら駒ヶ根警察署です』とのこと。一瞬、まさか千畳敷カールのニュースでも見て、早とちりした家族が警察にTELしたとか、そんな事じゃ無いよね?😅 と焦りましたが、警察が言うには『今、千畳敷カールで大規模な雪崩が発生しまして、登山届けを出しているひと全員に確認の電話をしています。今どのような状況ですか?どこにいますか?ご無事ですか?同行者はどうですか?』という、生存確認のTELでした。目撃情報では4名との事でしたが、本当に他に埋まっていないかどうか、県警はここまでしっかり確認してくれるんだな〜!と感心してしまいました。
また同時に、ヤマレコ経由でポチッとしている登山届けは、ちゃんと長野県警に届いていていざと言うときに有効なんだ!✨ という事が改めて確認できたのはすごく良かったです。ヤマレコを信用してない訳じゃ無かったけど、何となく紙ベースの登山届けを書いてない自分としては心に軽く引っかかっていたのですが、その小さな棘が取れた感じがしました 笑
以上、本日勉強になった事をまとめた備忘録でした。コメント欄は閉じさせていただきますm(_ _)m
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